自分専用の島をつくろう(詳細版)

オープン ・セカンドライフの醍醐味は、なんと言っても自分専用の島を無料でつくれること。さっそくはじめましょう。

0.必要な最小環境

最も簡単なはじめ方は、島を1つだけつくり、それを自分だけが楽しむという方法です。この場合、既にSecondLifeをしている方なら、つかっているPC1台だけではじめることができます。

 推奨OS:Windows

※MacとLinuxも対応していますが、monoというツールを介しているため、Windowsに比べ若干不安定です。

1.ダウンロード

以下のページの download というリンクをクリックして、opensim-bin.tgzというファイルをダウンロードしてください。

 http://ruth.petitbe.be/build/

2.インストール

-ファイルの解凍
ダウンロードしたファイルは、tgzという圧縮形式で圧縮されています。
この形式に対応した解凍ツールを使って中に入っているbinという名前のフォルダをとりだします。

 tgz形式対応の解凍ツール(フリーウェア) 
 7zip( 入手先: http://www.7-zip.org/ja/ )

-binフォルダの置き場所
基本的には、どこに置いても動作します。また、このフォルダ名もbin以外でもかまいません。ただし、パス名の中にスペースや全角文字などが含まれてないよう注意してください。

 良い例: e:\opensl\opensim\bin ○
 悪い例: c:\Program Files\セカンドライフ ×

3.初期設定ファイルの作成と起動

-OpenSimExport.exeを実行する
さきほど、インストールしたbinフォルダの中にOpenSimExport.exeという実行ファイルが入っています。これをダブルクリックし、設定を行います。 

-島に名前をつける
そのあと、これから作成する作成する島の名前(リージョン名)の入力待ちになりますので、好きな名前を入力してください。なお、何も入力せずに、リターンキーを押した場合は、デフォルトのOpenSim Testという名前になります。

 例:Bit OpenSim 

-島の位置を決める
次に以下のようにメッセージが表示され、島(リージョン)を世界地図(グリッド)上のどこに置くのか、x座標、y座標をそれぞれ入力します。
今回は、島を1つだけ動かしますので、何も入力せずにリターンキーを押してください。
この場合、島の位置はデフォルトの (1000,1000) になります。

 DEFAULT REGION CONFIG: Grid Location (X Axis) [1000]:リターン
 DEFAULT REGION CONFIG: Grid Location (Y Axis) [1000]:リターン

※他の人の島と接続を行う場合は、グリッドサーバという世界地図管理システムを介して行われます。
事前に島の位置が他の島とぶつからないようにするには、グリッドサーバの運営者から、空いている位置ををもらい、それを設定する必要があります。

-ネットワーク情報の設定
まず最初の入力は、外部からの接続の際に利用されているIPアドレス番号です。外部に公開しない場合は、そのままリターンキーを押し次に進めてください。

 DEFAULT REGION CONFIG: Internal IP Address for incoming UDP client connections [0.0.0.0]:リターン 

次の入力は、同じPCで複数の島を動かす場合にそれらを区別するための番号(ポート番号)です。今回は、島1つだけ動かしますので、これも何も考えずそのままリターンキーを押して進めてください。

 DEFAULT REGION CONFIG: Internal IP Port for incoming UDP client connections [9000]:リターン

※ちなみに、グリッド・サーバーの場合はポート番号は8002でしたが、島自体のポートは一般に9000が使用されます。また、同じPCで複数の島を動かす場合は、この番号を、9000,9001,9002・・・のようにそれぞれつけて識別できるようにしています。

次の設定は、誰かが、その島に接続するときに指定する接続先のホスト名です。ホスト名がわからない場合はIPアドレスを入力してもかまいません。ただし、今回は、誰にも公開せず、自分が自分に接続しますので、自分自身をあらわす特殊なローカル・アドレス番号(127.0.0.1)にします。
デフォルトが既に127.0.0.1になってますので、ここも、単純にリターンですすめてください。

 DEFAULT REGION CONFIG: External Host Name [127.0.0.1]:リターン 

-島の持ち主を決める
これが最後の設定です。島(リージョン)の管理者アカウントを設定します。今回は、他の人が動かしている島との接続を行うわけではないので、ここは好きな名前をつけてしまってかまいません。

 DEFAULT REGION CONFIG: First Name of Master Avatar  [Test]: bit
 DEFAULT REGION CONFIG: Last Name of Master Avatar [User]: zero
 DEFAULT REGION CONFIG: (Sandbox Mode Only)Password for Master Avatar account [test]: ********

※他の人の島と接続を行う場合は、グリッドサーバの運営者から、使用されていないアカウントをもらい、それを設定する必要があります。

-OpenSim起動
ここまで手順どおり入力がおわると、Regionsというフォルダに1000-1000.xmlというファイルが作成されているはずです。このファイルにこれまで行った設定情報が書き込まれています。

では、binフォルダのなかのOpenSim.exeをダブルクリックしてOpenSimを起動します。メッセージがずらずらと表示され、最後に、以下のようなメッセージが表示されてます。これで、島は起動した状態となりました。 

 [STARTUP] [12-09 10:01:30] Startup complete, serving 1 region(s)
 [12-09 10:01:30] Region# :
 [ASSETCACHE] [12-09 10:01:36] Adding temporary texture  [5af2d511f1c64bc5ab86f
082fb6a425e]: Added to cache.

※なお、この状態でhelpと入力すると、ここで使えるコマンド一覧が表示されます。例えば、新しくユーザーを追加する場合は''create user''などとします。

4.島を終了する

島を起動が正しく起動しているなら、ウィンドウが開かれて、入力待ち状態となっていると思いますので、その画面で 

 quit リターン

と入力し、ウィンドウを閉じてください。

5.自分の島接続専用のアイコンを作成する

以上までは、接続を受け付ける島側の設定を行いましたが、こんどは、接続を行う側であるビューアの設定を行います。

-オープン・セカンドライフ接続専用のアイコンを作成する
まずは、実行の本体ファイル(SecondLife.exe)をさがします。
通常、以下のような場所にあるはずです。

 C:\Program Files\SecondLife\SecondLife.exe

見つかったら、このSecondLife.exe右クリックして「ショートカットファイルの作成」を実行します。

 「SecondLife.exe へのショートカット」

という名前のファイルができるはずですので、このファイル名を「OpenSecondLife」等、わかりやすい名前に変更し、デスクトップ等、好きな場所においてください。
 
次にこのショートカットファイルを右クリックしプロパティ画面を開きます

リンク先という欄は

 "C:\Program Files\SecondLife\SecondLife.exe" 

のようなかんじになっていると思いますので、このあとに、つづけて

 -loginurihttp://127.0.0.1:9000

という文を付け加えます。これによって、初回起動時に設定した接続先の島のアドレス(127.0.0.1)とポート番号(9000)を指定しています。

次のようにリンク先の欄が編集できたことを確認したら、このプロパティ画面を閉じてください。 

7.オープン・セカンドライフ島に接続する

オープン・セカンドライフ島を起動し、その島に接続するためのビューア・アイコン「OpenSecondLife」をダブルクリックします。
アカウントは、島の初回起動の時に設定したアカウントを使ってログインします。
下のような画面になっていれば接続成功です!
最終更新:2007年12月31日 06:24
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