W-SIM
概要
impress の分解記事によると、Prolific のPL2303HX というチップが W-SIM のインタフェースに使われているらしい。これは、昔あった PL2303H の互換チップということなのかな。
ちなみに、DD(WS002IN) や IO-DATA の USB-WSIM 内蔵のチップは、PL2303X らしいので、ちょっと違う。(
小ネタ)
ドライバ
ubuntu デフォルト状態では、W-SIM は認識されていないよう。
分解記事 などを見ると、W-SIM のシリアルインターフェースには pl2303 を使用しているようなので、
USB-WSIM on Linux を参考にカーネルソースにパッチを当てて見たところ、モジュールがロードされるようになった。
$lsmod | grep pl2303
pl2303 22020 0
usbserial 35816 1 pl2303
usbcore 146156 8 uvcvideo,hci_usb,pl2303,usbserial,usbhid,ehci_hcd,uhci_hcd
メモ:単にベンダーIDとプロダクトIDを認識させるだけなら、modules.conf を書き換えれば行ける?
- 無事に /dev/ttyUSB0 が出来たのだが、minicom で叩いても無反応。何がおかしいのか?
- IO-DATA の USB-WSIM を上記のパッチで試したところ問題なく動作しているよう。こちらは、W-SIM の挿抜にも反応しているので、PL2303X と PL2303HX の違いか、何か別のハードがからんでいる?
- しかし PL2303 ドライバは、PL2303HX にもきちんと対応しているよう。
- ん?これ かな?
W-SIMもドライバそのものは入っていても起動そのものを専用ソフトで起こしてるらしく
それが動かないので現状どうにもならんのです。
つまり、W-SIM を起動するプロセスが別途必要なのかな。WSIM のオンオフをソフトウェア制御で出来るようにしてるのと関係あるのかも。ざっくり調べてみても、D4 における W-SIM の起動の仕組みについて言及している人は居ないみたい。自力で解決するしかないかな。
- USB-WSIM に WSIM を挿して起動すると、minicom で AT コマンドに反応する。WSIM を挿抜すると /dev/ttyUSB1 が出来たり消えたりする。dmesg にもその旨記録されている。
- W-SIM を挿した状態で Ubuntu を起動すると、右上のアンテナLEDが点灯状態になるが、minicom では特に反応がない。この状態から、W-SIM を挿抜するとアンテナLEDが消灯する。minicom でも依然反応無し。dmesg にも変化無し。/dev/ttyUSB0 にも変化無し。
- PL2303 のデータシートを見ると、GPIO が4本出ている。W-SIM のピンアサインには、シリアル通信と音声用のピンのほかに、IF通知信号と、状態表示用のピンが合わせて4本。これつながってたりしなくね?というか俺ならつなぐな。ここ叩く方法探してみようか。-> pl2303.c にはそれらしい記載無し。
- あと、Windows で確認したんだけど、プロダクトIDとベンダーID間違えてるんじゃないの?という疑いあり。
動作確認
設定
参考情報
Linux環境でIO-DATA USB-WSIMを使う人向け情報。中のコンバータは pl2303 (USB-シリアルコンバータ) なので、カーネル側で製品コードを追加してあげたら全く問題なく動くようになった。
色々リサーチ
色々リサーチ
製作記。
接続は成功しているよう。
W-SIM ジャケット製作
音声通話にも成功らしい。
最終更新:2008年10月14日 20:40