ResAction
ReplaceStrとNGExの機能を統合したような、レス表示をカスタマイズする機能
パターンの検索、置換、あぼーんとScriptを組合わせ、詳細な条件設定が行える
条件を満たした時にScriptを実行して、特定の動作をさせるという使い方も可能
ResAction.txtの導入
1.JaneViewをインストールしたフォルダ(Jane2ch.exeのあるフォルダ)にResAction.txtを作成する
2.ResAction.txtをメモ帳等のエディタで開き、以下の書式に従って必要な記述を行う
凡例
・/で区切られた要素は選択要素。リストから一つの要素を選択設定する
選択要素を設定しなかった場合、デフォルト要素(*が付いた要素)が自動で設定される
(*はデフォルトを示すための追記で、実際のAction.datでは*は不要)
・,で区切られた要素は併記して設定可能
ResAction.txtの構成
・iniファイルとほぼ同じフォーマットの、[アクション名]で始まる複数のセクションから構成される
・一つのセクションが一つのアクションを構成する
各アクションの要素
・[アクション名]がそのアクションの名前を示し、動作となるアクション要素をそれ以降に記述する
該当セクションのアクションが有効かどうかを設定
*true/false
true 有効
false 無効
そのアクションの動作をログに記録するかを設定
LogDate, LogCount
LogDate 動作期間
(あぼーん処理または置換処理が行われた最も古いレスと最も新しいレスの日時を記録
スクリプトが置換フラグをTrueにした場合を含む)
LogCount あぼーん処理を行った回数
(ただし、Countがログに書き込まれるのは「NGをあぼーん」がオンの場合、さらに、
ResCheckの場合は「重要キーワードを含むレスを自動チェック」がオンの場合
→この仕様にしないと表示のたびにカウントが加算されてしまうため)
※ログはAction.Logに記録される
全てのItemを処理した時点で処理継続フラグがTrueの場合のあぼーん動作を設定
*NotAbone/NormalAbone/TransparentAbone/ResCheck, *NotAddNgId/AddNgId
NotAbone なにもしない(デフォルト)
NormalAbone 通常あぼーん
TransparentAbone 透明あぼーん
ResCheck レスチェック
NotAddNgId NGIDに追加しない(デフォルト)
AddNgId NGIDに追加する
アクションの対象となるレスを限定する(この条件を満たさなければItemの処理は実行されない)
ForNewRes, ExcludeFirst, ExcludeSearch
ForNewRes: 新着レスに限定して適用する
ExcludeFirst: 1に適用しない
ExcludeSearch: 検索処理の中で呼び出された場合は適用しない
(重いアクションに適用すると、内容によっては検索結果が表示と合わなくなる
可能性がある代わりに検索の速度低下を抑制できる)
アクションの実体部分の定義。検索と論理演算処理および、置換処理を設定する
Script/(Url, Title, Name, Mail, Id, Msg)
Script: スクリプトアイテム
それ以外: 検索ターゲット ※Url=スレURL、Title=スレタイ
その後、タブ区切りでサブ要素を定義(サブ要素に関しては次節で説明)
Itemのサブ要素
Itemのサブ要素は、Itemの後ろにタブ区切りで記述する
*Include/Equal/RegExp, *CaseSensitive/IgnoreCase, *FullHalfSensitive/IgnoreFullHalf
Include 通常検索(デフォルト)
Equal 一致
RegExp 正規検索
CaseSensitive: 大文字小文字を区別する(デフォルト)
IgnoreCase: 大文字小文字を同一視する
FullHalfSensitive: 全角半角を区別する(デフォルト)
IgnoreFullHalf: 全角半角を同一視する
※検索種別がRegExpの場合、IgnoreFullHalfは設定不可
検索、置換対象となる文字列
※Patternが省略されている場合、他の項目は次の通り設定される
・SearchTypeは無視され、Replaceの文字列で全置換。Replaceが設定されていない場合はエラー
・Logicは自動でLogicIgnoreを選択。明示的にそれ以外を選択した場合、LogicResetならば
LogicIgnoreに自動変更、それ以外の場合はエラーになる
検索対象を置換する文字列
Patternが省略されている場合、そのItem全体をReplaceで置換する
Replaceが省略されている場合、そのItemは検索判定だけに使用される
- ScriptName (Item=Scriptの場合のみ)
スクリプトの識別名
- ScriptCallIndex (Item=Scriptの場合のみ)
スクリプトの内部で処理を分ける場合に利用
明示的に定義しない場合のデフォルト値は-1
処理継続フラグを制御する
*LogicReset/LogicIgnore/LogicAnd/LogicOr, *LogicNormal/LogicNot, *LogicBreak/LogicNoBreak
LogicReset: そのItemの検索結果で処理継続フラグを上書きする(デフォルト)
LogicIgnore: そのItemの検索結果を処理継続フラグに反映させない
LogicAnd: そのItemの検索結果とその時点の処理継続フラグの論理積を処理継続フラグに代入
LogicOr: そのItemの検索結果とその時点の処理継続フラグの論理和を処理継続フラグに代入
LogicNormal: 上記の処理で、Itemの検索結果をそのまま使用する(デフォルト)
LogicNot: 上記の処理で、Itemの検索結果を反転して使用する
LogicBreak: 処理の結果、処理継続フラグがTrueなら継続し、Falseならそのアクションの
処理を打ち切る(デフォルト)
LogicNoBreak: このItemで打ち切りはしない
※フラグの初期値はTrue
※SearchTypeがRegExpで正規検索エンジンがWSHの場合、LogicIgnore以外のフラグ論理演算
(LogicReset,LogicAnd,LogicOr)を設定すると多数のマッチがある場合に速度が低下する
※Logicの設定はReplaceによる置換に影響しない(LogicReset, LogicNotを設定している場合、
Patternの文字列が存在するとフラグはFalseになるが、文字列の置換は実行される)
最終更新:2010年08月06日 00:13