ブラッドゲーム

【名前】 ブラッドゲーム
【読み方】 ぶらっどげーむ
【登場作品】 動物戦隊ジュウオウジャー

【詳細】

デスガリアンのオーナー、ジニスが主催する文字通りの血塗られたゲーム。

狙った惑星を遊び場として選び、所属する宇宙人達がチームリーダーと、リーダー率いるプレイヤーとして参加し、その惑星に生きる者達をどれだけ苦しめ葬るのかを争い合う最悪のゲーム。
地球に来るまでにこれまで99個も星を滅ぼしており、地球は記念すべき100個目の星として選定された。

過去のスーパー戦隊作品に登場した宇宙からの来訪者は美しい地球を征服することを目的とするのがほとんどだったが、彼らは地球にさほど価値を見出していない。
これまで滅ぼしてきた惑星同様、生命が豊か(=ターゲットが豊富)という単純な理由でターゲットにしているだけである。
彼らにとって地球は遊び場。人々に対する攻撃も惑星の征服が目的ではなく、あくまでゲームを楽しむために攻撃しているだけという極めて身勝手かつ残虐な者達の集まりである。

なお「ゲーム」と呼ばれるが何を持ってクリア扱いになるのかはわかっていない。
これまでに登場したプレイヤーは全てジュウオウジャーに倒されているためだが、基本的にオーナーであるジニスが楽しければ良いため、彼を喜ばせる以外のルールは特に決まっていない。

生命を標的とするためか仲間の命すら単なるコマ扱いであり、同じチームリーダーであるはずのジャグドが初っ端で倒されてしまった際も、
ジャグドを倒せるだけの力を持ったジュウオウジャーに対し「今までの星は歯ごたえがなさ過ぎた」として歓迎する以降を見せているという敵組織としてみた場合非常に特殊な環境である。

勝者に対する見返りは不明。
終盤におけるチームリーダーが全滅した際にも、慌てふためくことなくナリアが「ドロー」にするかを訪ねていたため、
チームリーダーがいなくなってもジニス(と秘書)が他の星、もしくは銀河系に移動して同じようなことを延々とやってきたであろうことが伺い知れる。

ジニスは自分の正体、それを隠し通してまでこのような残虐なゲームを傍観者として眺め続けてきたのは「優越感」を得たいがための最悪の自己満足でしかなかった。
矮小な存在であったジニスが自己改造の末に得たトールボディを活かそうともせず、配下の者達が多くの生命をなぶり殺しにするのを酒の肴にしてきたのは、傍観者でいることに優越感を得ていたことに他ならないだろう。

【余談】

直訳すれば「血の遊び」。血を見るための遊びというか、遊びで血の雨を降らせると言うか、とにかくマイナスな意味しか見いだせない用語である。

自分以外の生命を見下しそれを嬲るという点では獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場した無間龍/ロンが退屈しのぎのため世界を破滅させようとした数々の行為に近いものがある。
あちらはたった一人が世界の破滅のために様々な裏工作をして、その行いに巻き込まれ苦しむ人々を「良いリアクション」と称して嘲笑っていたが、プレイヤーの行う残虐なゲームを眺めて酒を楽しむスタイルを基本としているジニスとはややボス(ロンは本人だが)の立ち位置が異なる。

最終更新:2021年09月16日 02:35