「契約が!馬鹿な…私は、絶対生き延びて…!」
【詳細】
アンティークショップ「ティンズ・コレクション」の店長である加賀友之と組み、裏で「誉められない仕事」を行っていたが、報酬の件で加賀と揉めた末彼を殺害してしまう。
その死体を店の壁に埋め隠蔽しようとしていたところに神崎士郎と出会い、カードデッキを受け取りライダーバトルに見を投じることとなった。
ライダーの戦いで頂点を極めることを目的と定め、殺人の隠蔽と契約
モンスターのパワーアップを目的に民間人を襲わせ捕食させていた極悪人。
警官でありながらも犯罪に手を染め平然と生活していたことからそういった気質を抱えた人間であったことが伺えるが、ミラーモンスターは人間を食えば食うほど強くなるためライダーバトルにおいても彼の行為はボルキャンサーの成長を促し戦闘力の底上げとなっていた。
ミラーワールドで龍騎に襲いかかり、まだライダー同士の戦いに実感がない龍騎を追い詰めるが、咄嗟の反撃にあい撤退。
正体を知られていないことを利用し警察として真司に近付き抹殺しようとするが、玲子の調査によって壁に塗り込めた加賀の死体を発見されてしまう。
正体が露見した後は、戦いを挑みに来た秋山蓮と共に変身してミラーワールドへ移動。
仮面ライダーナイトと仮面ライダーシザースでは基本スペックに差があり(契約モンスターやカードの質も含む)、戦闘力は劣るもののボルキャンサーに積極的に餌を与えていたことからその差を埋めるほどの力でナイトを押していく。
しかしナイトの苦し紛れの一撃をデッキに受けてしまったのが引き金となり、その直後ファイナルベントの打ち合いに競り勝ち倒れたナイトに止めを刺そうとするが、先程の攻撃で破損したデッキが破壊されてしまい、「契約が破棄された」とみなしたボルキャンサーに餌と認識され、跡形もなく捕食されるという壮絶な最期を遂げた。
彼の最期は、真司に「仮面ライダーであるということ」、「戦いに負けるということ」がどういうものかを嫌というほど刻み付けた。
【仮面ライダー龍騎 13RIDERS】
TVスペシャル『13RIDERS』ではライダーになった理由は「
浅倉威を逮捕するため」で、この世界では少なくとも当初は正義感の強い真っ当な刑事であったようである。
ライダーの力で浅倉を逮捕することに成功するが、その力に魅了され、頂点を目指そうと戦う動機が変貌していった。
なお、こちらでは所属が「警視庁の刑事」とだけ語られており、所属署までは語られていない。
ライダー同士の戦いを止めようとする真司の連絡を受けてその提案に応じるふりを見せ共にモンスターと戦うも、実は
ベルデ率いる城戸真司抹殺連合の一員で、龍騎に不意打ちを仕掛けて追い詰める。
しかし、一時的とはいえ手を組んでいた王蛇にいきなり復讐のために襲われ叩きのめされ、ベノクラッシュをシェルディフェンスで受け止めようとするが、敵うはずもなく脱落した。
同特番のコミカライズ版では、役回りは同じだが途中で死ぬ事はなく、最後まで生存していた。
【余談】
ミラーライダーの中で唯一、バイザーやベント装備に契約モンスターの名前が使われていない(ライダーシザース、シザースバイザー)。
ライダーとしての名前の由来はカニのハサミから「SCISSORS」。
劇中では特に描写されなかったが、「ボディの防御力は他のライダーより上」と記述している資料も存在する(小説版『ドラゴンナイト』のインサイザーにも、その点への言及がある)。
放送当時、ゾルダは龍騎、ナイトと共に番組開始当初から玩具が発売されていたが、このライダーはゾルダの前に入り込む形で番組本編に登場した。
その為このライダーのアドベントカード玩具は、第1弾ではなく第2弾に収録された。
放送当時発売された格闘ゲームでは、使用可能キャラの1体として登場。原作でナイトに使ったベアハッグが「掴み攻撃」として再現されている。
最終更新:2023年12月11日 00:02