レプトーフィスワーム

【名前】 レプトーフィスワーム
【読み方】 れぷとーふぃすわーむ
【登場作品】 仮面ライダーカブト
【登場話】 第37話「学校の怪談」
第38話「あぶない妹」
【分類】 ワーム成虫態
【特色/力】 クロックアップ、擬態能力、特殊な音波を発射、卓越したジャンプ力
【生物モチーフ】 キリギリス
【個体名】 なし

【詳細】

地球に棲むキリギリスに似た能力を持つワーム成虫態。

深い蒼色の身体と鬼のような角、憤怒の形相を浮かべ見るものを怯えさせる姿をしている。
一跳びで70mもの高さまで飛び上がる驚異的なジャンプ力を誇る脚力を有し、体内で練り上げた殺人音波を腕先から放って攻撃を行う。
純粋な戦闘力もガタックとサソードを相手取ってもなお優勢に持ち込むほどに高い強敵。
音波攻撃をせずとも鋭いトゲの生えた全身はそのままでも有力な武器となり、単なる打撃でもヒヒイロカネ装甲に守られたライダー達にもダメージを与えることが出来る。

聖華学園の理事長と結託し、「呪いの鏡」に優秀になりたいと願った生徒を次々に殺害し、ワームにすり替えていた。
レプトーフィスワームはそうやって増やしていった仲間のリーダーとして君臨し、その過程で小林恵子という女子生徒を狙い、ライダー達と交戦。
黒装束の女の指示でハイパークロックアップを使う前にカブトを倒そうとするが、どこからか飛来したパーフェクトゼクターの力に圧倒され逃走。

その後、多くのサナギ体と一緒に7年前に失踪した聖華学園合唱部の女子生徒に擬態し、結託していた理事長が岬に銃を向けられると、擬態を解除して彼女襲撃。
しかし、その場を去り、トンネル内で停止していたバスを襲おうとするが、乗り合わせていた加賀美が変身したガタックに阻止される。

トンネルを抜け出た林でガタック、加勢に来たサソードと戦い、両者を圧倒。
だが、合流したカブトハイパーフォームがマキシマムハイパータイフーンを発動し、そこへ突っ込んでいったが横薙ぎに両断され爆散した。

【余談】

モチーフはキリギリス。
「アリとキリギリス」という童話にも登場する昆虫であり、コオロギに近い仲間。
秋に鳴く虫として知られる種であり、日本に広く生息している。生息域は日当たりの良い草原。
雑食性の昆虫であり、バッタに似ているがカマキリを捕食した例もあるなど割と獰猛であり、他に草食昆虫と一緒にケースに入れると食べられてしまうこともある。
キリギリスをモチーフとした怪人はレプトーフィスワームが初。
後に仮面ライダー電王にて上記のアリとキリギリスをイメージしたアントホッパーイマジンが登場。
さらに仮面ライダーセイバーにて同じくアリとキリギリスからキリギリスをモチーフとしたキリギリスメギドが登場。
純粋なキリギリスモチーフの怪人はこのレプトーフィスワームとキリギリスメギドのみと少ない。
個体名はないがワームとしての名前はキリギリス上科を意味する「Leptophyes」に由来する。

同話で黎明の使徒 リジェ役の鈴木かすみ氏が小林恵子役としてゲスト出演している。

スーツはフォリアタスワームを改造したもので、カブト本編のラスボスとなったグリラスワームに再改造された。

自ら必殺技に突っ込んでいく形になったワームだが、突進する直前右腕にエネルギーらしきものを集めている場面があるため、能力設定にもある殺人音波をカブトへ叩き込むつもりだったのだろう。
しかしマキシマムハイパータイフーンの攻撃範囲を読みきれずそのまま切り裂かれたと思われる。

最終更新:2023年12月11日 23:02