タランテスワーム　パープラ

「もういいよ。お兄ちゃんを逃がしたら殲滅作戦を引き伸ばしてくれないかと思ってね。だからもう用済みさ」

【名前】	タランテスワーム　パープラ
【読み方】	たらんてすわーむ　ぱーぷら
【声/俳優】	桑代貴明
【登場作品】	仮面ライダーカブト
【登場話】	第22話「誕生特別編」
【分類】	ワーム成虫態
【モチーフ】	蜘蛛
【個体名】	パープラ

【詳細】

地球に棲む蜘蛛に似た能力を持つワーム成虫態。
タランテスワームという名前を持つワームはこの個体だけだが、紫を意味する「パープラ」という個体名を持っている。
体から生えた触手を伸ばして対象を串刺しにする攻撃を得意とする。

ワームの巣と化した廃工場でマコトという少年に擬態し、人間の振りをして加賀美新と心を通わせ擬態元の記憶をフル活用して加賀美を騙し、ZECTの殲滅作戦決行を引き伸ばそうとしていた。
その後、引き際を見極めて加賀美に正体をさらしてブラキペルマワーム　ビリディスとともに加賀美を致命傷を負わせ立ち去るが、何者か（三島？）が装着したライダーベルトの力によって生還した加賀美は仮面ライダーガタックに変身。

ガタックバルカンでビリディスが倒されるや否や、再びマコトの記憶を利用し攻撃を躊躇させる。
それでも、加賀美がマコトの夢であった虹の輪を見せた事で心を動かされたのか正攻法で挑み、ガタックライダーフォームのライダーキックを受け致命傷を負う。
最期はZECTが倉庫を爆破し、その爆風から加賀美を護り、マコトが度々見せていた手のひらで輪をつくる素振りを見せ爆散した。

最後の最後で人間としての意識がワームとしての本能を上回ったのは加賀美の優しさが招いた奇跡としか言いようがない現象で、それを見た天道は加賀美に対して「甘いな…相変わらず…」と評するも、加賀美は「俺は、俺にしかなれない。でも、これが俺なんだ」と優しさを持ったまま強くなる決意を固めた。
見ようによっては彼に向かって突進していったのもガタックに倒されるためだったとも受け取れる。

【余談】

スーツは初期に登場したアラクネアワームの内一体を改造して使用されている。
タランテスはタランチュラの派生系か？

本物のマコトは既に殺害されているのか、もしくはワームが適当につけた偽名の可能性もある。

放送当時発売された格闘ゲームでは、操作可能キャラの1体として登場。最初から成体の姿である。
ガタック（またはガタックハイパーフォーム）と対戦させた時のみ台詞を喋るが、そのセリフは複数用意されている。
役者はゲームの声優としては最年少の部類に入る。

演じる桑代氏は後に仮面ライダーウィザードでガーゴイルに狙われるゲートとしてゲスト出演する。

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