サウザン星人 ギネーカ

「デーチョ、シロガー!遊びなのになんて酷い事をするんだ!」

【名前】 サウザン星人 ギネーカ
【読み方】 さうざんせいじん ぎねーか
【声】 山口勝平
【登場作品】 特捜戦隊デカレンジャー
【登場話】 Episode.34「セレブ・ゲーム」
【分類】 アリエナイザー
【出身星】 サウザン星
【罪状】 ゲームと称して多くのエイリアンを殺害した罪
【ジャッジメント】 デリート許可
【出身星の由来】 1000(英:thousand)
【名前の由来】 アンドリュー・カーネギー(アメリカの実業家)

【詳細】

住人は皆ゲーム好きとされるサウザン星出身のアリエナイザー

星間評議会の議長の息子でありその権力を傘に、好き放題悪い遊びを行う質の悪いボンボン。
その最も凶悪で最低な遊びが、「水晶に似たターゲットボールをひろった罪のない宇宙人を標的にし、怪重機で追いかけハンティングする」というもの。
このゲームで多くの異星人を殺害してきたが、地球にやってくるまで彼は罪に問われること無く、逆にそのことによりますますギネーカは増長することになる。
これは権力を持つ側の父親も息子の罪を知っていてもみ消していたのか、それとも単に証拠が足りず立件できなかったのかは不明。
どうも怪獣機で仕留めていたため、ギネーカ本人が直接手を下したわけではなかったようでそれが逆に証拠集めに時間がかかってしまった可能性がある。

レイン星人 エージェント・アブレラに大金を積んで、飛行タイプに変型する最新モデルの怪重機 ミリオンミサイルを購入。
地球にやってきて、取り巻きにハンドレ星人 デーチョテンテ星人 シロガーを引き連れ再び上述のゲームに興じていた。
アブレラもお得意様のためか表面上は「お坊ちゃま」と媚びへつらっていたが、その非人道的なゲーム内容から陰で「バカ息子」と嫌悪感を露にしていた(本来顧客の犯罪に一切干渉しない主義の彼が人道的な反応を見せた唯一のケースである)。

地球署の聞き込みにも不遜な態度で応じていたが、標的となったチャンベーナ星人 ギンが地下にもぐってしまったため怪重機から降りて直接彼の命を狙う。
銃でギンの胸を撃ったが、その怒りに燃えるセンがジャッジメント。
これまで重ねてきた罪が大きすぎたのか、それとも父親に見捨てられたのかは不明だがデリート許可の裁定が下った。
それでもなお「あり得ない判決だ。パパに取り消してもらおう」と余裕を見せていたが、自分をデリートするため本気の怒りを見せたセンに初めて慌てふためき、三体のイーガロイドが救援に来た隙にミリオンミサイルに乗り込み、現れたデカウイングロボを標的として新たなゲームを提案。

ロマネコンティを賭けたゲームのためデカウイングロボを怪重機で倒そうとするも、逆に2人が倒されたことで上記の台詞を言った後、逃亡を図る。
しかし、デカウイングロボに蹴り落とされ墜落し、最期は宇宙まで運ばれ、ファイナルバスターを受けミリオンミサイルもろともデリートされた。

サウザン星ははとても文明が進んでいる星で、地球では考えられない高さの超々高層ビル群が雲を突き抜け無数に建ち並んでいるという。
宇宙の様々な重要な施設が多いことでも知られていて、宇宙中の宇宙人が出入りしサウザン星人は彼らと広く交流しているとされる。
そのため顔が広いサウザン星人には、名刺を渡すという習慣がない。

【余談】

『百化繚乱』によれば、当初は「レセブ星人 ギネーカ」という名称だった模様。
名前の由来はアメリカの実業家から。出身星は1000の英語読みが由来。取り巻きも100と10が由来のためお金の単位からだろう。
ボツ案もセレブのアナグラム。

声を演じる山口氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となる。

最終更新:2022年10月25日 01:54