蒸気機関オルグ

「一本角、許さん!」

【名前】 蒸気機関オルグ
【読み方】 じょうききかんおるぐ
【声】 仮屋昌伸
【登場作品】 百獣戦隊ガオレンジャー
【登場話】 Quest47「蒸気機関、爆走!」
【所属】 オルグ
【分類】 オルグ魔人
【器物モチーフ】 蒸気機関車

【詳細】

残った微量の邪気が蒸気機関車に宿り、身体を作り出した事で誕生した最強のオルグ魔人。

風太郎が「微かな衝動の集まりでも『塵も積もれば山となる』」と言うだけに戦闘力とパワーは最強クラスに相応しい。
頑丈なボディで相手の攻撃を無効化する事ができ、腹部の竃から超高熱の炎を放ち、頭部のピストンのフル稼動によって強力な蒸気を噴き出す。

埼玉県・熊谷市に駆け付けたガオレンジャーを驚異的な戦闘力と腹部からの火炎放射で苦戦させ、6人の攻撃を頑丈なボディで無効化する。
そこへヤバイバも参戦するが、何故か自身を攻撃し、彼に羽交い締めされたところを破邪百獣剣を受け倒される。

その直後、「仲間割れではない」とヤバイバが放ったオルグシードによって再生巨大化する(上記の台詞はその際のもの)。
自身を倒した原因を作ったヤバイバに襲い掛かるが、パワーアニマルが百獣合体した為に巨大戦に移り、ガオキングソード&シールドとガオハンターの攻撃を受け止め、腹部からの火炎放射でガオキングを合体解除に追い込み、ガオバイソン以外のパワーアニマルを戦闘不能に陥れる。

ガオマッスルストライカーを遥かに上回るパワーを発揮し、2体の必殺技を受け止め、奪い取ったリゲーターブレードでガオハンターを攻撃する。
劣らぬ戦闘力で2体を追い詰め、腹部からの火炎放射で合体を解除させ、ガオウルフとガオハンマーヘッド以外のパワーアニマルを戦闘不能に陥れる。

しかし、ガオフォルコンと無傷の3体がガオイカロスアナザーフット&アームへの新たな百獣合体を遂げる。
腹部からの火炎放射をディフェンスモードで防御され、バイソンキックに怯み、更に翼からの強大なエネルギー波で大ダメージを負い、最期は悪鬼貫徹・イカロスブレイカーを受け爆散した。

ヤバイバの目的はツエツエを鬼地獄から甦らせる為、ツエツエの残した角に彼女を倒した力(破邪百獣剣)を封じ込める事だった。
彼は頑丈な釣り竿と丈夫な釣り糸(釣具店で28013円(正月オルグに貰ったお年玉)を払って買った)を入手し、ツエツエの角を餌に彼女を鬼地獄(ウラが残した鏡)から釣り上げる事に成功するが、彼女が鬼地獄から持ち込んだ財宝の中に3人のハイネスが潜んでいた為、彼らの復活も招く事になった。

【余談】

本編において最後のオルグ魔人となった。

デザイナーを担当した原田吉朗氏によれば、「『そのまま機関車にする訳にはいかない為、火をくべる炉をモチーフにして欲しい』と言われ、『最強最後のオルグ』という意思はなく、単純に蒸気機関車の怪人を描いた」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

「釣り竿で味方を地獄から釣り上げる」という復活方法は『五星戦隊ダイレンジャー』にも存在し、ゴーマ十五世早口旅ガラスの残した釣り竿で阿古丸イカヅチを地獄から釣り上げている。

巨大化させる必要もないが、ヤバイバは自身の目的をガオレンジャーに悟られない為にやったと思われ、明らかに恨まれているにも関わらず、炭火焼オルグと同様に自我を消す事なく、普通に巨大化させていた辺りではかなり律儀な行動を取っている。

声を演じる仮屋氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

最終更新:2019年09月04日 23:30