害地大臣ヨゴシュタイン

「き…今日はヒューマンワールドではなく…、このヨゴシュタイン最期の日だったナリか~!」

【名前】 ヨゴシュタイン
【読み方】 よごしゅたいん
【声】 梁田清之
【登場作品】 炎神戦隊ゴーオンジャー
【登場話】 GP-01「正義ノミカタ」~GP-36「走輔…トワニ」
【所属】 蛮機族ガイアーク害地目
【分類】 害地大臣
【武装】 ヨゴシュピア
【モチーフ】 フランケンシュタイン、政治家
【口癖】 「~ナリ」
【名前の由来】 汚(よご)したい+フランケンシュタイン

【詳細】

蛮機族ガイアークの害地大臣。本名「バロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン」。

汚染された大地を特に好み、大地を汚す目的に特化した害地目の蛮機獣を開発・製造する。
重いヨゴシュピアを難なく振り回すガイアーク一の武闘派でもあり、戦闘能力が最も高い為にゴーオンジャーとも対等に渡り合う事ができるが、宣戦布告を忘れるお茶目な一面を持ち、置き手紙を残して放蕩してしまうなどと精神的な脆さが弱点である。
ゼンマイネジによるパワーアップで蛮機族ホロンデルタールの力を取り込めば、無数のゼンマイバネを発して攻撃できる他、ゼンマイネジを放って生物を金属のように硬化した状態に汚染してしまう事ができるようになる。

ケガレシア、キタネイダスなど仲間や部下からの信頼も篤く慕われており、特にヒラメキメデスは才能を見出し、害地副大臣にしてくれた事に恩義を感じている。
ヨゴシュタインも同様で彼を可愛がっており、度重なる失敗で立場が危うくなった彼を馬鹿にするキタネイダスケガレシアに「あいつはやれば出来る子ナリ!」と憤りを隠さなかった。
部下の信頼や人材発掘に優れるなど人事面では優れていた反面、ヒラメキメデスの死で大きなショックを受け放浪の旅に出るなどメンタル面が脆い部分があり、幹部としてはやや不向きな面が見られ後に父親のヨゴシマクリタインには「ろくに物資を生かせなかった」と辛口の評価をされていた。

ヒラメキメデスの死後も直後は引きこもって葬儀を挙げたり、仲間意識が足を引っ張ると考え独断専行し結局元の鞘に戻る、GP-31ではキタネイダスとデュエットを組んでロムビアコを沈めようとする、などまだギャグをしていたが、伝説の蛮機獣蛮機族ホロンデルタールの復活に執心してからは暴走を始める。
復活当初はホロンデルタールを「ホロンデルタール様」と呼び敬愛してたが、ゴーオンジャーに敗れると吐き捨てるように「大したことがない奴だった」と言い、その力を自らの肉体に取り込む。
そこからはホロンデルタールの影響か精神的にもおかしくなり始め、またしても単独で出撃。
ヒラメキメデスを倒したレッドこと走輔を特に憎んでおり、圧倒的なパワーでゴーオンジャーを窮地に陥れる。

さらには走輔を金属に変えて生死の境を彷徨わせる。残りの6人の変身アイテムを奪い圧倒。ヒューマンワールドすら危機に追い込んだ。
しかし、変身できなくとも走輔の代わりに闘志を燃やす6人の奇策により大ダメージを負う。巨大化するも変身アイテムを取り返され、エンジンオーG12の前に倒れる。

それでもまだ存命しており、次こそは必ずと執念を燃やした矢先、奇跡的に復活した走輔が変身するレッドと一騎打ちを演じる。
激戦の末、ゴーオンレッドのヘルメットを弾き飛ばし倒したと思われたが、直後に全身からオイルを血液のように噴き出し爆散した(上記の台詞はその際のもの)。

彼の死はさすがにキタネイダス、ケガレシアも唖然とし、翌週行われた葬儀では部下のウガッツが号泣したほどであった。

『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』ではキタネイダス、ケガレシアとともに再び登場し臨獣殿の残党であるメカと手を組み、封印されたロンのパワーを利用しようと企てる。
なお、この映画ではエンジンオーG12も登場しているので(本編劇中の展開の都合上の関係で)パラレルワールドの世界観だと考えられる。

死後は三途の川で他の大臣たちとのんびり暮らしており、害統領バッチードに力を貸すように言われて一時的にこの世へ戻ってくるが、源太の寿司屋でサボっていたのを見つかり寿司を食い逃げする形で逃亡した。
最早三途の川でのゆったりとした生活に慣れ切っており、ガイアークとしての目的はどうでも良くなったらしい。
スタッフロールでは三途の川で3人で舟に乗っていたが、川の中にいるヒラメキメデスを見つけ、気をとられてしまったため舟をひっくり返してしまった。

【海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE】

魔空監獄の囚人として登場。別の映画で復活を果たした父親と異なり、現在は他の2人と同様に改心している。

【余談】

後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』の司令官ワルズ・ギルとは偶然なのか意識しているのか不明だが、「組織のトップクラスに父親がいる」、「普段はギャグ的側面が強い」、「大きな力を手に入れ暴走し物語後半で途中退場する」など共通点が多い。

声を演じる梁田氏はGP-FINALで浄土頭取役として顔出し出演している。

最終更新:2012年06月27日 03:15