合体魔化魍 浅間山のナナシ

【名前】 合体魔化魍 浅間山のナナシ
【読み方】 がったいまかもう あさまやまのななし
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
【初登場話】 二十二之巻「化ける繭」
【分類】 合体魔化魍
【特色/力】 ウブメとヤマアラシ双方の特徴を合わせ持つ
【妖怪モチーフ】 山荒と産女
【生物モチーフ】 水牛とヤマアラシと深海魚と魚
【登場地域】 浅間山

【詳細】

魔化魍ヤマアラシ魔化魍ウブメの特徴を併せ持つ特殊な巨大魔化魍

浅間山山頂付近の土地で、気温15℃前後、湿度65%の環境によって成長。
背中に生えた針を発射して攻撃する他口腔部の牙を武器とし、打撃にも用いる頑強な羽により空中をマッハ3で飛行する能力を持つ。

過去の文献には一切記述が無い文字通り「名無し」の魔化魍で、浅間山で生まれたヤマアラシウブメが激しい戦いの上共倒れとなったものを黒クグツが呪力で合成して作り上げるという経緯で誕生した。
外見はヤマアラシの胴体をベースに異常に巨大化した魚の頭部とヤマアラシの体表と同じ色の翼が生えた怪物。
ディスクアニマルが収集した音声によるとヤマアラシとウブメ双方の心音を持つらしく、二種類の魔化魍の特性を持ち合わせているため、ウブメとヤマアラシ双方の特性が互いの弱点をカバーしあうことで音撃管と音撃弦による攻撃に強い耐性を持っている。

2体の魔化魍が共倒れした後黒クグツによって繭の中で合成され、場所を察知して駆けつけた威吹鬼、轟鬼の眼前で羽化し、2人に襲いかかった。
それぞれソロの清めの音を無効化し二人を苦しめるが、応援にやってきた響鬼のアイディアで清めの音を共鳴させる作戦に変更。
響鬼、轟鬼に羽を切り落とされ、威吹鬼の銃撃で角を砕かれた後、三重に共鳴させた音撃を受け倒された。

魔化魍カシャウワン等、洋館の男女によって人工的に能力を付加された魔化魍は登場数も多いが、人工的に魔化魍自体を合成されたのはこのナナシが唯一。
苦労の割に大した成果も出ないと判断されたのか、劇中で合体魔化魍が出現したのは後にも先にもこの1体だけである。

個体にあった生育環境が必要な魔化魍を成体になるまで育て上げた上で、合流ポイントを設定して誘導しなければならないためそれもやむを得ないだろう。
同じ場所で生育できる魔化魍同士であれば良いのでは?という気もするが、合体魔化魍の後続が現れなかったため真相は不明である。

最終更新:2024年02月18日 02:20