ウルフオルフェノク

乾巧「澤田…俺はお前を倒す…ラッキークローバーに入る為に。うぁああアアァァァ!」

【名前】 ウルフオルフェノク
【読み方】 うるふおるふぇのく
【声/俳優】 半田健人(555)
制野峻右(ディケイド)
【登場作品】 仮面ライダー555
劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
仮面ライダーディケイド
仮面ライダー5555 20th パラダイス・リゲインド
【初登場話(555)】 第34話「真実の姿」
【初登場話(ディケイド)】 第10話「ファイズ学園の怪盗」
【所属】 無し(一時期スマートブレイン側にいたこともある)
【分類】 オルフェノク/オリジナル
【特色/力】 強靭な脚力、全身にある刃のような突起(555)
高い俊敏性とジャンプ力(ディケイド)
【形態変化】 ウルフオルフェノク激情態
【モチーフ】 オオカミ、狼男、半田健人

【詳細】

狼の特質を持ったオルフェノク。

ファイズに変身する乾巧のオルフェノクとしての姿で、メリケンサックを内蔵した拳と全身に備えた刃は攻防一体の武器となり、攻撃を受け止めつつ格闘戦を挑むことが出来る。
強靭な脚力は時速300kmでの移動を可能とし、夜でも周囲をよく見渡せる視力を持ち奇襲に適している。
肩から伸びる爪のような部分を触手として伸ばし、使徒再生を行うとされるが劇中では披露されなかった。

巧はかつて子供の時の火災事故で一度亡くなり、そこでオルフェノクとして覚醒した。
本人はその力を疎み、バイクで全国を放浪するフリーター生活を送っている時に青沼北崎流星塾メンバーを襲っている現場を目撃。
虐殺を止めようとしてオルフェノクとなって戦闘に混ざり、青沼は屠るものの北崎には力及ばなかった。

その後、変身する事なく過ごしていたが、園田真理との出会いからファイズとしてオルフェノクと戦う事になる。
作中の終盤、瀕死の重傷を負った真理を救うためにスマートブレインと交渉し、疎んでいたオルフェノクの力を使って澤田亜希を退ける。
真理は生き返るが、その際に記憶をいじくられ、変身した巧に恐怖感を抱くようになってしまった。
自らもその時の記憶が曖昧な為、誤解が解けていた木場に全てを託し、一時期は放浪する事になる。

最終決戦では再び木場と戦い、劇場版では激情態と呼ばれる姿にパワーアップを遂げた。
バネのようになった逆関節が生み出す小回りの良さと加速性能が備わり、スピードで仮面ライダーオーガと戦い変身を解除させている。
なお、激情態は劇場版だけの登場となった。

【仮面ライダーディケイド】

ファイズに変身する尾上タクミの変化した姿として登場する。
この姿になることから一度は死んでいるはずだが、どのような経緯で目覚めたのかは不明。
タイガーオルフェノクを含めたラッキークローバーのメンバーを始めとするオルフェノクから学園を守るために戦っている。

【 仮面ライダー5555 20th パラダイス・リゲインド】

乾巧の怪人態として登場。

オルフェノクとしての宿命には逃れられず、体の一部が灰化し死が近づいていることに悩んでいた。
そのためスマートブレインに協力し、灰化を防ぐ薬をもらう見返りにスマートブレインが行うオルフェノク殲滅作戦への参加を承諾している。

【余談】

TV版の最後のシーンで既に崩壊が近づいている描写がなされており、小説『異形の花々』でも手が灰化の兆候を示している描写が存在している。
全体的なデザインはオルフェノクの正体の「乾巧」を演じる俳優の半田氏の(デザイナーから見た)イメージが直接的なモチーフになっている。
S.I.Cのフィギュアでは一応機械体のファイズの部分が有機的な怪人体に変化しているようなものも存在する。

巧は極度の猫舌だが、これは体質的なものでは無く、幼い頃に火事で死に掛けた(実際に一度死んでいるわけだが)トラウマから来る心因的なものだと考えられる。
現に劇場版で記憶を失った際には(後に戻った後も)熱いコーヒーを普通に飲んでいた(現実にもこのような症例は実在している)。

最終更新:2024年03月26日 21:53