「さらばだ、壬琴……」
【詳細】
トゥプクスアラと呼ばれる翼竜が、頭部が超スピアー進化、ボディが超ジェットファン進化し誕生した爆竜。
単体でも高い戦闘力を持ち、更に全ての爆竜と合体できる(設定上で、実際に発売された玩具では不可能)。劇中では自らの意志でアバレンジャー側から寝返ってきたステゴスライドンと爆竜合体してキラーオーになる他、キラーオー状態で洗脳された爆竜と爆竜コンバインしてみせた。
また、アバレンオーの背中に合体する事で、飛行能力を与える事も可能。
境遇からか非常にクールな性格で、パートナーである
仲代壬琴すら「人間」と名前を呼ばないほどだが、壬琴やステゴスライドンと付き合っているうちに孤独な心境に変化が生じたのか、自分と同じく孤高の存在の壬琴を心配するような言動を見せる事もあった。
壬琴と協力関係にあるため何度もアバレンジャー側の爆竜と戦ったが彼自身は特に敵意はなかったようで、映画にて壬琴に「後は好きにしろ」と言われた際にはステゴスライドンと共にアバレンジャーに手を貸して
バクレンオーと戦っている。
その強大な力を利用したアバレスーツごと危険視されて、ダイノアース人によって封印されていたが、アナザーアースに飛ばされたダイノマインダーを発見した壬琴によって封印を解かれ、彼のパートナーになる(お互いの性格が性格なので、当初は双方が好き勝手するために手を組んだような関係であったが)。
最期は死に瀕した壬琴を背に乗せて宇宙へと飛び去り、彼と共にダイノマインダーの大爆発の中に消えた(上記の台詞はその際のもの。彼はこの時初めて壬琴の名前を呼んでいる)。
『
特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』では壬琴と共に復活した(その際なぜか壬琴に対する呼び方が「人間」に戻っている)。
【余談】
冷血な人格だが、爆竜の例に漏れず「ゲラ」という愛嬌ある語尾をつける。
ベースになったトゥプクスアラという恐竜だが、有名なプテラノドンや
ケツァルコアトルスが含まれるプテロダクティルス類の翼竜。
白亜紀前期にてブラジル付近に生息していたとされ、翼の差し渡しが4~6mにもなる。
しかしながら他の恐竜戦隊ではプテラノドンがメインで採用されることもあり、トゥプクスアラはかなりマイナーな翼竜であるため放送当時は困惑する声もあったのだとか。
最終更新:2023年08月29日 17:16