組織タイプ:犯罪者系

【組織タイプ】 犯罪者系
【読み方】 はんざいしゃけい
【主な組織】 宇宙暴走族ボーゾック(カーレンジャー)
宇宙海賊バルバン(ギンガマン)
ロンダーズファミリー(タイムレンジャー)
アリエナイザー(デカレンジャー)など

【詳細】

元々は犯罪者だった者が構成員となっているタイプの敵組織。

スーパー戦隊シリーズにおける初の犯罪者組織は『ジャッカー電撃隊』の犯罪組織クライムである。
「クライム(Crime)」とは英語で「犯罪」の事を意味している。犯罪組織犯罪。

カーレンジャーに登場するボーゾック、ギンガマンに登場したバルバンは敵組織だが規模が比較的小さく、暴走族と海賊という特定の犯罪を行う者たちが集ったものとなっている。

種類を問わず様々な犯罪に手を染める怪人が登場するのは3つ。
未来戦隊タイムレンジャーでは、未来の地球から犯罪者達が脱獄先として現代を選んだという形でロンダーズファミリーが登場している。
現代技術を遥かに超える機械や、地球とは別の宇宙からやってきた宇宙人等、後の特捜戦隊デカレンジャーに登場するアリエナイザーに通じる要素を持つ。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーでは異なる次元の住人が地球にやってきて犯罪行為を行っているという異世界犯罪者集団ギャングラーが登場。
組織名の通りギャングに近い組織体制であり、地球で犯罪行為を行うのは各々が嗜虐的な性質を強く持つが故であり、人身売買やルパンコレクションを悪用した強盗、イカサマ賭博等その犯罪歴は多岐に渡る。

これらロンダーズ、アリエナイザー、ギャングラーと対峙する戦隊側は皆「警察組織に所属している」というのが共通している。
犯罪者を捕まえるのは軍隊ではなく、警察の役目ということか。

この3組織は地球人を主な標的として活動する犯罪組織というのが共通しているが、細かくみると、
  • ロンダーズファミリー(タイムレンジャー)
    • 自分たちがいた時代よりも技術レベルが低いため、自分達の能力を生かした犯罪の標的にしやすく、金を稼ぎやすいと考えているため基本的に営利目的の犯罪が多い
  • アリエナイザー(デカレンジャー、ゴーカイジャーにも1名
    • 地球を目的にやってくる、というよりは地球すら目標の一つでしかなく、他の星ですでに犯罪行為に手を染めている怪人が多くレイン星人 エージェント・アブレラが犯罪に対する備えが手薄な地球に目をつけ、犯罪者達に活動場所として紹介しているため地球を訪れるアリエナイザーが多い。犯罪傾向は統一されていない。
  • 異世界犯罪者集団ギャングラー
    • 地球はあくまで現在の活動地点というだけで、他の次元の世界でも活動していたことが判明している。犯罪趣向は多岐に渡るが、これはボスが配下の怪人たちの活動をほぼ黙認していることが大きい。上記の2組織と比べると人食する怪人がいたり、人間を攫っては人体実験用のモルモットにする怪人がいるなど凶悪さが跳ね上がっている。
      そもそも地球での犯罪が活発化したのはボスのとある一言がきっかけ。
      上記を含めると唯一壊滅した組織。

というように組織ごとに目的や活動方針が異なっている。
総じてヒーロー側が倒すべき存在なのは確かなのだが、作品によってヒーロー側の対応が異なっており、タイムレンジャーは殺害権限がないため圧縮冷凍で無力化するに留まり、
デカレンジャーは宇宙最高裁判所の判決を待ち、それがデリート許可という裁定が下った場合のみデリートが可能。一部デリート不許可となった事例もある。
その一方ギャングラーと対峙するパトレンジャーは、容赦なく怪人を葬っているが、それがパトレンジャーの権限(というより国際警察の権限?)によるものか、あの世界の警察組織自体がそういった権利を有するのかは定かではない。
「国際警察の権限において実力を行使する」というパトレンジャーの決り文句からそれが若干伺い知れるにとどまっている。

最終更新:2022年09月25日 02:14