タブー・ドーパント

「結局私はあれだけ憎んでた若菜を助けて死ぬのね…」

【名前】 タブー・ドーパント
【読み方】 たぶー・どーぱんと
【声/俳優】 生井亜実
【スーツアクトレス】 小野友紀
【登場作品】 仮面ライダーW
【初登場話】 第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」
【所属】 ミュージアム
【分類】 ドーパント
【変身者】 園崎冴子
【メモリ】 タブーメモリ
【綴り】 TABOO
【頭文字デザイン】 舌舐めずりをする唇(筆記体のT)
【生体コネクタ位置】 ガイアドライバー(腹部)
【特色/力】 空中浮遊能力、破壊光球の発射
【モチーフ】 禁断?

【詳細】

園咲家の人間が持つ特別な「タブー」のガイアメモリで園咲家の長女、園咲冴子が変身したミュージアムの幹部ドーパント

両目はなく縫い合わされた口、顔の上半分から伸びる髪、紫色の素肌にベルトや包帯を巻き付けたような全身、下半身は縫い合わされた袋にすっぽり包まれイモムシのようであると、各所に「禁断」をイメージさせる姿を持つ。
空中を自由自在に浮遊する能力を持ち、赤い破壊光球を生成し攻撃することが可能。
破壊光球は直撃させてば一撃でドーパントを消滅させる威力を持ち、人間であればひとたまりもない。
また他のドーパントの特殊能力に対して高い耐性を持つ。

しかしテラーほどの万能性はなく、ナスカほどの高い戦闘力とも言えず、クレイドールのように不死身の特殊能力を持つわけでもないため、幹部クラスとしての最低限の性能は持ち合わせていると言えるが、
実のところ冴子はナスカメモリに高い適正を示したため、彼女とうまく適合したメモリではなかった可能性もある。

使用者である冴子がミュージアムから離反した後、スミロドン・ドーパントによってメモリが回収された。
だがメモリを加頭が回収して再び冴子の手に戻り、終盤において彼女が「直挿し」で変身。

若菜を利用して地球規模のガイアインパクトを企んだ加頭を止めるため冴子はタブーに変身するも歯が立たず、メモリの力を奪われ、翔太郎に看取られつつ亡くなった。

【余談】

名前の由来であるタブーとは「○○をしてはならない、何○○すべきである」という個人、あるいは共同体における行動のありようを規制する広義の文化的規範のこと。
ポリネシア語の「tabu」を語源とする。

クレイドールよりもある意味人形的な外見をしているが、タブーというメモリのことを考慮すれば死体袋に入れて埋葬した死体がゾンビ化して蘇るという禁忌そのものを表現しているようにも見られる。

最終更新:2022年08月26日 21:17