ファンガイア

【名前】 ファンガイア
【読み方】 ふぁんがいあ
【登場作品】 仮面ライダーキバ
仮面ライダーディケイド
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
【モチーフ】 鳥類以外の動物+ステンドグラス+鳥類
【名前の由来】 牙(英:fang)+吸血鬼(英:vampire)
【一覧】 こちらを参照

【仮面ライダーキバ】

仮面ライダーキバに登場する敵組織、怪人の名前。

この世に棲む13ある魔族の頂点に君臨する最強の種族で、他の12の種族を絶滅に追い込むほどの力を持つ。
なお、「ファンガイア」という名称は敵対している人間側の組織「素晴らしき青空の会」がつけた通称で、当のファンガイア達はそれぞれ「真名」と呼ばれる詩的な本名を持っている。

劇中では真名を呼ぶ事は無く、通り名で読んだりする事がほとんど。
真名はファンガイアのデザイナーがモチーフを彷彿とさせるような言葉を選んでつけたもので、本来は公式設定では無かった。
監督がそれを見て気に入り、設定に加えられたと言う逸話がある。

ファンガイアは恐ろしく長命で、人間換算で20歳近くまでは普通に成長するがそれ以降となると老化が遅くなる。
作品中では現代編と過去編の間に22年の時間が開いているが、二つの時代に登場するファンガイアはほとんど老いていない。
寿命を終えたファンガイアの人間体は人類が歳をとる事と同じように老化し死期を悟り、ガラス体が割れ消え去る。
また、倒されなくても体に深刻なダメージを負った時に蒸発するように消え、休眠状態に入る者もいた(ライオンファンガイアが該当)。
太古の昔から人間社会の隙間に潜み「ライフエナジー」という人間の持つ命の糧を捕食している人類の天敵ともいう生物。

ファンガイアにはそれぞれ属性がありクラス分けがされている。
体に鳥をモチーフにした形状、ステンドグラス状のパーツがあるのは共通し、個々に属しているクラスの生き物を彷彿させる能力が備わっている。
クラスは全部で四つ存在し、「インセクトクラス」、「ビーストクラス」、「アクアクラス」、「リザードクラス」が確認されている。
この中でも特に強力な力を有する四体のファンガイアはチェックメイトフォーと呼ばれ、他種族にも恐れられる存在。

普段は人間社会に溶け込んで暮らしているが、「人間を愛する」事は大罪中の大罪。
人間と恋人となるファンガイアは後を絶たないのが現状で、チェックメイトフォーのクイーン(真夜深央)はそういったファンガイアを探し出し粛清するのが役目。

キバに倒された個体はキャッスルドランにライフエナジーを回収されている。

技術力も現代文明のレベルを遥かに超え、「キバの鎧」、「サガの鎧」を作り出した。

【仮面ライダーディケイド】

主に「キバの世界」にて登場。ワタル(仮面ライダーキバ)の父祖が興した国で、人間と共存している。
人間から僅かなライフエナジーを徴収し、それをファンガイアに配給する制度をとっている。
第4話の時点では現国王が行方不明になり、王子であるワタルも即位を渋っていた。そのせいで配給体制が混乱し、ライフエナジーに飢えたファンガイアが人間を襲い、親衛隊に処刑される事件が相次ぐ。
第5話で門矢士達と接したワタルが王位を継ぐ決意を固めた事で、少しは落ち着きを取り戻す。士達が「キバの世界」から去った後は正式に即位したワタルが、ソーンファンガイアこと女王ユウキと協力し国を立て直していった。

世界の融合が進み「ライダー大戦の世界」ができると、「キバの世界」を守るべく仮面ライダーとファンガイアの混成軍団を繰り出し、「ブレイドの世界」や「響鬼の世界」の住人と争いだす。その過程で女王ユウキの支配力が高まり、ワタルは「ファンガイアと手を組んだ」と部外者同様の存在になっていった。
戦力増強のため、女王ユウキと大ショッカー大幹部アポロガイストの縁談が持ち上がり、大ショッカーの傘下に入る。
その裏で、ユウキ率いる一派は世界融合の前から大ショッカーの傘下に入っており、アンデッドとも密かに結託していた。

ただし、ワタルの仲間に仮面ライダーサガ(ファンガイアが変身するライダー)がいる事から、大ショッカーへの従属とユウキによる支配が「キバの世界」にいるファンガイアの総意とは限らない。

劇場版では大ショッカー、スーパーショッカーの怪人として何体かが登場。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

歴史が変わった世界にて、ショッカーの同盟怪人として何体かが登場。
高位ファンガイアのチェックメイトフォーが登場していないため、全てのファンガイアがショッカーに従っているのかは不明。

最終更新:2013年03月21日 04:55