武者童子と鎧姫

【名前】 武者童子と鎧姫
【読み方】 むしゃどうじとよろいひめ
【俳優】 村田充(童子)/芦名星(姫)
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
【登場話】 十一之巻「呑み込む壁」(ヌリカベの武者童子と鎧姫)
十二之巻「開く秘密」(``)
十三之巻「乱れる運命」(ウブメの武者童子→乱れ童子
二十八之巻「耐えぬ悪意」(ヨロイツチグモの武者童子と鎧姫)
二十九之巻「輝く少年」(``)
【分類】 童子と姫
【特色/力】 頑強な外見、剣状の武器(ヌリカベ)
唾液を槍にする、驚異的な身体能力(ヨロイツチグモの武者童子)
唾液を剣にする、驚異的な身体能力(ヨロイツチグモの鎧姫)


【詳細】

童子と姫の強化形態。

怪童子と妖姫から更に変化したもので、頑強な鎧を身に着けたような姿を持ち、その見た目通りの高い耐久力と、音撃棒と互角に撃ち合える剣状の武器を生み出す能力を持つ。
響鬼の鬼火や烈火球が致命傷にならない防御力を持つことと、鬼の肉体も傷つける威力の武器を手にしたことで基礎戦闘力は数倍に強化されている。

この特殊形態の誕生は洋館の男女の思惑が関わっており、クグツが所持していたイガ状の塊を生み出した童子達に飲み込ませたことで変異を行い誕生。
いわばドーピングと似たようなパワーアップであるため、この姿への強化は長くは持たず数分間で解除されてしまう。
さらに解除時には苦痛が発生するらしくかなり苦しんでいる様子があり、元の怪童子達に戻ってしまうと耐久力も武器も失われてしまうため一気に弱体化してしまう弱点を持つ。

劇中では栃木県下野地方に棲息する魔化魍ヌリカベの出現の際に、クグツがイガ状の塊を既に誕生させていた童子と姫に与えたことで「ヌリカベの武者童子と鎧姫」が出現。
その戦闘力と連携攻撃で響鬼をあっという間に追い詰めた。

しかしディスクアニマルを使った情報収集で苦しみながら強化を解除している様子を知られてしまったことから長くは持たないことを察知され、徹底した時間稼ぎにより制限時間を迎えてしまい弱体化。
怪童子と鎧姫に戻ってしまった直後、烈火弾を叩き込まれて為す術もなく爆散した。

その後鎌西湖に出現したウブメの童子がイガ状の塊を与えられるも、童子が暴走しイレギュラー存在の乱れ童子へと変化してしまう。
姫の方は変化するまでもなく乱れ童子に捕食されてしまい、ウブメの鎧姫は未登場となった。

童子と姫を強化するのでは割に合わないと判断したのか、しばらく後イガ状の塊をクグツが飲み込んだ上で強化した童子達を生み出す方針へと変化。
これが功を奏し、時間制限のない完全版と言える武者童子と鎧姫が誕生することになったが、あらゆる魔化魍を育てられるスーパー童子とスーパー姫が誕生したことでクグツらは用済みとなり人員整理されてしまった結果登場しなくなった。

【余談】

定期的に実験が行われていたのか、過去にも童子と姫の強化は試行されていた模様(乱れ童子の出現が絵付きで残されていたあたり、武者童子は最低限作られていた可能性が高い)。

既に誕生していた童子達を強化するのでは時間制限や乱れ童子への暴走の懸念があるためか、クグツそのものを改造する形に落ち着いた模様。
しかし既にスーパー童子とスーパー姫が完成した時期であったため、童子達の強化プランは意味をなさなくなってしまった。

時期が悪かったというか、メタ的に見れば響鬼は後半から脚本家の変更に伴う作風の変化があり、予算の都合もあってか童子達のスーツを改造していくのは財政的に厳しくなっていったのかもしれない。

ヌリカベの武者童子のスーツは後に魔化魍コダマへと改造され幾度か撮影に使用された。

最終更新:2023年08月25日 00:48