ギガノイド第10番・「悲劇的」

リジュエル「誓いなさい。『子供など捨て、このギガノイドの親になる』と。そうすれば、天国のような日々が訪れます」

【名前】 ギガノイド第10番・「悲劇的」
【読み方】 ぎがのいどだいじゅうばん・「ひげきてき」
【登場作品】 爆竜戦隊アバレンジャー
【登場話】 第37話「快感アバレクイーン 」
【所属】 邪命体エヴォリアン
【分類】 ヴォッファ制作 ギガノイドスコア第10番
【製作者】 無限の使徒 ヴォッファ
【必殺技】 悲劇スモーク
【曲】 マーラー作曲「悲劇的」
【モチーフ】 樹木、ワイアール星人

【詳細】

マーラー作曲の交響曲6番「悲劇的」をモチーフにヴォッファが作り出したギガノイド第10番。

自らの分身を等身大の不思議な仮面の男の姿で街に出没させ、子育てに疲れた親達を幻想的なハンドオルガンの曲で惑わせる。
親達は自身の身体を擬態した教会に集まり、親が消えて悲しむ子供達の涙の結晶から宝石を作ろうと目論む黎明の使徒 リジュエルの作戦を補佐し、「悲劇スモーク」で煙を吹き付けられた相手を悲しい気持ちにする事で全身の力を抜けさせる。

「エヴォリアンの王妃」となったリジュエルにヴォッファが命令された為に誕生し、分身に次々と親達を教会に集めさせる。
子供を罵倒した母親を尾行するブルーとイエローに分身を送り込み、教会に駆け付けた3人はリジュエルに捕らわれるが、(亡き兄夫婦の娘・舞を育ていている)凌駕の決死の説得によって親達はそれぞれの子供を思い出した為に正気に戻り、涙の結晶から作られた宝石が粉砕してしまう。

教会内の自身の像をレッドに破壊されると正体を現し、キラーオーと共にアバレンオーとマックスオージャを迎え撃つ。
悲劇スモークでアバレンジャーと共に2体を弱体化させるが、そこへ4体の爆竜(バキケロナグルス、ディメノコドン、パラサロッキル、アンキロベイルス)が駆け付け、マックスオージャが4体と爆竜超合体したマックスリュウオーになす術もなく、最期は爆竜必殺リュウオーバスターを受け爆散した。

第43話では不滅と融合した生命の樹に生える命の実から召喚される

【余談】

紫色の枯れ木のような身体を持つ。

デザイナーのさとうけいいち氏によれば、「『ウルトラセブン』のワイアール星人が大好きだった為、ワイアール星人へのオマージュとして枯れ木をモチーフにした」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

「悲劇的」という曲はシューベルト作曲の交響曲第4番を思い浮かべるが、このギガノイドはマーラー作曲の交響曲第6番が元ネタとなっている(その証拠に分身が交響曲第6番を演奏している)。

「人間を誘導させて悲しみを生み出す能力を持つ」怪人シリーズ第31作目にも登場している(あちらは子供)。

最終更新:2020年10月03日 14:05