マリゴモリ

「ああ、幸せになりたかった～！」

【名前】	マリゴモリ
【読み方】	まりごもり
【声】	市来光弘
【登場作品】	侍戦隊シンケンジャー
【登場話】	第十六幕「黒子力（くろこのちから）」
【所属】	外道衆
【分類】	アヤカシ
【得意技】	硬い玉になる
【伝承のルーツ】	栄螺鬼（さざえおに）
【モチーフ】	巻き貝、アルマジロ
【名前の由来】	毬＋篭り

【詳細】

丸い巻き貝のような、アルマジロのような姿を持つアヤカシ。

背中の硬い貝のような甲羅の中に全身をしまい込むことであらゆる攻撃をも弾き返す球体となる能力を持つ。
この状態で転がることで攻防一体となり周囲を破壊することが可能。
性格も内に篭っている為に甲羅の中で周囲を羨み、「外の皆が不幸になればいい」と考え、いざとなると怒り出して大暴れする迷惑なアヤカシでもある。

三途の川を増水させる為にこの世に侵攻し、シンケンジャーの攻撃を高い防御力で弾き返すが、水切れの為に撤退する。

その後、グリーンとイエローがモヂカラ（「枝」と「岩」）によって作り出した壁で動きを止められた。
ピンクがヘブンファンで煽ったレッドの炎にあぶられて、更にブルーの「波」のモヂカラによる温度差で甲羅にヒビを入れられてしまい、虎五輪弾を受け倒される。

その直後、二の目とり巨大化して復活。
相変わらずの防御力でシンケンオーを相手に善戦するが、カブトシンケンオーの火炎放射にあぶられ、カジキシンケンオーの水流を浴びたことで急激な温度差に装甲を破壊され、最期はトラシンケンオーの虎ドリル突撃を受け爆散した（上記の台詞はその際のもの）。

現代の伝承で『栄螺鬼』という妖怪がいるとされている。
『栄螺鬼』は「サザエ」という貝が鬼と化した化け物らしく、マリゴモリの背負った貝とその頑丈さが『栄螺鬼』伝承のルーツになったと思われる。

【余談】

アルマジロをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『超力戦隊オーレンジャー』のバラマジロ以来の登場となる。
更に貝とアルマジロを合成モチーフにした怪人も『地球戦隊ファイブマン』のサザエマジロギン以来の登場となる（「装甲が物凄く硬い」という点も共通している）。

同幕で過去にスーパー戦隊シリーズで数多くの怪人の声を演じる依田英助氏が老人役としてゲスト出演している（スーパー戦隊シリーズでの出演は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の高部重吉以来となる）。

声を演じる市来氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

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