ケツァルコアトルス・ドーパント試験体

「複製した、お試し品ですがね?」

【名前】 ケツァルコアトルス・ドーパント試験体
【読み方】 けつぁるこあとるす・どーぱんとしけんたい
【登場作品】 仮面ライダーW
【登場話】 第35話「Rの彼方に/やがて怪物という名の雨」
【分類】 ドーパント/幹部級ドーパント
【メモリ】 ケツァルコアトルスメモリ
【綴り】 QUETZALCOATLUS
【頭文字デザイン】 輪を描くように羽を広げた翼竜(Q)
【デザインモチーフ及び容貌】 ケツァルコアトルス
【生体コネクタ位置】 不明

【詳細】

園咲家に伝わる、「ケツァルコアトルス」のガイアメモリ井坂深紅郎が盗み出し、複製したものを野鳥園のオウムに使用した事で変身した幹部級ドーパント。

人型ではなく翼竜の姿へと変身し、その飛翔範囲は大気圏にまで及ぶという。
全身から放つ高威力のエネルギー弾と3つに開く巨大なくちばしを武器とする。
テラーなど幹部が使うゴールドクラスのガイアメモリに匹敵する強大な力を秘めたメモリで、このメモリだけ通常のメモリケースの上に羽が生えたようなデザインとなっている。

島本凪はこのメモリの過剰適合者で、井坂は彼女の目の前で父親を殺害してコネクタを打ち込み、そこから定期的に恐怖を与える事でコネクタを成長させ、メモリの力を増幅させることを目論んでいた。
最終的に十分に力を高めたメモリを自分自身が取り込むことで飛翔能力を得るのが井坂の目論見で、コネクタの成長を確認した翌日、彼女が通う野鳥園に現れケツァルコアトルスの複製メモリを園内のオウムに使用し、その強大な力を彼女に見せつける。

ドーパントは凪を攫って飛翔するが、ビッカーシールドとハードガンナーを使い飛翔したCJXのビッカーチャージブレイクを受けメモリブレイクされた。

その後、本物のケツァルコアトルスメモリもアクセルトライアルによって握りつぶされ破壊された事で、凪に打ち込まれた生体コネクタは消え去った。

コネクタが成長した凪が使用した場合のスペックは不明。
ただ、内部基板を複製したメモリも、フィリップのイメージ内で凪が変身した場合も姿は変わりなかった。

【余談】

ケツァルコアトルスとは中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅期の直前の時代を生きていたとされる翼竜の一種。
約8400万年前から約6550万年前にかけての約1850万年を、海進時代の北アメリカ大陸に生息していた。

現在知られる限りで史上最大級の翼竜で、同時に史上最大級の飛翔動物。名称はアステカ文明に伝わる蛇の神「ケツァルコアトル」から取られている。
発掘された化石の研究から、地上に着陸して四本足で地面に立った場合、首の長さだけでもキリンを超えると言われるほどの大きさとされている(しかし、成体でも70キログラム程度しかなかったとされる。)。

化石から起こされたイメージ図とこのドーパントの姿はかなり異なる。
ドーパントのためか、嘴が三つに開く等、こちらの方がより「怪物じみた」デザインとなっている。

なお、受注生産限定で発売されたコンプリートセレクション ドーパントメモリでは巨大な羽のついた劇中と同様のデザインでラインナップされる。

最終更新:2021年02月27日 05:31