タチバナ

「今の君に必要なのは『友情』ではない。『非情』だよ」

【名前】 タチバナ
【読み方】 たちばな
【声】 檜山修之
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【初登場話】 第17話「流・星・登・場」
【所属】 反ゾディアーツ同盟(もう1つの正体はホロスコープス
【分類】 同盟の一員
【名前の由来】 立花藤兵衛

【詳細】

反ゾディアーツ同盟に所属する謎の人物。

普段は人工衛星「M-BUS(METEOR-BACKUP SATELITE)」に駐留している。
地球軌道上から仮面ライダーメテオ/朔田流星への作戦指示とバックアップを行う。

常に仮面を着用している為、表情は読み取れないが、アリエスを覚醒させるにあたって流星が他者の犠牲を厭わない事を良しとしなかったり、彼が(一時的とはいえ)弦太朗を死に至らしめた際は激怒するなど、本質的には善人だと窺える。

キャンサーとの戦いの後、流星に「君の秘密は守られている」などと鬼島の動きを察しているような言動を見せるなどの不可解な点も多い。
更にかつて賢吾に学園とラビットハッチを繋ぐ「ゲートスイッチ」を与えたのも彼らしい。

第32話で賢吾と通信し、それを契機にライダー部にもその存在が認識され、協力関係を持つ。

第41話で本格的に動き出したヴァルゴが警告と共にライダー部達を攻撃対象とした為、緊急事態に直接ラビットハッチに赴き(流星もこの時に直接邂逅した模様)、これ以上ライダー部を危険にさせない為に「弦太朗が単身でコズミックに変身できる」ように特訓を提案する。

修行内容は「自分の持つツボを奪って破壊する」という単純なものだが、様々な手段で全力の妨害を行う。
その最中にツナゲットを破壊したヴァルゴのコズミックエナジー反応と同一のエネルギーを放出している事からヴァルゴ(江本)本人だと賢吾に看破されると正体を現す。

第42話で実は自分達を止めてくれる戦士を育て上げる為、秘密裏に動く江本の仮の姿だった事が判明する。
我望光明に裏切りを知られ、ホロスコープスから賢吾を守る為に命を落とした(詳細はヴァルゴ・ゾディアーツを参照)。

【余談】

声を演じる檜山氏は同作のナレーションも担当している。

他のメンバーが登場せず、メテオの変身システムやゲートスイッチを渡したのがタチバナ(江本)本人だった事から「反ゾディアーツ同盟」は彼が活動するための口実に使った架空の存在だった可能性があり、メテオシステムを開発したのも江本だと見られ、旧友・歌星博士が生み出したフォーゼのアストロスイッチとの互換性にもつじつまが合う。

物語の発端として賢吾に渡したゲートスイッチも空間を湾曲させるヴァルゴの能力と類似している為、自身の能力をトレースしたと考えられる。

「(この状態では)厳密には怪人ではないが素顔を隠して声優が声をあてている」、「2号ライダーに戦う力を授ける」、「正体は敵組織の裏切り者」という3点は『仮面ライダーW』のアクセルの支援者「シュラウド」と共通する部分がある(自身の生涯をライダーの糧として与え、最期に満足して死没する面も似ている)。

最終更新:2013年05月01日 14:39