エンター

「C'est la vie…adieu,Go-busters(人生とはそういうものです…さようなら、ゴーバスターズ)」

【名前】 エンター
【読み方】 えんたー
【俳優】 陳内将
【登場作品】 特命戦隊ゴーバスターズ
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ
【登場話(ゴーバスターズ)】 Mission1「特命戦隊、集結せよ!」~Mission13「サプライズな休日」
Mission15「金の戦士と銀のバディ」~Mission17「その名はゴーバスタービート!」
Mission19「俺の合体!バスターヘラクレス」~Mission40「カブるJとメサイアロイド」
Mission42「突撃!メガゾードの中へ」~Mission44「聖夜・使命果たすとき」
Mission46「新たな融合と熱暴走!」~Final Mission「永遠のキズナ」
【所属】 ヴァグラス
【分類】 幹部/アバター(ゴーバスターズ)
【製造モチーフ】 転送研究センターの研究員
【その他のモチーフ】 パソコン
【推奨動作環境】 不明
【名前の由来】 エンターキー
【テーマソング】 ジュマペル エンター

【特命戦隊ゴーバスターズ】

ヴァグラスの幹部。現実世界から隔離されたメサイアが生み出したアバター。

一定量のエネトロンを確保したヴァグラスが本格的に活動を始める為に送り込まれたエージェントであり、あくまで現実世界に投影される存在となっている為、本体(バックアップ)が倒されない限り、瞬時に何度でも復活する。

通常は人間の姿で社会に暗躍し、亜空間にいるメサイアを人間界に出現させる為に必要なエネトロンの奪取を狙う。

その正体は13年前に亜空間へ転送され、メサイアに取り込まれた男性陣のデータを統合して創り出された存在だった。
愛用のゴーグル、会話に織り交ぜているフランス語、その外見など複数の人物の要素が一つに統合されている。

現実世界で多種多様に使われているエネトロンを利用し、専用のノートパソコンにメタウイルスカードを読み込み、無機物にメタウイルスをインストールする事でメタロイドを生み出す。
データで構成されたアバターとなっている為なのか、出現する場所に応じて、その場所にあった姿で行動する事もある。
外見の再構築は一瞬で行うことが可能。

Mission14のチューバロイド2の言葉によると「心臓の音がしない」らしいが、Mission16の描写で見る限り、これも「アバター」の為と思われる。

キザな性格を持ち、「Ca va?」(「ご機嫌いかが?」といった意味合いの挨拶)などのフランス語を会話に織り交ぜている。
他にも普段から暴走しがちで自身の話を聞かないメサイアに辟易したり、Mission4でピザを食べたり、Mission26で「メタロイドの誕生に失敗した(実際は小サイズのメタロイド)」とゴーバスターズに漏らしそうになって動揺したり、何度か人間臭い一面を見せている。

その一方でゴーバスターズに嵌められた事に怒りを露わにしたり、歪んだ「愛着」を持って排除に躍起になったり、本体のメサイアに似た面を見せる事もある(ゴーグルで表情を隠したり、一定時間暴走を起こした後に落ち着きを取り戻す事もある)。

大方の戦闘をメタロイドに任せている為、自ら戦う事は少ないものの戦闘力は高い。
剣を用いた格闘戦だけでなく、指を無数のケーブル状の触手に変化させての攻撃で相手を撹乱させる戦法を得意とし、この指は付近一帯の通信を傍受するアンテナとしての役割も持ち、常に着用するゴーグルもゴーバスターズのソウガンブレードと同様にエネトロンの流動を探る事ができる。

自ら前線に出たり、メガゾードに搭乗する場合は着用しているロングコートを脱ぎ、プロテクターの付いた動きやすい装備を瞬時に着用する事もある。

特撮作品においてはヒーローに一歩及ばず出し抜かれる事の多い悪役だが、彼は逆にゴーバスターズを出し抜く事も多い。
Mission4で多量のエネトロンMission8で新バスターマシン「CB-04」の設計図Mission10でデルタニウム39Mission12でカメラアイ製造の為のクリスタルの強奪などに成功している(結果的に何度も彼らを『敗北』に追い込み、設計図デルタニウム39などは新型の素体の完成に繋がる)。

その後もMission20で疑似亜空間を出現させる事でメサイアに快楽を与え、それと同時に思考能力を持つようになった。
自身の知らない内に新たなアバターを作り出していたメサイアの事を「自身で物事を考えるようになった」と一定の評価を下している。

Mission27でメサイアへの進化プログラムのインストールに成功した事でヴァグラス全体を新たな段階へ進展させている。

Mission29でゴーバスターズの亜空間突入を阻止する為にレッドと交戦するが、黒木司令官達に阻止され、亜空間転送を許してしまう。

Mission30でメガゾードεに搭乗し、ゴーバスターエースとの一騎打ちの末に敗れ去った。
同時にメサイアのメインコンピューターも爆発に巻き込まれるが、直前にメサイアのバックアップデータを保存している。

Mission31で生存が確認され、Mission33でメサイアカードを使用した新たな作戦を開始し、自身の目的の人間よりも『完璧』な人間になる事で世界を意のままにする為に人間のデータを集めようと目論み、その為にヒロムのデータを欲し、彼の体内にメサイアカード「13」を埋め込む。

第1章の頃と比べ、外見や行動に異様な変化が見られ、後に自身もメサイアカードを取り込んでいる事が明らかとなる。

Mission40で新たな姿へと変貌し、マサトのデータが入ったメサイアカード「07」を回収する。

Mission42でメガゾードにメサイアカードを融合させ、それから生まれたメタロイドから新たな素体メガゾードの誕生に成功した。

Mission43で2体のメサイアロイドを融合させ、レッドにケンタテロイドが敗れた際、「優秀なカード」として2枚のカードを回収する。
しかし、それをエスケイプの操縦するメガゾードζに奪われ、「メサイアの事をペットとしか思っていない」と握り潰され消滅した。

Mission44でメサイアの消滅後、バックアップデータによって復活し、その際にマサトのデータが入った「07」のカードを新たに取り込んだ(両目に取り込んだメサイアカードのナンバーが確認でき、この間にヒロムのウイークポイントを知った模様)。
オリジナルのメサイアが消えた為、自身が「新たなメサイア」と名乗り、ヴァグラスの頂点に君臨する。

メサイアは「成長して進化するプログラム」の為、以降は進化した能力で命あるものも人工物と融合させられる様になり、生命体と無機物の融合によってメタロイドやアバターを製造する能力を得る(メタウイルスをインストールしなくても手で触れるだけでメタロイドやアバターを作り出せる様になる)。
更に外見に変化が見られると同時に言動がより感情的になっている。

Mission46でエスケイプと共に姿を現し、レッドを追い詰めるが、何故か見逃して撤退する。
エスケイプの敗北後に出現した際、ゴーバスターズの目の前でクワガタムシからメタロイドを生み出し、花から新たなエスケイプを製造する。

Mission47で「自身が人間よりも『完璧』な人間になる為に人間のデータを再び集める」という目的をゴーバスターズに明かす。
いつの間にかレッドのウイークポイントを知っており、それを利用して追い詰めるも撤退される。

エスケイプが従順になった事に喜んではいるが、以前とは全く違う彼女に違和感を覚え、徐々に人間のように感情的になっていく。
一時的な苛立ちでエスケイプを削除してしまうと再び復活させ、その事でレッドに「お前は所詮ただのデータ」と言われた際、怒りを露わにする。

その後、レッドバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスター・ファイナルバスターモードの射撃を受け爆散する(その際に「04」と「07」のメサイアカードも砕け散った)。

しかし、Mission33でレッドの体内に仕込まれていたメサイアカード「13」が彼のバックアップとなっており、ヒロムが存在する限り、自身は何度でも2枚のカードと共に復活する(レッドを追い詰めても見逃し、彼のウイークポイントが知られたのもこれが原因だった)。

その後、ヒロムが触れた金属の柵から再び復活し、その事をゴーバスターズに教える。
当初は昆虫や花しか融合できなかったが、Mission48で動物も融合させられるようになり、エスケイプを再び復活させ、花の他にヘビと融合させる事で元に戻そうとするが、「データの残骸」と成り下がっていた為に不可能と悟り、別れを告げる。

自身と決着を付けようとするヒロムとの一騎打ちに臨み、「13」のカードから得たレッドのデータによって彼と同様の高速移動や技を使用できる。

その後、ヒロムが自身を道連れにしようとするも「13」のカードがそれを許さず、カードに守られたヒロムが触れた金属から再び復活する。
更に悪のレッドバスターへの変身まで遂げる。

Mission49で人間との融合も可能となり、エネトロンタンクに人間を取り込む事でを作り出し、そこからメガゾードΩを作り出す。

Final Missionでマサトの本体のある格納庫に行こうとするゴーバスターズを圧倒するが、ブルーの攻撃で阻まれ、逃亡を許してしまう。
大量のバグラーを率いて格納庫に攻め込むが、マサトとヒロム以外の一同に阻止され、ヒロムの体内のカードはマサトの捨て身の作戦(データ化させたヒロムにマサトの本体を合わせ、本体を犠牲にカードを消す)によって消滅してしまう。

メガゾードΩで挑むも敗れ、エンター・ユナイトの姿でゴーバスターズに最終決戦を挑む。
黒い衝撃波を放つ剣技で圧倒し、レッドを「ただの人間」と侮るも「欠点があるからこそ人間、だからこそ力を合わせられる」と退けられ、5人の「ボルカニックオールバスターズアタック」をボルカニックアタックで迎え撃つも敗北し、最期は元の姿に戻ると限界を迎え爆散した(上記の台詞はその際のもの)。

その後、繭に取り込まれた人々は解放され、亜空間の消滅に巻き込まれそうになったゴーバスターズは脱出に成功した。

【獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ】

宇宙大恐竜ボルドスが起動した残留プログラムからエスケイプと共に復活する。

【余談】

『テレビマガジン』10月号の付録DVD『VSビートバスターVSJ』ではマサトから奪ったモーフィンブラスターでビートバスターに変身した
「目元がエンターのトレードマークとなる基盤模様のゴーグル、下半身がロングコート状」というオリジナルとの差異がある。

『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』ではザンギャック側に加担し、タイプεやタイプΩを操縦した他、ゴーカイジャーが戦ったをアバターとして復活させている(戦闘力はオリジナルよりも劣る)。

初期案では「幻のレンジャーキーの力で近未来の世界に飛ばされ、哀しみの戦騎 アイガロンと結託し、3人(ブルーバスター、ゴーカイブルー、ゴーカイグリーン)に襲い掛かろうとしたところをキョウリュウジャーに阻止される」という予定だった。

最終更新:2020年12月29日 02:24