ウィザードラゴン

「この俺が希望だと?」

【名前】 ウィザードラゴン
【読み方】 うぃざーどらごん
【声】 大友龍三郎
【登場作品】 仮面ライダーウィザード
【初登場話】 第1話「指輪の魔法使い」
【分類】 ファントム/味方怪人
ゲート 操真晴人
アンダーワールド 死にゆく両親たちが晴人のことを『自分たちの希望』だと言い遺した病室→コヨミと過ごした日常
【怪物モチーフ】 ドラゴン
【その他のモチーフ】 ファフナー?
【名前の由来】 仮面ライダーウィザード+ドラゴン

【詳細】

ドラゴンの姿を模した巨大ファントム。

晴人(ウィザード)が絶望に達しなかった為に顕現できず、彼のアンダーワールドに存在を留められている。
対アンダーワールド戦においてドラゴライズウィザードリングによって召喚される(ドラゴン系のスタイルの場合、ウィザードから分離する形で召喚される)。

鋭い爪や牙を武器とし、口からは火炎弾を吐き、最高時速850kmのスピードで空中を飛行する。
マシンウィンガーとの融合により「ウィンガーウィザードラゴン」となり、更にウィザードの巨大な右足形態「ストライクフェーズ」に変形する。

召喚後もウィンガーウィザードラゴンへ融合する事により初めてウィザードに操られ、マシンウィンガーと強制的に融合しないと彼の意志を無視し、敵味方の区別や周囲への被害も全く考慮せず本能のままに暴れ回り、最悪の場合は侵入した人間のアンダーワールドが破壊される危険性もある。

同個体もファントムの一種に過ぎず、いつかは晴人の肉体を奪い取ろうと虎視眈々と狙っている。
しかし、自身が覚醒する前に晴人が命を絶つと都合が悪くなる為なのか、無意識下で彼を助力した事もある。

第9話でフェニックスに苦戦する晴人のアンダーワールドで彼を絶望させようと試みる。
しかし、絶望するどころか現実を前向きに受け止める彼の精神力に興味を抱き、ウィザードに更なる力を与える事を約束した(しかし、自身の力に頼れば、それだけリスクを伴う事を警告している)。

それ以降はアンダーワールド内で無差別に周囲に被害を出す事もなくなった。

この姿はファントムとしての姿ではなく、ウィザードの力によってメカメカしい姿になったような事が「ドラゴン」という呼称から推測できる。

ウィザードと融合した姿では各属性に応じた部位を具現化する(フレイムは頭部の火力、ハリケーンは翼の飛翔能力、ウォーターは尻尾の凍結能力を貸し与える)。

晴人などからは「ドラゴン」と呼ばれている(ビーストキマイラの「キマイラ」と同様、ファントムとしての固有名と推測される)。

フェニックス戦、レギオン戦での晴人のアンダーワールドは死別した両親と最期の言葉を交わした病室だったが、『戦国MOVIE大合戦』では晴人のコヨミに対する想いが強かったのか、彼女と過ごした記憶の世界に変化していた。
なお、その世界に侵入したオーガを撃退した直後に、「ここは居心地がいい」と言っていることから、晴人の肉体を乗っ取る野心も薄れ、すっかり彼のアンダーワールドに居座り込むことを決めたようである。

【余談】

「『指輪』に携わるドラゴン」という事からワーグナー氏の戯曲に登場する竜「ファフナー(ファーヴニル)」がモデルと思われる。

声を演じる大友氏はシリーズ第12作目でも翼竜系の怪人の声を演じている。

最終更新:2014年12月02日 12:35