ン・ガミオ・ゼダ

「人間は強さを求め、戦いを求める!グロンギになるのも定めだ!」

【名前】 ン・ガミオ・ゼダ
【読み方】 ん・がみお・ぜだ
【声】 立木文彦(ディケイド)
【スーツアクター】 伊藤慎(ディケイド)
【登場作品】 仮面ライダーディケイド
オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
【登場話(ディケイド)】 第2話「クウガの世界」
第3話「超絶」
【分類】 グロンギ
【出身世界】 クウガの世界
【登場世界】 クウガの世界
【特色/力】 念動、大爆発を伴う雷撃、リント(人間)の命を奪いグロンギ化する黒煙
【生物モチーフ】 オオカミ
【通し番号】 不明
【所属集団】 ン集団

【仮面ライダーディケイド】

究極の闇を齎すオオカミ種怪人。グロンギの王。

両腕からの爆殺的な威力を誇る雷光で相手を殲滅し、自らの身体を念動力で宙へ浮かび上がらせることも可能。
また、最大の特徴が自身から吹き出した黒煙を吸い込んだ人間を死に至らしめ、咆哮で原始の血を呼び覚ます事でグロンギとして甦らせる能力を有すること。
つまりン・ガミオ・ゼダが存在する限り、人間はグロンギになってしまう。

「クウガの世界」ではどういう経緯か不明ながらも灯溶山の遺跡に封印されており、自身より先に復活したグロンギ達が自身を復活させる為の「ゲギバスゲゲル(聖なるゲーム)」を行なっていた。
そのルールは「灯溶山から等距離の5箇所で『戦うリントの女性(女性警官)』を1滴の血も流させずに殺害する」というもので、女性警官が次々に命を奪われていた。

警察側もルールを把握できておらず(そもそもグロンギの行動がある特定のルールに基づくものであると知っているかどうかも定かではない)、被害者は増えていく一方。
しかし、この世界にやってきた門矢士はゲギバスゲゲルのルールを見抜き、あえてグロンギ達が待ち構える場所へグロンギ対策班の八代藍刑事を連れていき、いきなり彼女の顔面を殴ったことで鼻から出血。
条件が満たされなくなったことでゲギバスゲゲルは失敗した――――


かのように思われた。

しかし「世界の滅びの現象」の影響で封印が解けて現代に復活。
上述の能力で人々を強制的にグロンギに変えていき、自身の黒煙を吸い込んでしまった八代刑事は昏倒し病院に運び込まれてしまう。

復活直後に人語を話す程に知能は高く、「バセゴ・セバレ・ザレタ(何故、俺は目覚めた)?俺は2度と目覚めぬ筈だった」と発言している。
何らかの経緯で封印され本人はそれを受け入れてすらいたかのような言葉ではあるが、それ以上を語ることはなく挑みかかってきたディケイドを軽くしあしらい、拳の一撃で吹き飛ばし、クウガを変身解除に追い込む程の戦闘力とパワーは「グロンギの王」の名に恥じない凄まじいものを見せつける。

人々が変貌したグロンギ達に士を襲わせるが、治療の甲斐もなく八代刑事が亡くなった事で己が意志で戦う決意を固めたユウスケが士の元に駆け付ける。
そしてディケイドとクウガが並び立ち、復活したクウガ系のカメンライドカードを得たディケイドはファイナルフォームライドでクウガを原典における装甲機ゴウラムに似た「クウガゴウラム」へと変形させ、その連携攻撃に圧倒されたため生き残ったグロンギ達を吸収してパワーアップ。

高層ビルのヘリポート部分を雷撃で粉砕させ落下させるもクウガゴウラムの大顎に両断され失敗。
即座に逃走を図るが逃すまいと突撃してきたクウガゴウラムの両顎に捕らわれ、最期はディケイドアサルトを受け致命傷を受ける。

滅びの間際に「貴様もかつて、人だったのかも知れないな」とディケイドに言われるがその言葉に反応することなく、

「リント…闇が晴れるぞ…」と言い残し爆散した。

その台詞の意味や、同じく究極の闇と称されるン・ダグバ・ゼバとガミオとの関係は不明のままで終わった。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

ショッカーの同盟怪人として登場。

世界会議ではグロンギの代表者として出席し、人類の根絶を提唱した暗黒結社ゴルゴムクライシス帝国に頷いていた。
処刑広場の決戦ではクウガを迎え撃った。

【スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号】

ショッカーの幹部として登場。

最終決戦ではレンゲルやブレイドを迎え撃ったり、ブレイドとギャレンにマシーン大元帥と共に立ち向かうが、2人の連携に圧倒され、最期はライトニングブラストを受け爆散した。

【余談】

『ディケイド』で封印されていた経緯は不明だが、復活した直後の台詞から封印され続ける事を望んでいたようにも受け取れる。
『仮面ライダークウガ』本編には登場しないが、本来は劇場版の企画用に考案されたらしく、『クウガ』の劇中で存在が示唆されている(EPISODE48でオオカミの紋章が描かれた皮紙をラ・バルバ・デが所持している)。

グロンギ対策班の刑事役の諏訪太朗氏は平成仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズ何度出演している

仮面ライダーゴースト』第32話の翌々日に食玩「CONVERGE KAMEN RIDER 2」として発売され、『ディケイド』の怪人で同シリーズとして商品化されたのは彼だけとなる。

『ディケイド』で声を演じる立木氏は平成仮面ライダーシリーズでの怪人役としての出演は今作が初となる。
『クウガ』のナレーションを担当し、仮面ライダー剣次作変身アイテムの音声などを演じている。
また劇場版ビヨンド・ジェネレーションズでは顔出しでショッカー幹部として出演した。

最終更新:2023年09月30日 03:05