繁殖忍者クッツク法師

「寿命で死んでしまったが、生まれ変わって本番だ!」

【名前】 繁殖忍者クッツク法師
【読み方】 はんしょくにんじゃくっつくほうし
【声】 多田野曜平
【登場作品】 忍風戦隊ハリケンジャー
【登場話】 巻之九「雷兄弟と砂時計」
【所属】 宇宙忍群ジャカンジャ/チュウズーボ軍団
【分類】 宇宙忍者
【出身星】 ツクシ星団の南に位置する惑星コロン
【好物】 植物の根をすり潰して出た汁を5日煮込んだ法師汁
【生物モチーフ】 セミ
【名前の由来】 くっ付く+ツクツクボウシ

【詳細】

二の槍 チュウズーボが呼び寄せた宇宙忍者。

人間の首筋に分身の幼虫を植え付ける「蝉映し」、飛び立つ際に蝉汁を相手の顔に掛けて撹乱しながら逃走する「蝉立ちぬ」という宇宙忍法を得意とする。

上述の蝉映しで100人の人間に幼虫を植え付け、その人間の精気を吸収する事で幼虫が成長し、羽化したセミは更にそれぞれ100人の人間に幼虫を植え付ける。
この方法でねずみ算式にセミを増やしていき、瞬く間に世界中をセミで埋めつくす事によって地球を腐らせようと目論む。

幼虫を植え付けた人々を森の中に移動させ、幼虫を羽化させる為に呪文を唱え始める。
それを阻止しようとするハリケンジャーはゴウライジャーに足止めされた為に全く手が出せず、作戦は見事に成功すると思われた。

しかし、作戦完了を待たず、何と寿命がつきて絶命してしまい、それと同時に幼虫は全滅してしまい、作戦は失敗に終わった(チュウズーボが用意した砂時計を仕切りに確認していたのはその為だった)。

その後、巻物によって再生巨大化する(上記の台詞はその際のもの)。
しかし、元々戦闘力が低い事もあり、ダメージらしいダメージを旋風神に与える事もなく、連続パンチで圧倒され、最期は究極奥義・分身幻斬りを受け爆散した。

【余談】

彼が寿命で亡くなった事に対し、他の七本槍も驚きを隠せず、ハリケンジャーと交戦中のゴウライジャーも呆れる程だった。

ヒーローにも味方にも倒された訳ではない怪人は過去にも『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドーラガンロックなどがいる。

シリーズ第42作目第43作目では「巨大ロボに踏み潰された上、戦隊側がその退場を把握していない」というインパクトのある退場をしたが2年連続で登場している。

セミをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズの他にも数多く登場しているが、寿命で命を落とした例は極めて珍しい。
作戦の途中で命を落としたが、彼の寿命はどれくらいだったのかは不明。

声を演じる多田野氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となる。

最終更新:2020年03月08日 20:43