セイレーン

【名前】 セイレーン
【読み方】 せいれーん
【声/俳優】 太田彩乃
【登場作品】 仮面ライダーウィザード
【登場話】 第44話「息子の形見は」
第45話「笑顔は胸に」
【分類】 ファントム
【宿主】 静音
【狙ったゲート 熊谷義和
【特色/力】 声を聞いたものを一時的に操る能力、魔力の衝撃波による攻撃、槍を操る
【怪物モチーフ】 セイレーン
【その他のモチーフ】

【詳細】

晴人の小学校時代の恩師、熊谷義和を狙う女性型ファントム。

静音という美女を宿主とし、ゲートを絶望させるために単純な死の恐怖によるものではなく前もって身辺調査を行った上で行う周到さを持つ。
槍を武器とし、瞬間的に姿を消したりウィザードのドラゴン系スタイルとも互角に渡り合う戦闘力を持つ。
また妖艶な姿の人間態のまま対象の耳に囁きかける事で相手を魅了し、短時間だけ自分の意のままに動く操り人形にすることができる。

義和を絶望させようと襲い掛かるが、ウィザードの妨害を受けて退散。
晴人とゲートとの会話で、ゲートの遺児の形見である世界に1つしかないと言われている「飛行機の玩具」が希望と知り暗躍する。

面影堂の繁を催眠状態にする事で顧客リストを拝借し、彼がお目当ての飛行機の玩具を渡したとされる玩具コレクター酒井保の宅を突き止める。
先回りして玩具を破壊しようとするが、またしても遭遇したウィザードたちと交戦して失敗。

今度は保の息子の翔が公園で独り遊んでいるところに接触し、彼に飛行機の玩具を持ってこさせるようにけしかける(後に「催眠」ではなく翔が自身の意志で協力していたことが判明する)。
だが、飛行機を持って家を出る翔に異変に気付いた皆が追跡し、またも失敗に終わる。

実は翔はコレクションの玩具に執着していて自分の相手をしてくれない父親に不満を抱いており、その吐露した気持ちを聞いた義和が、なんと自分の手で飛行機の玩具を破壊してしまう。

その事実を知っていたのかは不明だが、偵察していたプラモンスターに居場所を突き止められ、どこかの整備室にいたところでウィザードらと交戦。
グールを放ちライダー達を迎撃するが、それぞれの最強形態に変身を許すとなすすべもなく、グール達はビーストハイパーに、自身もインフィニティースタイルの堅牢な装甲を崩せず、プラズマシャイニングストライクを発動したアックスカリバーに切り裂かれ爆散した。

【余談】

スーツはリザードマンを改造したもの。

セイレーンとはギリシア及びローマ神話に登場する上半身が人間、下半身が鳥の姿をしていると伝えられる海の怪物。
岩にすみ、通りかかる船の船員を歌声で誘惑し船を座礁させたりする他襲いかかったりするという。

その名は警報機の「サイレン(SIREN)」の由来にもなっており、同名のホラーゲームでもセイレーン(人魚)とのこじつけが見られる。

なおミサ以外では初めてとなる女性のファントム。
モチーフとなった怪物で言えば本来ヴァルキリーは女性であるはずだが宿主は男性であったため、通常ファントムとしては初めてほんとうの意味で女性のファントムが登場することとなった。

勘違いで保護されたリザードマンを除けば、珍しく面影堂を訪問したファントム。

最終更新:2021年03月13日 23:45