魔剣神官 マッドトリン

「兄上!あいつです!あいつが……ぐあああああ!」

【名前】 魔剣神官 マッドトリン
【読み方】 まけんしんかん まっどとりん
【声】 森川智之
【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー
【初登場話】 ブレイブ35「チョーすげぇッ! ギガントキョウリュウジン」
ブレイブ36「ギガガブリンチョ!きせきのシルバー」
ブレイブ46「だいけっとう!アイとなみだのいちげき」
【所属】 デーボス軍
【分類】 神官
【創造者】 百面神官 カオス
【考え】 「トリンに自身の邪悪な本質を見せつけて苦しませる」
「及び、『大地の闇』の穴を開放し、亡霊たちを復活させる」
【集める感情】 (トリンの)苦しみ?
【成分】 賢神トリン、悪
【配合】 魔剣マッドネスフレイム
【特記事項】 不良っぽさが魅力
【名前の由来】 狂気のトリン?
【その他のモチーフ】 不死鳥、ヒクイドリ

【詳細】

正義の心に改心して同胞から袂を別ってしまったトリンに代わり、カオスによって新たに生み出された「魔剣神官」。
トリンと瓜二つの姿で、素早い飛行能力と専用の細身の剣「マッドエッジ」によるスピード戦を得意とし、灼熱の炎でX字に切り裂く「魔剣マッドネスフレイム」はまさに命とり(鳥)の必殺技。
剣術自体はトリンとも勝るとも劣らないが、長きの戦いやデーボスの因子を持つ影響で弱体化の一途を辿るオリジナルと違い、全力を振るうことができる。
また、大地の魔神ガドマが復活した余波で活性化した『大地の闇』の穴を完全に開くという使命を持ち、その穴が広がるほど自身の力もまた強化されるという性質を持つ。

人格は「(カオス曰く)邪悪なデーボス様の使者としてのトリンの本来あるべき姿」であり、カオスに従順。
彼をして「聞き分けのいい弟」、「新しい用心棒」と称され、弱って力が出ないオリジナルのトリンを「不良品」と罵って容赦なく攻撃するなど残虐。

ブレイブ35にて、諜報中のグレーとシアンを闇討ち。
さらにガドマを撃破して『大地の闇』の入り口を塞ごうとするキョウリュウジャーたちに奇襲をしかける。

姿を見せた当初は赤目のトリンの姿だったが、ブレイブ36冒頭で即座に赤い怪鳥のような姿に変身。自分が「トリンの本来の姿」であることを誇示して動揺を誘い彼を攻撃するが、トリンを庇おうとするキョウリュウジャーたちごとスピリットベース(ブラギラス)に緊急転送され、取り逃してしまう。

その後、街中に跋扈しだした幽霊デーボス軍の動向を指揮しつつ再びトリンと交戦し、一歩上手のスピードで致命傷を与える。

しかし、『大地の闇』の発生地にての三度目の戦いでトリンが自分のブレイブに目覚めてキョウリュウシルバーに覚醒。
「デーボス」ではなく「獣電竜」の力で1億年前と同等の力を取り戻したシルバーの力に翻弄され、「トリニティストレイザー」の斬撃で倒される。

すぐにラッキューロスクスクジョイロで巨大化すると、自ら強引に『大地の闇』の穴をこじ開けようと目論む。
だが現れた全十大獣電竜の光線に怯んでギガントキョウリュウジンに合体されると、古代の禁断の技「ギガント砲」を改良させた究極の大技「超獣電オールギガントエクスプロージョン」を放たれてしまう。

最期はその一撃に吹き飛ばされ、『大地の闇』の入り口とともに消滅した。

後のブレイブ46では蝶絶神 デーボスの手によって「復活モンスター第一号」として今度は自分自身が「大地の闇」から蘇るが、「大地の闇」に送り込まれたトリンの逆襲で既に大ダメージを負っており、異変をカオスに知らせると復活直後に再び爆散した。

【余談】

演じる役者はトリンと同一人物。
ちなみに仮面ライダーシリーズにも、ヒーロー側に加担する鳥怪人の悪の分身が登場した例がある。

公式では一時期に何故か「ガドマ」の写真が掲載されていた(このバグは「マッドトリン」の項目を選択すると正常に戻るが、後に修正されたもよう)。

『エターナルブレイブ』によると、「悪のトリンが蘇った」という意味から「不死鳥」と、狂暴さで知られる「ヒクイドリ」がモチーフとして掛け合わされている。

最終更新:2014年06月22日 17:41