幽霊デーボス軍

「それでは、一同……「「礼!」」」

【名前】 幽霊デーボス軍
【読み方】 ゆうれいでーぼすぐん
【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー
【登場話】 ブレイブ36「ギガガブリンチョ!きせきのシルバー」
ブレイブ37「リベンジ!ゆうれいデーボスぐん」
ブレイブ46「だいけっとう!アイとなみだのいちげき」~
ファイナルブレイブ「だいばくはつ!さよならキョウリュウジャー!」
【所属】 デーボス軍
【分類】 デーボモンスター(再生怪人)

【詳細】

地球の奥に発生した『大地の闇』に巣食うデーボモンスターの怨霊たち。

元々『大地の闇』とは倒されたデーボモンスターたちの無念が集まる場所とされ、グレーは自分たちスピリットレンジャーと過去に戦ったモンスターが現在に復活するのもこの存在が関与していると分析している。

ブレイブ36にてガドマが復活した影響でその入り口がさらに拡大。
カオスの手によって今までキョウリュウジャーに葬られた多くのデーボモンスターが地上に流出し、完全復活を求めて本能のままに町にある物体を手当たり次第に吸収していくようになる。

幽霊たちは既に実体化して通常攻撃が有効だが、マッドトリンによると倒されても『大地の闇』の入り口が塞がらない限り幾らでも蘇るらしい。

街中で暴れてたヤキゴンテココドーコローヤローヤがキョウリュウジャーと交戦するが、敢え無く敗北。
しかし、キョウリュウジャーは『大地の闇』を広げようとするマッドトリンに圧倒され、トリンを匿うために一部がタンゴセックタナバンタを足止めしている間に撤退せざるを得なくなる(この2体が倒される描写はない)。

後に、生前の理香への強い「憎悪」を抱いたペシャンゴが彼女を襲って誘拐。
「怨念の象徴」として『大地の闇』の生贄に奉げようとするが、穴に投げ入れた彼女をブルーにキャッチされ、シールドランスラッシャーを手にした彼の怒りの兜割りに倒される。

その後、『大地の闇』を塞ごうとするキョウリュウジャーの足止めとして、ゼツメイツ(ナガレボーシ、ウイルスン、ヒョーガッキ)、ザイホーンカリュードスホネヌッキーシノビンバジャキリーンが復活して物量戦に持ち込むが、トリンが覚醒したキョウリュウシルバーの参戦でマッドトリンが倒され、「超獣電オールギガントエクスプロージョン」のエネルギーで『大地の闇』が塞がれると、幽霊デーボスが復活することはなくなった。

しかし、現代に蘇ったままの幽霊もいるようで、バティシエバーカンスなどがキョウリュウジャーに発見されてそそくさと逃亡した(おそらく、直後に駆逐されたと思われる)。

ブレイブ37では、さらに幽霊たちの生き残り(?)のスポコーン、アックムーン、キビシーデスが暗躍。
体たらくな生徒に教養と叩き込むキビシーデスと、軟弱な選手をスパルタで鍛えるスポコーンがタッグを組んで「私立デーボス学園」を設立。
実質的な戦闘力は低いものの嘗てキョウリュウジャーを窮地に追い込んだアックムーンが半ば強引に生徒にさせられ、キョウリュウジャーへの復讐のための秘密兵器として再教育されてしまう。

町でスポコーンとキビシーデスが大暴れしてキョウリュウジャーの4人を呼び寄せると、2人の熱血指導で鍛えられたアックムーンの新能力「オサキマックラー」でレッドとピンク、ブルーとブラックの人格を交換。
互いの武器を誤認して混乱しているキョウリュウジャーたちを追い詰めるが、遅れてきたゴールドとグリーンの人格を入れ替えるものの、元々同じ剣術の使い手だった2人には効果がなく、反撃されて撤退する。

今度は果たし状を送ってとある山場にキョウリュウジャーを誘き寄せると、ゾーリ魔の影武者を利用して死角からアックムーンが再度人格を改変。
さらに自身が人間ではないことで「オサキマックラー」の効果が無いと油断していたトリン(シルバー)が助太刀に入ると、キビシーデスが自らの身体を捨ててシルバーと入れ替わってしまう。
予習しておいたギガガブリボルバーでキョウリュウジャーたちを吹き飛ばし、シルバーの必殺技の「トリニティストレイザー」で止めを刺そうとするが、生半可な真似事の剣術だったためグリーン(in レッド)に容易く弾かれ、その技に執着を抱いていた彼の怒りの「トリニティストレイザー」を受けて吹き飛ばされる。
怯んだ隙に「オサキマックラー」をレッド(in ピンク)に破壊されると皆の人格も元に戻ってしまい、「七獣電ビクトリーマキシマムフィニッシュ」を受けて敗北。

それまで彼らの存在を隠していたラッキューロドゴルドに脅されてスクスクジョイロで3人を同時に巨大化。
スポコーンの頭部ボールで連携必殺技を繰り出そうとするが、獣電竜の光線で未然に防がれ、さらにキビシーデスのご丁寧な解説つきでギガントキョウリュウジンたちが「超獣電オールギガントエクスプロージョン」の陣形に合体。
最期は順番に光線に薙ぎ払われると、「巨大化戦終了」の号令をし、3人揃って一礼しながら爆散した。

その後「大地の闇」は、ブレイブ46で「地球全土で一斉に復活させて人類を滅亡へと導く」という蝶絶神 デーボスの最終作戦で世界各地で「穴」が発生しかけるが、ダンテツによって送り込まれたトリンが「大地の闇」内部で蹂躙して回り、計画が頓挫した(モンスターの中にはタイリョーン、アキダモンネ、サイホドローンも加わっている)。

ブレイブファイナルではトリンたちを阻止せんと自ら死霊になったカオスが妨害に出るが、そのカオスが裏切ったキャンデリラを含めた4人の必殺技で「大地の闇」の支柱に叩きつけられると、大爆発して崩壊した。

【余談】

オープニングでのキャスト表記はないが、各々の声優はオリジナルと同様のもよう。
『大地の闇』に蠢くモンスターたちは理性を失い、迷い込んだ戦騎のアイガロンキャンデリラにも手に負えずまとわりついていた。
ちなみに、その窮地にカオスのお迎えが来た時、アイガロンは「救援、キタ~~~!!」と言いながらX字に背伸びするという、どこかで見覚えがあるポーズで気持ちを表現している。

「デーボス学園」の面々の作戦は、キビシーデスに生理的な苦手意識を持つラッキューロが報告を渋っていたので、幹部たちが関与することもなかった独自の計画である。

なお復活した幽霊のうち、ドロンボス、キャワイーンは未登場。

最終更新:2014年02月10日 04:58