マリオネットシャドー

「他の娘達みたいに泣いて『闇』を生み出しなよ。失恋なんだよ!?胸が痛いよね?」

【名前】 マリオネットシャドー
【読み方】 まりおねっとしゃどー
【声】 内山昂輝
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第9駅「思いは片道切符」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 ネロ男爵
【闇形式】 ネハ992-9
【闇装備】 操り系カッター、ドール系マリオネット
【作戦運行】 自身の能力で街の男性を操り、数々のドラマチックな一目惚れを盛り上げておき、女性達の気持ちを踏み躙らせる事によって闇を集める
【闇駅名】 大失恋駅
【心の闇】 失恋
【シャドー怪人薀蓄】 両脚のドール系マリオネットは恋を引く裂く為の意味合いで「男」と「女」になっている
【モチーフ】 操り人形、人形師、手?、ハート?
【闇形式の由来】 傀儡?

【詳細】

人間を自身の人形のように自在に操る能力を有する操り人形系シャドー怪人。

両手に持つ「操り系カッター」から伸びる特殊な糸であらゆる物を操る事ができ、その者は動作や感情までも自身の意のままに操られてしまう。
このカッターは相手を直接切り裂く強力な武器になる他、両脚に張り付いている「ドール系マリオネット」を分身のように遠隔操作で操り、離れた相手を攻撃できる。

前回の陽動作戦でトッキュウジャーの注意が逸れている隙にネロ男爵の命令で街に潜伏する。

クローズに街中の女性を襲わせ、そこに居合わせた男性が窮地を助けるようにけし掛けるマッチポンプを展開する。
両者の恋仲が最高潮に達した瞬間、操った男性を冷酷な性格に豹変させ、そのショックで女性の失恋から発生する「心の闇」を集めようと目論む。

前回の爆弾騒ぎの一件もあり、トッキュウレッシャーのメンテナンスのついでに偶然街を観光していたミオをトッキュウジャーとも知らずにターゲットに定め、街の障害物競争に参加していた青年・千葉徹とくっ付ける。

その後、徹の落とした財布を返す為、お手製のオニギリ弁当を持参した上でデートに臨むミオ(初心な本人は「決闘」と誤魔化している)が徹と再会したところを狙い、操った彼に弁当を踏み潰させる(それと同時に街の各所のアベックやカップルが同じ状態に変貌し、駅名が変化した事で他のトッキュウジャーに発覚される)。

傷心するものの「心の闇」を発生させないミオに苛立つと彼女の傍に姿を現し、上記の甘い言葉で「心の闇」を誘発させようとする。
しかし、「最初から『決闘』のつもりだった」と吹っ切れたミオがトッキュウジャーに変身し、自身がターゲットにしていた相手がトッキュウジャーだった事を知って交戦する。

カッターやマリオネットの多彩な攻撃で3号を苦戦させるが、他のメンバーが合流する。

3号が自身の事を親身に心配する5号と乗り換え変身し、3号ピンクのテッキョウクローの猛烈なラッシュ攻撃で両手のカッターを叩き落とされ、元に戻った3号のシンゴウハンマーで吹っ飛ばされ、3号のイマジネーションで発動したレンケツバズーカのレインボーラッシュが「プレゼント倍返し」という巨大なオニギリに変形し、上から押し潰されて敗北。

その直後、闇暴走を起こして巨大化する(その際に「こっちは倍々返しで攻撃してやる!」と叫んでいる)。
整備中で出撃できないトッキュウオーに代わる3両のサポート烈車が合体したディーゼルオーと交戦し、近くの高層ビルの上から糸を垂らし、ディーゼルオーを操ろうとするが、フルパワーの腕力に糸と共に引きずり降ろされ、最期はディーゼルオースピンキックを受け爆散した(その際に「パワーに敗けた!」と叫んでいる)。

結果的に「闇駅」の完成は失敗したが、実は失恋した女性達から集めた「心の闇」はクライナーによって闇の皇帝を呼び戻す路線を得るのに十分な量が回収されていた。

【余談】

声は爽やかな青年のようで甘く囁くように話す。

巨大戦でディーゼルオーのパワーを重視した古臭い肉弾戦を小バカにしていたが、最終的に敗北した事に後悔していた。

同駅で『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のゲキチョッパー/久津ケン役の聡太郎氏が千葉徹役としてゲスト出演している。

声を演じる内山氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は今作が初となり、『ウルトラマンコスモス』以来、13年振りに特撮作品に出演している。

最終更新:2014年06月10日 22:03