ハンマーシャドー

「俺が打ち砕かれるなんて、ハンマリだーー！」

【名前】	ハンマーシャドー
【読み方】	はんまーしゃどー
【声】	チョー
【登場作品】	烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】	第15駅「心の中にあるもの」 第16駅「危険な臨時烈車」
【所属】	シャドーライン
【分類】	シャドー怪人
【主】	グリッタ嬢
【闇形式】	グハ1021-15
【闇装備】	粉砕系ビッグハンマー、夢幻系ミニハンマー
【作戦運行】	自身の能力で街の人々から引き出した様々な大切な物を見せ、目の前で叩き壊す事でそのショックから闇を集める（第15駅） シュバルツ専用クライナーの機関部に強制接続された後、楽しい旅で膨らんだ子供の夢を打ち砕く事で闇を集める（第16駅）
【闇駅名】	悪夢ヶ丘（第15駅）
【心の闇】	夢や希望の破壊
【シャドー怪人薀蓄】	頭部が潰れているのは長い戦いの内、火球の出し過ぎによるもの
【モチーフ】	ハンマー
【闇形式の由来】	鉄槌？

【詳細】

「相手が大切に思っている物」を幻として出現させ破壊する能力を有する金槌系シャドー怪人。

夢幻系ミニハンマーで人間の頭部を小突く事でその者の心の奥の大切な物を物質化し、反対側の粉砕系ビッグハンマーでそれを破壊できる。
自身の頭部を叩いて生み出した火球を猛烈に乱打したりする他、トッキュウオーのフミキリケン烈車スラッシュに似た「ハンマークラッシュ」という必殺技を繰り出す。

キャッスルターミナルの展望で「シュバルツ将軍への恋煩い」と「闇の皇帝の妃になる運命」の板挟みに思い悩んでいたグリッタ嬢に声を掛け、苦しみから開放しようと彼女の頭の中から虚像のシュバルツ将軍を作り出して破壊しようとするが、それを拒絶する本人に制止されてしまう（虚像のシュバルツはグリッタ自身が丸呑みにして自分の体内に戻した）。

しかし、一部始終を見ていたゼットにその珍妙な能力を買われ、作戦の指揮権を委託されたグリッタ嬢と共に人間界へ進撃する。

トッキュウジャーが次に着いた駅を闇駅「悪夢ヶ丘」に変え、片っ端から通行人の頭からダイヤモンドや幻の壺などの彼らの夢や希望の象徴といえる存在を実体化させてはハンマーで粉砕し、文字通りに人々から夢を奪い去って「心の闇」を集めていく。

その場で遭遇したトッキュウジャーと交戦し、他の4人が乗り換え変身しながらクローズと戦っている間、自身と同じハンマー使いの3号と勝負する。
事前のイマジネーションの適正検査で「メンバー中最弱」という判定で弱気になっていた3号の隙を突き、力任せに変身解除まで追い込む。

ミオの頭の中からも「マイッキー」という謎の生物を作り出して破壊しようとすると、ちょこまか逃げ回る相手に翻弄され、反撃の頭突き一発で遥か彼方に吹っ飛ばされてしまう。

キャッスルターミナルに帰還後、グリッタに過保護なノア夫人の提案で「マイッキーを破壊して、その本体の3号から心の闇を生ませる」という新たな指令を帯びて再度出撃する。

とある列車置き場に隠れていたミオとマイッキーを発見し、それを守ろうとするトッキュウジャーとの戦闘を開始する。
激しい攻防戦の中、遂にマイッキーの破壊に成功するが、3号から「心の闇」が生まれるどころか、逆にそれが火種になって溢れんばかりの輝かしいイマジネーションが解放させてしまう結果を招いた。

覚醒した3号の強烈な攻撃に苦戦するが、トッキュウジャーがレインボーラッシュを放つ寸前、自身の「心を実体化させる」という能力に他の利用価値を思い付いたシュバルツが乱入し、彼に危機を救われて撤退する。

窮地を救ったお礼をしようとするが、シュバルツに彼専用のクライナーの中枢機関部に強制的に接続されてしまう（シュバルツの目的は専用クライナーに彼の能力を取り込み、クライナーを乗車した者が思っただけで全てが具現化する「夢の烈車」に改造し、その力に誘惑された子供達の夢を破壊して、「心の闇」を集める事だった）。

街の公園から子供達を誘拐している最中、トッキュウジャーも侵入するが、トカッチとカグラ以外の3人もクライナーの幻影で食堂エリアの虜（トカッチによれば、「自分達が一時期だけ気を失っていた事で奇跡的に催眠にかからなかった」らしい）にし、機関部に接近していたトカッチ達をシュバルツが強制的に車外へ排出する。

その後、ポリスレッシャーで追跡され、クライナーに再度侵入した5号にシュバルツが立ちはだかる。
しかし、カグラの念じたイマジネーションでライト達3人のいる食堂エリアに彼女の分身が出現し、（関西弁で）ハリセンを使った喝によって3人も正気に戻り、駆け付けた1号達がシュバルツの相手を引き受け、5号を機関部に突入させてしまい、更に2号の操縦するポリスレッシャーのポリスワッパーでクライナーが強制停車され、子供達の解放を許してしまう。

クライナーから分離した後、トッキュウジャーと再度対峙するが、名乗り出た5号のイマジネーションで発動したレンケツバズーカのレインボーラッシュが「ハリセン100万発」という巨大なハリセンに変形し、それに何度も叩かれて敗北。

その直後、闇暴走を起こして巨大化する。
自身の頭のイメージから生み出した火球を打ち出し、超トッキュウキャノンの砲撃をハンマーで弾き返して、超トッキュウオーを圧倒的なパワーで苦戦させ、上述のハンマークラッシュを繰り出す。

しかし、5号の提案でその攻撃を受けた直後に超トッキュウオーは合体を解除した事でダメージを分散し、再度合体した超トッキュウオーの反撃でハンマーを手放してしまい、最期は超トッキュウオーフルバーストフィニッシュを受け爆散した（上記の台詞はその際のもの）。

敗北後、子供達から奪い去った大量の「心の闇」はシュバルツによってクライナーと共に持ち去られた。

【余談】

上記の台詞は「あんまり」と「ハンマー」を掛けていると思われる。

「相手の夢を実体化させ、それを破壊する事で夢を奪い去る」怪人は平成仮面ライダーシリーズ第12作目にも登場している。
球体状の頭部が何処と無く『ズゴック（ロボットアニメシリーズに登場するモビルスーツ＝兵器）』に似ているが、『エターナルメモリーズ』の弁解によれば、「デザインしていたときに偶々傍で遊んでいた息子の玩具の影響が出てしまっていたから」らしい。

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