ロンダーズファミリー

【名前】 ロンダーズファミリー
【読み方】 ろんだーずふぁみりー
【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー
海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船
【分類】 敵組織
【名前の由来】 資金洗浄(英:money laundering)

【未来戦隊タイムレンジャー】

『タイムレンジャー』に登場する敵組織。

ドン・ドルネロがボスとして率いる30世紀から20世紀の地球に逃亡してきた犯罪者達の集団。
他のシリーズに登場する敵組織とは異なり、世界征服ではなく、金目当ての犯罪活動がメインという特徴を持つ。

それぞれのバックボーンは異なり、様々な惑星出身の宇宙人だが、犯罪を犯した後捕まり、裁判を受けた上でその刑罰として圧縮冷凍の刑を受けている。
ロンダー刑務所にはカプセルに格納された圧縮冷凍済みの囚人が多数保管されており、刑務所の一部ごと時間移動してきたドルネロ達は冷凍済みの囚人をその都度持ち出し、解凍した上で送り出している。

この圧縮冷凍形は体は小さい人形状になり、動けないものの意識だけはあり、本人の苦痛はかなりのものらしく二度と圧縮冷凍されたくないと考えている囚人がほとんど。
体組織を急激に縮小させるため、解凍直後は不安定なのか巨大化抑制シールと呼ばれるシールが体の一部に貼られており、それを剥がす事で細胞のリバウンドを引き起こし細胞組織が20倍にまで膨れ上がりその影響で巨大化する。

金稼ぎを邪魔するタイムレンジャー抹殺そのものを目的として囚人を解凍する場合もあるが、基本的に金儲けの為に囚人を街に送り込む。
更に金を稼ぐ為にはあらゆる事を行い、犯罪の他にも時間保護法違反ではあるもののまともな商売活動(30世紀製のドリンクを販売する)も行っている。

逃走に用いて森の中に不時着したロンダー刑務所を本拠とし劇中で描かれた行動はタイムレンジャーに妨害されてばかりだが、実際はそれ以上に成功を収めている。
タイムレンジャーが作戦を阻止したおかげで金儲けをできた事もあり、ドルネロは日本の財界と裏社会でかなりの地位を築き、「長い特撮の歴史の中で唯一その目的を達成していた組織」と言える。

タイムレンジャーは『特捜戦隊デカレンジャー』等とは異なり、刑の執行権はない為、基本的に囚人は武器で再度冷凍圧縮して検挙する。

組織名はこの刑務所に因んでギエンリラが名づけたもので、未来世界でもこの組織名で活動していたわけではない。

ドルネロは死の間際、解凍されないまま彼がアジトに持っていた圧縮冷凍状態の囚人を未来へ持ち帰ってくれるようにピンクに頼み、その願いは叶えられた。

【海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船】


デカレンジャーからはアブレラが復活して登場していたため、ゼニット以外のロンダー囚人が登場できれば犯罪組織タイプの怪人揃い踏みとなったが、ゼニットはギエンが開発したものであるため、あるいみ彼の分身友言えることから共演自体は叶った…と言えるだろうか。
同じ場面に映らなかったが。

【余談】

その現実的過ぎる活動内容から漫画家の長谷川裕一氏が執筆したスーパー戦隊シリーズ(+α)のアンオフィシャルSF考証本『さらにすごい科学で守ります』に「戦隊史上最もリアルな敵」と明記された。

組織名の由来は「資金洗浄」を意味するマネーロンダリングから。

最終更新:2023年01月17日 14:57