ロイミュード096

【名前】 ロイミュード096
【読み方】 ろいみゅーどぜろきゅうろく
【声/俳優】 末永遥
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 第14話「彼女を狙う黒い影はだれか」
第15話「その想いが届くのはいつか」
【分類】 下級ロイミュード
バイラルコア バット型
【事件】 アイドルストーカー事件
【特色/力】 鋭い爪を利用した格闘攻撃、爪の毒で人間を仮死状態にする
【求める人間性】 愛憎入り混じった複雑な心の闇?
【モチーフ】 コウモリ、死神?

【詳細】

鋭利な爪を装備し、黒いローブを被ったバット型の下級ロイミュード。

赤く鋭い爪を用いた格闘攻撃を行い、爪で刺した人間を青く染めて仮死状態にする能力を持つ。
また、襲った人間の傍にタロットカードを残して去るという謎の習性を持つ。

「重加速」を使うストーカーに狙われているという女優のリラが特状課に護衛されている中、撮影中に現れたストーカーの忠を襲って仮死状態にし、マッハと交戦。
しかし、自惚れが強い彼の名乗りの隙を利用し、『愚者』のタロットだけを残して直ぐに撤退してしまう。

特状課はこのロイミュードがリラの周囲に出没していたストーカーだと踏んでいたが、実はストーカーの正体は別個体の069で、共謀者であるストーカーの光一に擬態していた彼のストーカー行為をたびたび妨害していた。
その後、オリジナルの光一が自ら警察に捕まることで護衛が手薄になった隙に069がリラを手に掛けようとするも、再び立ち塞がってリラを守護するように現れ、069に野次を飛ばされる。
その直後マッハが乱入し、その混乱に乗じて沈黙したままその場を去って行った。

第15話では、留置所にいた光一を闇討ち、さらにリラに何かを説得しようとした彼女の所属事務所の社長の守をも手に掛け、それぞれ『戦車』、『法皇』のカードを渡して仮死状態にする。

意図的にタロットを扱うこと、そしてリラの周囲で彼女を守るような行動を取っていたことから、リラ本人からは1年前に失踪していた最愛の恋人にしてカリスマ占い師の弘樹(をコピーしたロイミュード)かと誤認されていた。

しかしその真相は、リラ自身にとってかなり残酷なものだった。
実は1年前、リラと交際していた弘樹の存在が彼女の女優生命を脅かすと危惧した守が密かに彼に縁を切るように説得、弘樹は葛藤の末にその言葉を呑んで単独でリラをとある岬に呼び出して彼女に交際破棄を申し出たが、それを拒絶して錯乱したリラともつれ合いになり、不慮の事故で崖から転落死してしまっていた。
リラはその事実を受け入れる事が出来ず、自宅のテーブルにタロットを並べては『まだ弘樹が生きている』と信じ込んでいたが、そこに096が現れて彼女のその心の闇に執着、彼女の姿と記憶をコピー(同時に、オリジナルのリラが持っていたはずの『弘樹を殺した』という記憶も完全に忘却してしまう)し、自身が上述のように彼女の周囲で護衛することで、「密かに生きていた弘樹が自分のことを守ってくれている」という捻じ曲がった空想を植え付け、その心の闇を利用して進化しようとしていた。

だが、リラが以前住んでいたアパートを家宅捜索して事件の真相を突き止めた進ノ介が、リラを弘樹の殺害現場に呼び出す。
さらにアパートに残されていた『弘樹を殺した』という走り書きで終えた日記と、彼が推理した上記の真相を語られた事でリラが本当の記憶を思い出して錯乱すると、計画が台無しになったとして姿を現し、ドライブやマッハと交戦する。

しかし、不利になって宙を飛んで逃げようとするもマッハの『トマーレ』で空中に捕縛され、さらにドライブが自らマッハに攻撃された反動を利用した体当たりで地上に落とされ、最期は2大ライダーの必殺キックを同時に受けて爆散した。

なお、事件の当事者の1人である弘樹の遺体はいまだに発見されていない(公式では一応「死亡」と明言されている)が、罪状が発覚したリラは霧子から「彼の遺体とともに(弘樹がリラへ「永遠の愛」を誓うためのプロポーズに使っていた)『世界』のタロットが消失していた」と諭され、恋人の気持ちを信じられなかった自身を悔やんで逮捕されたようである。

【余談】

演じる末永氏は『轟轟戦隊ボウケンジャー』でボウケンピンク/西堀さくら役としてレギュラー出演し、更に同エピソードでボウケンブルー/最上蒼太役の三上真史氏が占い師の弘樹役としてゲスト出演している。

最終更新:2021年05月17日 20:50