妖怪ダイダラボッチ

「お前!変だけど強過ぎーー!?」

【名前】 妖怪ダイダラボッチ
【読み方】 ようかいだいだらぼっち
【声】 塩屋浩三
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの10「ヒーハー!金色のスターニンジャー」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪
【好きな物】
【好きな場所】 採石場
【攻撃力】 ★★★★☆
【不思議な技】 ★☆☆☆☆
【力持ち】 ★★★★★
【集める恐れ】 見境なく暴れ回る破壊行為による恐れ?
【妖怪モチーフ】 だいだらぼっち
【器物モチーフ】 ショベルカー
【その他のモチーフ】 岩石

【詳細】

「ショベルカー」が封印の手裏剣と融合し、牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「だいだらぼっち」伝承を受け継いで変化した妖怪。

岩石の筋肉とショベルカーの油圧システムから生み出される怪力で硬い岩盤を削り取り、敵に目掛けて大量の大岩を投石できる。
乱暴そうな外見に反して、正確な作業工程で左腕のバケットで地面ごと相手の足元をすくい、右腕のグラップルで岩石ごと相手のボディを握りつぶそうとする荒々しい性格。

採石作業現場に突如出現(明確な誕生描写は無いが、おそらく依り代の「ショベルカー」は作業現場の備品と思われる)し、引き連れたジュッカラゲたちと暴虐の限りを尽くして作業員たちから「恐れ」を集めようとした。
ところが、そこにニンニンジャーよりもひと足先に現れたキンジ(彼の所有するスターバーガーは、ニンニンジャーたちのガマガマ銃よりも若干妖怪感知精度が高いらしい)と対峙して名乗ると、その名を聞いて妙に馴れ馴れしく接近するキンジに困惑し、突然ツーショットを撮られそうになると「撮られるのキライ!」と拒絶して殴り飛ばし、「器量が狭い」と逆ギレするキンジが変身したスターと交戦する。

遅れてきたアカ、アオ、シロも交えてジュッカラゲたちと混戦に入り、スターの「はりけーんじゃー」の竜巻で巻き上げられた仲間のジュッカラゲたちを当てられて怯むが、戦場に取り残されていた少女(作業員の親族?)を庇うスターを背後からなぎ払い変身解除させ、対戦相手をアカに移す。

しかし、少女を避難させて直ぐに復帰したキンジがスターに再変身すると、彼と、そしてモモとキも加わったニンニンジャーたちが名乗り、仕切り直して交戦する。

再度スターと対戦するも、「分身の術」による回避や「はりけーんじゃー」に怯み、追い討ちの「さんだーじゃー」で感電してしまう。
そこへ負けじと乱入してきたアカの「分身の術」に対しては「飽きた」と告げて豪快に払い除けるが、やはりスターソードガンを駆使して変幻自在に戦うスターには敵わず、フィニッシュに「はりけーんじゃー」から繰り出された必殺技の「ウイニングロックスター」に切り刻まれたばかりか、乱気流の中ちゃっかり退治される瞬間をカメラに収められ、「やっぱり、写真キライー!」と嘆いて爆散する。

直後十六夜九衛門肥大蕃息の術にて巨大化。
バイソンキングバギーを駆るロデオマルに足元から掬った岩のつぶてを投げつけて応戦するが、バギーの馬力と機動力の前では止められず、密着して力比べに入るもバギーの角に投げ飛ばされ、飛ばされた先でいつの間にか合体して待ち構えていたシュリケンジンパオーンの斧でダメージを負う。
そしてバギーからバイソンキングに変形合体されると再び大量の岩雪崩を振りかけるが、バイソンキングのライフルで迎撃され、最期は2大ロボの「荒くれバスター」と「パオーンブーメラン」を同時に喰らい爆散した。

【余談】

だいだらぼっちをモチーフにした怪人はスーパー戦隊シリーズにおいて『忍者戦隊カクレンジャー』のダイダラボッチ以来の登場となる。

デザイナーによれば、「だいだらぼっち」と「ショベルカー」というよりも、「巨人」と「岩山」を合成したもので、バケット状の剛腕やキャタピラ状の脚など、「如何にも」な怪人に仕上がっている。
また、デザイナー自身の世代で見ていたとある食品CMの影響から「髭を生やしたら巨人っぽい」ということで、下顎の岩が顎髭のように凹凸が出ている。



最終更新:2015年07月24日 01:05