オープンロイミュード

「オープン♪」

【名前】 オープンロイミュード
【読み方】 おーぷんろいみゅーど
【声】 福井博章(根岸逸郎)
河田吉正(067)
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 第29話「強盗事件で本当はなにがあったのか」
第30話「真犯人を語るのはだれか」
【分類】 融合進化態ロイミュード
【序列】 067(コブラ型
【融合進化された人間】 根岸逸郎
ネオバイラルコア コブラ
【心の闇】 不明
【事件】 銀行強盗殺人事件
【特色/力】 2本の強化アームを利用した格闘攻撃、特殊な鍵「コモンマスターキー」であらゆるものを解錠する
【モチーフ】 ワインオープナー?、十徳ナイフ?

【詳細】

コブラ型の下級ロイミュード067がネオバイラルコアを用いて、強盗殺人犯の根岸逸郎と融合進化した姿。

バールのような強化アームを利用した格闘攻撃を行う他、手に持つ特殊な鍵「コモンマスターキー」を翳して、あらゆる物を「解錠」させる特殊能力を持つ。
キーは金庫のような厳重ロックを解除するのは勿論(ドライブ曰く「銀行強盗にピッタリの能力」)だが、その真骨頂は周囲に存在する「開閉」の概念を持つ全ての物体の動作を支配することにあり、デスクの引き出しや配水管、さらに車のドア等も急に「開閉」させる事で相手を翻弄し、まさに地形そのものを味方につけてしまう(初戦ではドライブのドア銃のチャージも妨害するという芸当を見せた)。
さらに能力を極め、相手を南京錠のチェーンで捕縛する「オープンの逆」も使用可能。

ブレンからの依頼を介して001の「ある目的」を果たすため、銀行強盗を装って既に3名の人間を殺害していた(上記の固有能力を使っていたのかは不明だが、少なくとも重加速は使わず、特状課にリークされていなかった)。

しかし、4件目の犯行現場で銀行員たちの抵抗を受けたことで反撃にロイミュードに変身して重加速を発生させてしまい、それを感知して駆けつけたドライブと交戦する。
『ハンター』のジャスティスケージを含め、上記の解錠能力でドライブを翻弄するが、目的が失敗したと判断すると撤収する。

実は融合している逸郎は、12年前にとある銀行で進ノ介の父の英介を射殺したとされる殺人犯。
今まで殺害していた人々も、その当時の犯行現場に居合わせた人間たちで、真の目的は「001の記憶改竄を受けた彼らが、本当の記憶を取り戻す前に口封じに及んで証拠隠滅すること」だった。

さらにターゲットは銀行員に留まらず、更正して工場で働いていた12年前の相棒の慎吾も襲撃するが、偶然彼に聞き込みをしていた進ノ介が変身するドライブ、さらに増援に来たチェイサーと交戦する。
何故かロイミュード側に寝返ったマッハ(後に彼なりのスパイ行動と判明)の援助や、地形操作で2人のライダーを翻弄し、父親の仇に躍起になって我を失っていたドライブを苦戦させるが、「どんなことがあっても人間を守るのが仮面ライダーではないのか?」と諭すチェイサーによって彼が冷静さを取り戻したことで、「アクロスブレイカー」の目眩ましとタイプフォーミュラの超加速で慎吾と供に逃げられてしまう。

翌話ではターゲットを少女のゆかりに切り替え(ちなみに慎吾の身柄は保護した特状課によって匿われてしまった)、彼女が入院していた病室に出現。

ドライブと供に逃走する彼女を追跡し、足止めを引き受けたチェイサーをチェーンで捕縛して動きを封じるも、少女を安全な場所に避難させて戻ったドライブと交戦する。

『シャドー』に『モンスター』に『フレア』のタイヤ交換三連撃を受けるとドライブを誘導して足元のマンホールを「オープン」にして反撃に出るが、拘束を解いたチェイサーも駆けつけると、「アクロスブレイカー」と「トレーラーインパクト」の二段攻撃に融合相手を分離させられ、爆散した。

【余談】

クリムらを手にかけたハートたちを除けば、擬態相手以外の複数の人間を殺害するという本編で最も重い罪(今までのロイミュードは精々仮死状態にさせる程度でほとんど人を殺めておらず、元から殺人犯が融合したソードやシーフもロイミュードの状態では一人も死者を出さずに倒されている)を犯したロイミュード(人間)。
その動機を進ノ介に問われると逮捕された逸郎は「既に人間一人(英介)を殺したのだから、いっそのこと自分の中にあるどす黒い衝動を解放してやろうと思った」と語っていたが、彼自身にも001の記憶改竄を受けた形跡があり、出鱈目な過去を信じ込んで罪を重ねてしまった彼に進ノ介は「ある意味、あいつも被害者なのでは?」と同情していた(実際にその後、彼は無実で英介を殺害した真犯人が別にいることが判明する)。

スーツは下半身の形状や肋骨のような胸部ディテールからスクーパーロイミュードの改造と思われる。

最終更新:2018年04月21日 03:22