「俺様華麗に散る!ドドーン!」
【名前】 |
妖怪オトロシ |
【読み方】 |
ようかいおとろし |
【声】 |
後藤哲夫 |
【登場作品】 |
手裏剣戦隊ニンニンジャー |
【登場話】 |
忍びの18「八雲が愛した妖怪」 |
【所属】 |
牙鬼軍団 |
【分類】 |
妖怪 |
【好きな物】 |
マッサージ |
【好きな場所】 |
鳥居の上 |
【攻撃力】 |
★★☆☆☆ |
【不思議な技】 |
★★★★☆ |
【大ジャンプ】 |
★★★★★ |
【集める恐れ】 |
人間を同士討ちさせる事により生じる恐れ? |
【妖怪モチーフ】 |
おとろし |
【器物モチーフ】 |
芝刈り機 |
【詳細】
「八雲の芝刈り機」が
封印の手裏剣と融合し、
牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「おとろし」伝承を受け継いで変化した妖怪。
バリカン式の鋭い刃を装備して、どんなに固い物であっても芝を刈るように切り取ってしまう。
また目からオトロシビームを発射し、一定時間ビームを浴びた人間一人を意のままに操ってしまう能力を持つ。
また鳥居の上を好むためか高いところにいることが多くジャンプ力も非常に高い。さらに鳥居があるためか神社を拠点としていた。
妖怪の誕生をガマガマ銃の鳴き声で察知した天晴達が現場に駆けつけると、すでにアオニンジャーが戦闘中だった。
残りのメンバーも参戦すると、オトロシはオトロシビームでアカニンジャーとシロニンジャーを続けて操り、その隙に逃げてしまう。
戦闘データから「制限時間がある」、「操れる対象は一人だけ」というオトロシビームの弱点を突き止め、誰かが一人囮になりもう一人がその隙に操られたものを抑えこみ残りのメンバーで総攻撃に入る作戦を立て、
操られ役に立候補した八雲を囮として作戦を遂行する。
だがいまいち攻めきれず、さらにはオトロシビームの効力も切れてしまい、作戦を変更するが、
なぜか効力が切れてて解放されたはずの八雲がなおもオトロシの命令通りに動いて攻撃してきたため、やむを得ずアカニンジャーが応戦。
オトロシはその隙に逃走し、アオニンジャーも火炎の術を目眩ましに使いその場からいなくなった。
なぜオトロシビームの効力がまだ残っているのかを分析する霞達だったが、「操られてるふりをして一人しか対象にできない弱点を点いている」か
「まだ操られている」かのどちらかであると考える。
だが天晴は操られてるにしては攻撃の手が緩いことを疑問に思い、町中にいたオトロシを発見し、迎撃に出てきたアオニンジャーと交戦。
その際アオニンが叫んだ「カーリー」という単語に覚えがあった霞は何かを確認し、八雲の目的を理解した。
実はこの妖怪オトロシの元となったのは八雲が愛用していた芝刈り機。
自宅の芝を刈ってる最中、封印の手裏剣が飛来して芝刈り機と融合し誕生、母親から送られた大切な芝刈り機をどうにかして元に戻せないかと悩みぬいた挙句、
八雲は妖怪の近くにいてその方法を探ろうとしていたのがこの一件の真実だった(その証拠に、素体の芝刈り機が反映された妖怪のボディには「YAKUMO」という印字があったが、妖怪当人も知らなかったのか「え?そうなの?」と驚愕していた)。
だがその方法は判明せず、ついに愛用芝刈り機ごとオトロシを倒す決意をしたアオニンの忍龍斬を受けオトロシは爆散。
直後妖術で巨大化し、シュリケンジンの胸部に乗り込むオトモ忍に次々とオトロシビームを浴びせて行動不能にして追い込むが、サーファーマルの手裏剣を帰国したキンジに渡し忘れていたアカニンジャーがその手裏剣を使ってサーファーマルを召喚(と同時に旅行中だったのかキンジまでいっしょに日本に来てしまった)。
シュリケンサーファー合体でシュリケンジンサーファーに合体するとその機動力でオトロシを翻弄。
最期は額からわずかに突き出た封印の手裏剣を狙ったシュリケンジン・サーファー波乗り斬りを受け爆散し、奇跡的に手裏剣と芝刈り機の分離に成功した。
【余談】
声を演じる後藤氏は特撮作品での出演は今作が初となる。
ニンニンジャーの妖怪のように器物と何かが融合、もしくは器物そのものが怪人に変化した場合、倒されると同時にその元となった器物も消滅するのが基本だが、
このオトロシのように、倒された後分離して元通りになるというタイプは珍しい。
他の妖怪にも適用されるのかは不明だが、このオトロシのみ封印の手裏剣の一部が突き出ていたため成功しただけとも考えられる。
なお、等身大で爆散し、この時点で一度は芝刈り機は消滅しているはずであるが、巨大化した際に芝刈り機も再生したのだろうか?
デザイナーによると、伝承の「おとろし」はあまりにも巨大で頭部と前足しか描かれていない妖怪であり、残りの表現されていなかった部位を機械の身体(芝刈り機)で補うようにデザインされている。
スーツは下半身や肘の部分を見る限り、
妖怪カマイタチのものを改造したと思われる。
最終更新:2015年08月04日 18:46