妖怪ヌリカベ

「今まさにおいどん、カベドーンされてるでごわす~!」

【名前】 妖怪ヌリカベ
【読み方】 ようかいぬりかべ
【声】 川津泰彦
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの22「超合体!覇王シュリケンジン」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪
【好きな物】
【好きな場所】 踏切
【攻撃力】 ★★★★☆
【不思議な技】 ★★★☆☆
【通せんぼ】 ★★★★★
【集める恐れ】 「人生の壁」を乗り越えられない人々の絶望から生み出される恐れ
【妖怪モチーフ】 塗壁
【器物モチーフ】 遮断機
【その他のモチーフ】 踏切?、イヌ

【詳細】

何処かの踏切の「遮断機」が十六夜九衛門によって封印の手裏剣と融合され、牙鬼幻月の邪悪な妖気の影響で古来の「塗壁」伝承を受け継いで変化した妖怪。

非常に頑強な外皮を持ち、「ヌリカベシールド」という鉄壁を発生させる事であらゆる攻撃を弾き返せる「妖怪ディフェンダー」でもある。
更にヌリカベシールドに上手く隠れ、両肩の遮断機型キャノン砲で相手を砲撃する事も可能となる。

他にも両肩の遮断機を伸ばし、相手の行く手を遮る事で巨大な壁をそびえ立たせ、囲い込んで分断する能力を有する。
壁に囲まれた相手の心の中に立ちはだかる障害が記された「人生の壁」を作り出し、それを乗り越えられない相手を絶望させる事ができる。

牙鬼の復活に必要な「恐れ」を集めようとする有明の方の命により九衛門が誕生させ、人生の壁で人々を絶望させる事で「恐れ」を集めていく。

自身の出現に反応して駆け付けたニンニンジャーをジュッカラゲと共に迎え撃ち、「覇王シュリケンジンの合体で不安要素」というレッテルを抱えるアオニンジャーやスターニンジャーを変身解除に追い込み、2人を「(「天晴」と記された)人生の壁」に閉じ込める。

しかし、八雲とキンジが超絶勝負チェンジャー(獅子王)の一言である作戦(壁を乗り越えるのではなく、壁を突破する)を思い付き、2人が忍法を同時に放つ事で軟らかくなった人生の壁を破壊され、勝手に撤退した有明の方に後を任され、アオニンジャーとスターニンジャーを相手に善戦するが、アカニンジャー超絶との合体必殺技「二刀手裏剣斬・超絶斬り」を受け倒される(その際は「おはんら、カッコイイでごわす~!」と叫んでいる)。

その直後、肥大蕃息の術によって再生巨大化する。
3体のロボット(シュリケンジン、バイソンキング、ライオンハオー)を迎え撃ち、ライオンハオーの大シュリケンクラッシュを上述のヌリカベシールドで弾き返し、超合体忍シュリケンによって覇王シュリケン合体した覇王シュリケンジンに対して、ヌリカベシールドで防御しながら遮断機型キャノン砲で砲撃する。

しかし、その凄まじいパワーによってシールドを破壊され、更に分離したシノビマルに乗るアカニンジャー超絶に両肩の遮断機を破壊され無力化してしまい、最期は覇王アッパレバスターを受け爆散した(上記の台詞はその際のもの)。

敗北後、人生の壁に閉じ込められていた人々は自身で決断し、多くは解決に至っている。

【余談】

「~でごわす」が口癖。一人称が「おいどん」である等、鹿児島弁らしい方言で喋る。

「ヌリカベ」は某国民アニメに登場するキャラクターから単なる壁に手足が生えた姿のイメージが強い(同名の魔化魍カクレンジャーの妖怪も同様)が、この妖怪は古来の浮世絵にあるような「三つ目の巨大な犬」のような姿でデザインされている。

なお、今までの道具や公共物から誕生した妖怪と違い、路線運行に不可欠な遮断機から誕生してその踏切が不能になったわけだが、交通機関に影響は無かったのだろうか?

声を演じる川津氏は『特捜戦隊デカレンジャー』のボッツ星人 ゾータク以来、11年振りにスーパー戦隊シリーズの怪人の声を演じている。

最終更新:2021年10月09日 01:09