西洋妖怪フランケン

「許せんけん!ワシより注目を浴びる機械の存在は!ストップライトじゃけーーん!」

【名前】 西洋妖怪フランケン
【読み方】 せいようようかいふらんけん
【声】 梁田清之
【スーツアクター】 日下秀昭
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの24「夏だ!西洋妖怪ぞくぞく来日!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪/西洋三大妖怪
【好きな物】 サイトシーイング
【好きな場所】 アミューズメントパーク
【攻撃力】 ★★★★☆
【不思議な技】 ★★☆☆☆
【フルパワー】 ★★★★★
【集める恐れ】 遊園地のアトラクションを強制的に止め、突然のアクシデントに怯える人々の恐怖
【妖怪モチーフ】 フランケンシュタインの怪物
【器物モチーフ】 懐中電灯

【詳細】

古来より存在する「フランケンシュタインの怪物」が長い歴史の中で更に進化した姿。自称「西洋三大妖怪のエース」。

腹部のストップライトを照射し、どんな機械も強制的に機能停止させる能力を有する。
他にも両肩などの全身のライトから攻撃用の光線を発射し、驚異的な怪力を駆使した猛攻を得意としている。

有明の方に雇われた「西洋三大妖怪」の筆頭として動き出すが、任務の前に「仕事の前に観光をしたい」という我儘な条件を突き出し、引率役を自ら引き受けた十六夜九衛門の案内で日本観光(スカイツリーや浅草観光、回転式ジャパニーズ寿司完食、キャラクターグッズ物色など)を堪能。

その後、諜報員として天晴たちの周囲で暗躍していたジュッカラゲの耳打ちを受けた九衛門に誘導され、彼らが家族サービスを満喫していた遊園地に場所を移す。
そこで目の当たりにした数々の「絶叫マシーン」に対し、「(人間の作った機械の分際で)自分よりも『恐れ』を集めてる」と憤慨して「ストップライト」を放射。次々とマシーンを緊急停止させ、乗客を危険な状態に追い込むことで『恐れ』を生み出した(九衛門も本来はニンニンジャーを標的にするだけのつもりだったらしく、予想外の収集に歓喜していた)。

異変に気付いて駆け付け、マシーンの中で往生していた人々を避難させたニンニンジャーたち(風花と霞のみ後述の理由で不在)と対峙すると、自ら名乗り交戦する。
圧倒的なパワーで4人の攻撃を寄せ付けなかったが、余りにも傲慢で彼らの存在など眼中になく戦意を失ってしまい、その様子を監視して不快に思う有明の我儘で九衛門が巨大妖怪ガシャドクロを召喚。

それに対抗しようとアオニンジャーとスターニンジャーが召喚したドラゴマルとロデオマル、そしてその2体とバイソンキングバギーも合体したバイソンキングドラゴの登場に、「自分より目立ってる」と嫉妬して「ストップライト」を照射し、ロボの動きを封じてしまう(序にコクピットが電子ロックらしく、操縦していた2人も閉じ込めてしまう)。

その後、風花への誤魔化しが困難になったモモニンジャーが助太刀に現れると、彼女とキニンジャーが自身を引き受けているうちにアカニンジャー(シノビマル)がバイソンキングからバイソンドラゴソードを拝借し、追加召喚したサーファーマルの援護攻撃と「ハリケンジャー」手裏剣から繰り出す「空駆け破天荒斬り」でガシャドクロを撃破するが、やはりシノビマルにも「ストップライト」を当てて行動不能にさせてしまう。

しかし、その「ストップライト」に打開策を閃いたアカニンジャーが超絶に強化変身し、勝負を挑んでくる彼に対し、「ストップライト」を放射。
自ら囮を引き受けたアカニンジャー超絶の耐久作戦に乗ってしまい、光線放射中の無防備な所を横から割り込んだキニンジャーの「じゃぶじゃぶじゃー」で発動した「鏡返しの術」によって光線を反射されて自身が停止し、続けざまにモモニンジャーのカラクリヘンゲン弓の射撃で能力の発現元の腹部の「ストップライト」を破壊され、3人が同時に発動した超絶トリプル忍烈斬を受け倒される(その際に「動けん、フランケン。残念じゃけ~ん!」と叫んでいる)。

その直後、九衛門の肥大蕃息の術によって再生巨大化する(その際に「生き返った上にでかくなるなど初体験じゃけん!」と叫んでいる)。
「スポットライト」が破壊された状態で果敢に挑むが、シュリケンジン、バイソンキング、そしてライオンハオーの三大ロボの攻撃に圧倒され、さらに覇王シュリケンジンに合体されてしまい、最期は覇王アッパレバスターを受け爆散した(その際に「ワシもスポットライトを浴びたかったじゃけん!けん、ぱ!」と叫んでいる)。

【余談】

海外から来日した妖怪だが、「フランケン」にかけてか、何故か「○○じゃけん」と広島方便で話す。

強大な妖怪ならではの高慢な性格だが、その反面狙う対象が絶叫マシーンにオトモ忍と、意外と機械に対して嫉妬深いようである(そう考えると、アミューズメントパーク(遊園地)は彼にとって「好きな場所」というよりも、むしろ真逆の「不快に思う場所」なのかもしれない)。

シロニンジャー/伊賀崎風花だけは、彼女を楽しませる「家族サービス」を完遂しようと躍起になる旋風に対する他のニンニンジャーの気遣いで、参戦はおろか、この妖怪の存在を認識することもなかった(オトモ忍の召喚や名乗りではモモニンジャーが代行)。ただし、戦闘を終えて先に帰宅していた天晴たちからは「色々と大変だった」という程度しか説明を受けていなかったが、次回のエピソードで「西洋三大妖怪」の話題を何の疑いもなく聞き入れてることから、今回の一件は後に何処かで聞かされたものと思われる。

声を演じる梁田氏はシリーズ32作目でも名前の由来が「フランケンシュタイン」の敵幹部の声を演じている。

『天下無敵』によれば、西洋甲冑イメージはグレートヘルム(十字軍時代に使用されていたバケツ状の大兜)。

最終更新:2016年07月20日 01:08