上級妖怪オボログルマ

「朧車が、おんぼろ車に成り下がったでおじゃるー!」

【名前】 上級妖怪オボログルマ
【読み方】 じょうきゅうようかいおぼろぐるま
【声】 矢尾一樹
【登場作品】 手裏剣戦隊ニンニンジャー
【登場話】 忍びの36「キンジ、栄光のスーパースター!」
【所属】 牙鬼軍団
【分類】 妖怪/上級妖怪
【好きな物】 ローラー
【好きな場所】 ハイウェイ
【攻撃力】 ★★★★☆
【不思議な技】 ★☆☆☆☆
【ペチャンコ】 ★★★★★
【集める恐れ】 なし(ニンニンジャーの抹殺→晦正影のサポート)
【妖怪モチーフ】 朧車
【素体モチーフ】 巨大妖怪ガシャドクロ

【詳細】

晦の召喚した6体のガシャドクロが牙鬼幻月の妖気を受けた2枚の封印の手裏剣と融合し、牙鬼の邪悪な妖気の影響で古来の「朧車」伝承を受け継いで変化した上級妖怪。

6体のガシャドクロが変化した堅牢な骨武者鎧を全身に纏い、巨大なローラー「朧往来(オボローラー)」で様々な障害物を踏み潰しながら走り回る事ができる。
頭部に搭載された大砲「朧決闘(オボロケット)」を発射し、行く手を阻むあらゆる物を朧往来で粉砕する無敵の超弩級戦車妖怪でもある。

ガシャドクロを素体にして誕生した為、ガシャドクロを遥かに上回る巨体が本来の姿だが、自らの意志による縮小化で等身大になれる(その場合、朧往来まで小型化できない)。

キンジが十六夜九衛門の策略によって妖刀・浦鮫の影響でオオカミオトコとなって暴走し、晦がその混乱を利用して生み出した。

その圧倒的なパワーでシュリケンジンを紙のようにペラペラに押し潰し、戦線離脱したキンジと凪を除くニンニンジャーも轢き潰してしまおうとする。
しかし、彼らの逃走先にいた晦が巻き込みかけてしまい、彼に怒られる形で縮小化し、「上級ドジ妖怪」と罵る彼に謝るが、頭部の朧決闘をぶつけてしまう。

ニンニンジャーを自ら掃除しようとする晦のサポートを行い、シロニンジャーとモモニンジャーのカラクリヘンゲン弓の射撃に押される。
更にアオニンジャ―が「火の術」と「土の術」をミックスして放った上級シュリケン忍法「溶岩の術」によってマグマに生き埋めにされるが、持ち前の実力で打ち破って脱出する。

晦の牙凌道・洒落頭で4人を変身解除に追い込み、目を覚ましたキンジと凪が合流し、変身した2人との交戦中、キニンジャーを変身解除に追い込む。
しかし、オオカミオトコの妖力の影響を自力で振り払ったキンジはスーパースターニンジャーに超強化変身し、風の術で引き寄せられ、激熱ウイニングスーパースターを受け倒される。

晦も6人揃ったニンニンジャーの攻撃に押され、スーパースターニンジャーの激熱ライトニングスーパースターで大ダメージを負う。

その直後、晦の放った肥大蕃息の術によって本来の巨大な姿に再生する。
口の中に晦を搭乗させ、ゲキアツダイオーを朧往来で押し潰そうとするが、ゲキアツダイオーにコンテナで朧往来を止められ、その隙にライオンハオーとバイソンキングを召喚された。

更に3体が覇王ゲキアツ合体によって覇王ゲキアツダイオーが誕生し、覇王ゲキアツダイオーに車勝負で挑むが、その機動性とパワーになす術もなく、覇王ゲキアツボンバーで朧往来を破壊されてしまい、最期は覇王ゲキアツ大一番を受け爆散した(上記の台詞はその際のもの)。

口の中にいた晦は辛うじて脱出するが、爆風に巻き込まれ、何処かへ吹き飛ばされた。

【余談】

一人称は「麿」。「~おじゃる」が口癖。

モチーフの朧車のルーツとして「平安時代の貴族の牛車同士の場所争いの恨み」という説があり、そこから公家言葉を使う妖怪になったと思われる。

「妖怪から妖怪が生み出される」という非情に珍しいケースの妖怪となる。

大型怪人を元に誕生した大型の怪人シリーズ36作目にも登場している所属組織怪人も器物から誕生する点と共通している)。

最終更新:2019年03月16日 12:41