ロイミュード004

「イエ~~~ス!ロイミュードに心など。全てはコピーの産物に過ぎないよ」

【名前】 ロイミュード004
【読み方】 ろいみゅーどぜろぜろよん
【演/声】 クリス・ペプラー
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【初登場話】 第38話「悪魔はなぜ進化を求め続けるのか」
【分類】 下級ロイミュード(幹部)
【序列】 004(スパイダー型
バイラルコア スパイダー
【特色/力】 圧縮エネルギー弾による射撃攻撃、重加速現象の発生

【詳細】

スパイダー型のロイミュード。
序列1桁の幹部クラスでグローバルフリーズ事件にも参加していたが、ハートによると現在は長期に渡り消息を断っており、彼からも超進化による「約束の数」の候補から外されていた。

実は108体存在するロイミュードの中で唯一創造主の蛮野博士に「支配プログラム」を埋め込まれた個体であり、彼の命令に忠実に従うコマとして用意されたロイミュードである。

物語開始15年前のクリム邸襲撃時には002(ハート)たちに同行しており、密かに蛮野から下された「クリムの記憶とデータをコピーし、一時的に『支配プログラム』や命令に関する一切の記憶を忘却しろ」という命令に従ってクリムをコピー、
以降はクリムの記憶を封印してロイミュードの一員として行動していた(蛮野が「お前たちが先にこいつを倒していなくて助かった」と話していたことから少なくとも他のロイミュードと同様に人間社会に潜伏している時期にライダーと接触する可能性もあったが、詳細不明)。

上記の経緯から人間態は黒ずくめのロングコートを着こなしたクリムそのものであり、モデルの彼と同様にエキセントリックな英語訛りで話す。
『支配プログラム』の影響も相まってその存在は一言で言うなれば「蛮野に服従したクリム・スタインベルトという名の天才頭脳」であり、その行動(開発含む)のすべてが後々のライダーたちに過酷な状況を強いている。
わざわざ支配プログラムを仕込んだロイミュードを用意するあたり、クリムの頭脳を確保しておくのが蛮野にとっては非常に重要な事柄だったのだろう。

進化態の姿を見せない(そもそも人間の感情や欲望を研究して進化する他のロイミュードと行動原理が異なる)が、ゴルドドライブ(蛮野)がドライブから奪ったドア銃を受け取って援護射撃を取るなど、戦闘でも主のサポートにおいて的確な行動をとる。
また最終決戦ではライダー達に敗北しても完全には破壊されないほどタフなボディを持つ。

ブレンの手元から蛮野が解放された時期に彼と再開し、再起動したことで支配プログラムの効果が復活。
物語の裏で蛮野と共に暗躍を開始、本編第38話ラストで本格的にその姿を見せる。
超進化したハートの爆発する程のエネルギーを遠くからクリムの姿で傍観し、「人間とロイミュードとの戦い」の行く末を不気味に仄めかしながら去っていった(この時点では彼の正体が004であることは伏せられており、その後公開される夏の劇場版との関連性を匂わせるミスリードと思われる)。

続く第39話ラストでは、「ライダーたちの協力者」という立場から掌を返した蛮野が操るライドブースターの奇襲で変身解除させられた進ノ介の前にロイミュード態で出現し、意識が朦朧としていた彼が巻いていたドライバーを強奪して撤収。
翌話の第40話で浚ったドライブドライバーのデータから「バンノドライバー」を開発し、タブレットにあった蛮野の意識をそちらに移植した。
同時に彼の命令でドライブドライバーには後々に凶暴化する暴走プログラムを植えつけており、これが『サプライズフューチャー』の物語の発端と化している(しかし、その夏の劇場版でのある経緯で暴走は未遂に終わっており、本人も『ドライブサーガ』でバンノドライバーと伴にドライブに変化が無い様子を監視していたことから作戦が失敗したことを把握している)。

その後暫くは蛮野の最終兵器「シグマサーキュラー」の開発に没頭していたのか姿を晦ましていたが、第43話でハートとメディックを手中に収めたゴルドドライブと合流し、シグマを献上する。
さらに逃走中だったブレンの下にクリムの姿でゴルドドライブとともに出現し、捕獲を試みようとしたところ、それを妨害するドライブたちと対峙し、自身の正体を語った。

そして翌話ではゴルドドライブが「約束の地」に選んだとある湖畔(実はゴルドドライブ自身が陽動で送ったダミー情報)でハート、ブレン、メディック、ゴルドドライブらの4人の超進化態が第2のグローバルフリーズの儀式を行っている中、それを阻止せんとするライダーたちからロイミュード達を護衛するように交戦。
因縁からクリムの人格を表に出したタイプトライドロンと激闘と繰り広げるが、怒りの猛攻に湖まで吹き飛ばされた。

しかし、それでもしぶとく生き残っていたが、4体分の超進化態のエネルギーをシグマサーキュラーに蓄積して真相を明かしたゴルドドライブが去り際にドライブやハートたちを電磁フィールドに閉じ込めると、蛮野への忠誠心として邪魔者の彼らをまとめて葬り去ろうとし、フィールドの中心に歩み寄って自爆しコアも爆散した。

だが、土壇場でデッドヒートマッハがバースト状態の攻撃で皆をフィールドの外へと弾き出していたことで、この捨て身の攻撃も失敗に終わった。
しかしながら、シグマサーキュラーを完成までこぎつけていたこと、さらに先の自爆による経緯で負担を強いられた剛にハンデを持たせたことと、死してなおライダーたちに悪影響を与えたと言える。

劇場版にてロイミュード108が擬態した泊エイジが見せた映像に映るクリム・スタインベルトはロイミュード004であることが仮面ライダー図鑑にて確定している。
その時腰に巻いていたのはバンノドライバーではなく通常のドライブドライバーであり、組み込んだ暴走プログラムが効果を発揮した結果、悪意が暴走したベルトさんに蛮野の支配プログラムを解除されそちらの手駒として鞍替えした可能性が高い。
そうなるとバンノドライバーが作られたどうかも怪しい上に、蛮野の存在は劇場版では全く語られていないので、そのまま葬り去られたと思われる。

最終更新:2024年03月13日 01:37