プリズナブル

「そのうち出してやるよ。テメェ等が骨に変わった頃にな!」

【名前】 プリズナブル
【読み方】 ぷりずなぶる
【声】 江川央生
【登場作品】 動物戦隊ジュウオウジャー
【登場話】 第21話「プリズン・ブレイク」
【所属】 デスガリアン
【分類】 プレイヤー
【所属チーム】 チームアザルド
【リーダー】 アザルド
【対応機種】 テツゴウシールド
【ジャンル】 脱出ゲーム
【コンボ技】 ぶち込んでやるぜ!
【メダル投入口】 胸中央
ブラッドゲーム 足枷を付けた人間を「地下牢獄」へ監禁する?
【無機物モチーフ】 囚人服、パトランプ、檻
【その他のモチーフ】 囚人、警官
【名前の由来】 囚人(prisoner)+警官(bull(米圏))

【詳細】

囚人服を彷彿とさせる、モノクロストライプの体表を持つチームアザルドのプレイヤー。

鎖鉄球(名称不明)を対象に放り投げると自動的に足枷として装着させて相手の行動を制限し、そのまま液状化した地面に鉄球の重量で「地下牢獄」まで沈下させるコンボ技「ぶち込んでやるぜ!」を持つ(自身も地面へ潜行可能)。
ただし「地下牢獄」と称しているが、実際には地中の中で空間を歪ませて自身が用意した別のエリアへ送り込んでおり、沈降した真下に直接「牢獄」があるわけではない(今回は何処かの海岸洞窟を拠点にしていた)。
また鉄球はその重量から拘束具だけでなく、手に持って振り回すフレイルとしても使える。
その他、所有武器「テツゴウシールド」は両手持ちで前面に翳してあらゆる攻撃から身を守る他、ブーメランの様に投げて通過した相手を鉄格子に閉じ込め、自身の手錠からの電撃でダメージを与える能力も持つ(ちなみに公式では「鉄壁剣テツゴウシールド」とあるが、斬撃機能はない)。

街に出現し、逃げ惑う人々に次々と鉄球を投げつけて「地下牢獄」へ連行させていたところ、駆けつけたジュウオウジャーと交戦する。
その中で出動前の諸事情(タスクからザワールドのツールの詳細について食い入るように追及されたが、実際には完成品をジニスから授かっただけで無知な自身は一切解答できなかった)から無能さを痛感して変身どころか意気消沈してた操を負ぶっていたハンデを持つライオンを狙うが、イーグルやタイガーに妨害され、攻撃対象をタイガーに変更。
鉄球の打撃でタイガーを追い詰めて最初の餌食にしようとするも、咄嗟の抵抗で脛に噛みつかれて失敗。
すると今度は、苛立ったライオンの背中から降ろされて周囲が見えずに体育座りで落ち込んでいる操に矛先を変え、彼とそれを守ろうとしたエレファントの2人に足枷鉄球を装着させて「地下牢獄」へ送り込み、自身も一緒に地面に沈んで撤退する(即座に野性開放したシャークが地中へ潜って追跡を試みるが、上記の歪んだ空間が原因で追跡ルートを絶たれた)。
さらに、ザワールド(操)を捕獲したことを知ったジニスから「精々、無様な最期を演出してやれ」という処分命令が下される(これにはナリアたちだけでなく、普段は豪快なアザルドでさえも少々動揺した口調だった)。

その後、大和たちは「牢獄」の居場所が特定できず捜索が手詰まりだったが、先刻の戦闘でプレイヤーに噛みついたタイガー(アム)の味覚から、根城が海岸近辺にあることが発覚。

一方で、「牢獄」内のタスクも同様に「潮の香り」を感じ取って出口を探索していたが、エレファントに変身してメーバを退けた彼が洞窟の出口まで辿り着くと待ち伏せして攻撃。ペナルティとしてさらに3つの鉄球をエレファントの脚に付け、出口を倒壊させて生き埋めにしてしまう。

その後、捜索区域を海岸線に絞って尻尾の感知能力で探していた残りの4人に遂に発見され、変身した彼らと交戦するが、戦闘中に突然封鎖したはずの洞窟の外壁が爆発し、脱出に成功したタスクらの誘導で他の捕獲していた民間人たちに逃亡されてしまう。

実は「地下牢獄」として選んだ洞窟内には偶然にも休眠状態の「キューブコウモリ」が天井にめり込んでおり、タスクを想う操の勇気(妄想内の犀たちの助言で導き出した、コミュニケーションが苦手で自己嫌悪するタスクに対する一方的な同類意識)に反応して覚醒したコウモリの切断能力で全員の足枷の拘束を解かれていた(操曰く「不器用同士の友情パワー」)。

変身したエレファントとザワールドも加わりジュウオウジャーが揃うと戦闘を再開するが、皆を置いて一人張り切るザワールドのウルフフォームによる至近距離からの連射攻撃、クロコダイルフォームに投げつけた「テツゴウシールド」をロッドで跳ね返される反射攻撃に圧倒され、さらに遅れを取らぬよう加勢した残りの5人の連携攻撃を浴びる。
止めにザワールドが投げつけたロッドで距離を取られた後、一方的に指示するザワールドの野性大解放とエレファントの野性解放を合体させた突進攻撃を受け爆散。

直後、現れたナリアにコンテニューメダルを投入されて巨大化し、ジュウオウキング(1・2・3)、ジュウオウワイルド(6・5・4)、トウサイジュウオーと交戦する。

3体に囲まれてもキングとトウサイの同時攻撃を「テツゴウシールド」の防壁で無力化し、怯んだ3体を投げつけたシールドから具現化した鉄格子に拘束して手錠からの電撃で苦しめる。
しかし、エレファントの指示でザワールドがキューブコウモリを召喚すると、翼に鉄格子を切断されて解放されてしまい、それぞれキューブウエポンを装備したキングのキリンバズーカ、ワイルドのクマアックスとモグラドリルの連続攻撃に持っていたシールドを弾かれてしまう。
最期はトウサイが「コウモリブーメランジュウオウカッター」を放つと、急いで落ちていた「テツゴウシールド」を拾い直して防御しようとするも、手にしたシールドが先程の猛攻を受け続けた影響でスカスカのガラクタと化していたことに困惑し、無防備な身体を左右に両断され、「お務め、ご苦労さんでしたー!」という断末魔を叫んで爆散した。

【余談】

人間たちを「地下牢獄」に入れることを中心に活動していたが、公式にもゲーム内容について説明がなく、これ自体が「ブラッドゲーム」だったのかは不明(人間たちを隔離して精神的に追い詰めるのはどちらかと言えばチームクバルの専門分野であり、上記のジニスからのリクエストがあったように人間を「牢獄」に閉じ込める下準備を経て、彼等を対象に別種の「ブラッドゲーム」を計画していたとも考えられる)。
ちなみに、以前のプレイヤーにも「人間を転送する」能力者がおり、安易に特定されない拠点に人々を拉致していた点が共通する。

『野性解放』によると、ファッションテーマは見ての通り「囚人服」で、模様パターンもそのまま「ボーダー」。これについてデザイナーのコメントは「奇しくも縦縞(ボウリンゲンのレーン)の次が横縞に」。ボディのシルエットのイメージは『ブラックRX』の怪魔ロボット「メタヘビー」。

最終更新:2017年07月19日 23:47