アイスエイジ・ドーパント

「自分が砕ける音を聞きな」

【名前】 アイスエイジ・ドーパント
【読み方】 あいすえいじ・どーぱんと
【声/俳優】 渋谷謙人
【登場作品】 仮面ライダーW
【登場話】 第19話「Iが止まらない/奴の名はアクセル」
第20話「Iが止まらない/仮面ライダーの流儀」
【分類】 ドーパント
【メモリ】 アイスエイジメモリ
【綴り】 ICEAGE
【頭文字デザイン】 凍りついた柱(I)
【モチーフ】 氷河、ヤマアラシ、雪男
【生体コネクタ位置】 不明

【詳細】

市販されている「アイスエイジ(氷河期)」のガイアメモリで片平清が変身したドーパント。

氷河期の記憶に由来する凄まじい冷気を操り、全身から冷凍ガスを噴出して池を瞬時に凍らせる他、水を持ち上げるようにして凍らせつらら状のミサイルにしたり、氷でできた自分の分身を形成することが可能。
地面を凍結させることにより、アイススケートの要領で高速移動もできる。
その能力は氷、冷気が主体であるがゆえにため高熱に弱いと思われるが、実際はヒートの発する高熱すら凍結させるほどの絶対零度の冷気を持つ。
アクセルはヒートを上回る熱量を持つため凍結はされなかったが、ダブルはヒート系のフォームで戦うも尽くその冷気に完封されてしまった。
一応効果はあったものの、HMは足元ごと凍らされて動けなくなり、HJは氷柱ミサイルでHTにメモリチェンジを余儀なくされ、無数に襲いかかる氷柱の迎撃にHTの火力も活かせない…とほぼ封殺されてしまっていた。

凍結能力で重症を追わせた芸能プロダクション社長の池田という男性が入院している病院に現れ、再び襲って凍らせようとしていたところを翔太郎達に発見され、
エンジンブレードを振り回す照井竜を軽くいなし、ダブルを凍結能力で優位に経つがヒートジョーカーにメモリチェンジしたダブルの攻撃を受けたため逃走する。
それを追いかけた照井は逃げ出す女性を目撃。
道端に落ちていた人口着色されたヤグルマギクが決め手となり、池田の得意先であるコーンフラワー・ブルーという花屋の店主である片平真紀子が浮かび上がる。

聞きこみに言った翔太郎達が風都園にいる彼女を発見。
翔太郎の質問に答えず逃げ出した彼女と入れ替わりに再び出現し、強力な冷気でヒートメタルさえ凍結させダブルを苦しめる。
だがシュラウドからドライバーを受け取り照井が変身した仮面ライダーアクセルの能力には及ばず圧倒されたため逃げ出したが、
バイクフォームとなって追跡するアクセルに追いつかれ、アクセルグランツァーを食らい砕け散った…と思われた。

だが実際は氷で作った身代わりを盾にして逃げ延びており、それを追いかけたアクセルはメモリを持つ生身の真紀子を発見。
家族の仇と思い込み彼女を殺そうとするアクセルを止めたダブルが彼女を逃がす。

上記の経緯から当初は彼の母親である真紀子がこのドーパントだと思われていたが、実は彼女自身が愛する息子を庇うために逃がすなど自ら隠蔽工作していた事が判明。
ウォッチャマンの情報から翔太郎達に正体を暴かれる。
なお、人々を襲った動機は「気にくわないから」という自己中心的なもので、ささいな事で凶行に走ったことに関して亜樹子にも飽きれられている。

ヒート系のフォームで挑んだダブルもヒートサイドの熱を凍結させられ苦戦したが、続けて現れた仮面ライダーアクセルには歯が立たずエースラッシャーを受けメモリブレイクされた。
照井は1年前に風都で発生した連続凍結事件の犯人がこのドーパントだと考えていたが、このメモリを清が購入したのは2週間前の事である、家族の仇は別人であることが判明する。
なお、このガイアメモリのイニシャルは「I」で、「W」ではない(凍結能力と事前に得ていた情報から「W」のメモリではないかと竜が考えていただけである)。

劇場版ではT2ガイアメモリの一つとして復活を果たした

劇中ではほぼ逃走中に物陰で変身し明確にメモリを身体に挿入するシーンは描写されていないため、彼のコネコタの位置は不明。
また、メモリも変身時ではなくメモリブレイクにより排出されて破損するときに音声を発するという特異なものであった(これは照井の仇である「Wのメモリ」へのミスリードを狙ったものだと思われる)。

上記の台詞は人間を凍らせるときに呟く言葉。
自分が砕ける音を聞く……まさにその状態になりかけている被害者にとってはこの上なく恐怖の言葉であろう。

【余談】

ネットムービーではバイラス・ドーパントに対して「恋の病」にかかっていた(たしかに寒気と病原菌は相性がよさそうだが、実際には氷河期レベルの低温下ではほとんどの病原菌は活動できなくなる)。

身体の中で黒い部分はマグマが冷えて固形化した状態をイメージしている。

最終更新:2022年07月05日 18:05