【名前】 |
ボルキャンサー |
【読み方】 |
ぼるきゃんさー |
【声】 |
千田義正 |
【登場作品】 |
仮面ライダー龍騎 仮面ライダーディケイド オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー RIDER TIME 龍騎 |
【登場話(龍騎)】 |
第5話「骨董屋の怪人」 第6話「謎のライダー」 |
登場話(ディケイド) |
第6話「バトル裁判・龍騎ワールド」 |
【分類】 |
ミラーモンスター |
【契約ライダー】 |
仮面ライダーシザース |
【特色/力】 |
両腕の巨大なハサミ |
【モチーフ】 |
カニ |
【仮面ライダー龍騎】
仮面ライダーシザースと契約したメタリックオレンジカラーのカニ型ミラーモンスター。
直立したカニ…というよりも、上半身がカニとなった二足歩行する怪物といった印象。
カニモチーフ故に防御力が高く、特に背中の甲羅は龍騎のドラグセイバーを受け付けない程強固なのだが、アドベントの契約カードのAPは3000と低く契約モンスターの中では最低値。
他のカードもハサミを模した「シザースピンチ」を与えるストライクベント、甲羅を模した「シェルディフェンス」を与えるガードベント、必殺技を発動するファイナルベントだけとバリエーションが少なく非常に貧相。
だが契約者である須藤が自分の犯罪を誤魔化す目的も兼ねて積極的に人を食わせていたため、本来のスペックよりも戦闘力が底上げされており、
ナイトとの戦いではAPで圧倒的に劣るはずのファイナルベントを相殺する攻撃力(ナイトの飛翔斬はAP5000なのに対しシザースのシザースアタックはAP4000しかない)を発揮した。
しかし、ナイトのファイナルベントを相殺したことで勝利を確信したシザースだったが、ファイナルベント同士が激突した衝撃で直前にナイトの一撃を受けていた自身のカードデッキが壊れてしまい、それを契約破棄と見なしたボルキャンサーはつい先程まで契約関係にあったはずの須藤も餌として捕食してしまう。
そのままナイトに襲い掛かり圧倒するが、駆けつけた龍騎のドラゴンライダーキックを受け爆散した。
ファイナルベントで発動する必殺技はシザースの背後に立ちジャンプしたシザースをバレーのトスのように打ち上げてシザースが回転体当たりを仕掛ける「シザースアタック」。
【仮面ライダーディケイド】
第6話に登場。
仮面ライダー裁判に参加しシザースのカードデッキを受け取った人物と契約。
敗北宣言で油断させた仮面ライダーベルデを不意打ちし、ミラーワールドから叩き出す事で勝利した。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
ショッカーの同盟怪人として登場。処刑広場の戦闘では龍騎を迎え撃つも斬り伏せられた。
【RIDER TIME 龍騎】
仮面ライダージオウ放送中に作成されたスピンオフ作品の1話に登場。
他の契約モンスターに混じって登場している(真司が変身ポーズを取った背景がわかりやすい)。
本作におけるシザースの変身者は石橋という若者だが、ストライクベントを使ったくらいでアドベントで召喚したり、ファイナルベントは披露しなかった。
【余談】
『龍騎』放送終了後に発売されたフィギュア玩具「装着変身」では両肩のパーツをシザースと換装できるという独自のギミックが存在した。
一方、ハサミ(シザースピンチ)はシザースに装備させる事は出来ない。
放送当時発売された格闘ゲームでは、使用可能キャラの1体として登場。
小学館の書籍『仮面ライダー龍騎 超全集』では全契約モンスター(
サイコローグ含む)の中で唯一ボディ図解が掲載されていない。
このボルキャンサーは登場した数多い契約モンスターの中でも「契約者を食った」唯一の個体。
仮面ライダーシザースの登場はたった2話と非常に少ないが、その最後から印象に残るライダーとなっており、
同様に契約モンスターであったこのボルキャンサーも印象深い存在となっている。
なお前述した唯一契約者を捕食したモンスターではあるが、長期間餌を与えなかったことで契約が続いているにもかかわらず
ベノスネーカーを始めとする王蛇が契約したミラーモンスター3体は浅倉を食べてしまおうと狙っていた時期がある。
ドラグレッダーのように契約者と良好と思える関係を築くモンスターもいるが、これは極めて稀なもので、基本的には仮面ライダーと契約モンスターはあくまでギブアンドテイクの関係であって、
ミラーモンスターからしてみれば、契約者は餌を運んでくる餌のようなものでしかないのだろう。
ボルキャンサーとシザースの最期は、仮面ライダー龍騎における、「仮面ライダー」がどういう存在であるかを短期間ながら視聴者にこれ以上無いほどわかりやすく見せつけてくれた存在であったと言える。
他の見方としては、「積極的に人間を食べさせられていたことで、人間の味を覚えてしまい、契約が終わった須藤が餌にしか見えなかったのでは」というのもある。
最終更新:2022年08月20日 02:08