クグツ

【名前】 クグツ
【読み方】 くぐつ
【俳優】 村田充(男)
芦名星(女)
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
【初登場話】 十一之巻「呑み込む壁」
【分類】 不明
【名前の由来】 傀儡

【詳細】

洋館の男女によって生み出された彼らの分身。

魔化魍童子と姫を人工的に作り出す役割を持ち、目線を隠す鍔広帽に全身を覆うローブ、口元をマスク、両手は手袋をはめているととにかく全身を黒い衣装で覆い隠しており、鍔広帽とマスクの間からわずかに目線が見える程度。

またストールを巻いており個体によって色が紫から暗い赤など差異がある。
男女の個体が存在し、装束が覆い隠しているため分かりづらいもののそれぞれ造物主と瓜二つの姿をしている。

基本的に森の洋館内部で実験を繰り返している男女の分身として館の外で活動するために作られており、手にする様々な計器が取り付けられた杖を使い魔化魍に童子と姫を各地で作り出している。
担当が異なるのか、黒い衣装のクグツは巨大な魔化魍を生み出し、白い軽装のクグツは夏になると活動を開始し等身大の魔化魍を作り出している。

魔化魍を生み出す際には手にした杖に自身の体液を注いだ試験管を装着。
その土地に杖を突き刺して体液を流し込むことで童子と姫が誕生。やや遅れて幼体となる魔化魍が出現する場合もあるが、仮面ライダー図鑑では魔化魍を生み出すことに関しては触れておらず、童子と姫を生み出すことに関して記述されるのみであることから、クグツの場合生み出せるのは童子達のみで、魔化魍はその現地にいる原生生物を彼らがメタモルフォーゼさせ怪物として育て上げているとも考えられる。

試験管には蜘蛛やカニのハサミなど、生物組織を入れる様子もいくつか確認でき、ツチグモやバケガニなど実在生物の関連する魔化魍の童子達を生み出す際にはそうやって指向を調整する模様。

洋館の男女の手足となって働く存在であるため、洋館内部には男女問わず何人ものクグツが歩き回っており、男女からは「クロ」などと呼ばれている。
男女が実験を行う際には現地でこのクグツが実行しており、童子達の改良などもそれに含まれる。
武者童子の実験に失敗したため28之巻では女の黒クグツが自ら謎のイガイガを飲み込み、爪で身体を突き刺し体液を直接試験官に注ぐことで強化された完成版の武者童子を作り上げた。

直接戦闘を行うことは稀だが、自身は強い念動力を用いた攻撃を行う事ができ、相手の動きを封じて吹き飛ばしたりプレッシャーを発して相手を威圧するなどしている。
また念動力で引き寄せたディスクアニマルを握りつぶすなど強い握力は持っているようだ。

童子達との意思疎通も行っているようだが、言葉を発する機能があるのかは不明。
テレパシーのようなものを使うのかもしれない。
中盤で「人員整理」と称し、スーパー童子とスーパー姫の手で全て始末された。

【余談】

本編で「クグツ」という名称が判明する以前は書籍などで「死神のような男」と表記されていた。
なおこの名称は鬼側でも把握して使っているものであり、黒と白の個体がいるのも把握している模様。

最終更新:2023年07月27日 23:55