冥獣トロル

蒔人「前に母さんが倒した奴と同じ種類の冥獣か!」

【名前】 冥獣トロル
【読み方】 めいじゅうとろる
【声】 塩野勝美
【登場作品】 魔法戦隊マジレンジャー
【登場話】 Stage1「旅立ちの朝~マージ・マジ・マジーロ~」
Stage9「炎の友情合体~ジルマ・マージ・マジ・ジンガ~」
【所属】 地底冥府インフェルシア
【分類】 冥獣
【得意能力】 腕力
【ニックネーム】 腕力のトロル
【怪物モチーフ】 トロル

【詳細】

巨人族の末裔との噂がある冥獣

筋肉質な巨体を持ち、自身より大きい岩石をも軽々と持ち上げる事のできる太い腕を持つが、小さな頭部には脳みそがほんの少ししかないことから知能が低い。
動く物にはすぐに興味を示し、片っ端から掴まえては投げ飛ばすという短絡的な行動しか取れず、ただのボロ布のように見える服があまりに古くなっている為、「そろそろ新しい服を誰かから奪いたい」と思っているが、自身に合う大きさの服を着ている獲物がなかなか見つからない事に悩んでいるという。意外に考えてる気がする。

そういった考えを持って行動しているためかどうかはさておき、トロルは来ている服の質によって個体の強さを判別できる。
良い服というか、より広い布面積を持つトロルはそれだけ衣服を傷つけず勝ち残ってきたという現れであり、より強いトロルといえる。

【Stage1】

インフェルシアの復活によって真っ先に地上界に送り込まれ、住宅街に出現すると暴れ始める。
深雪が魔法変身したマジマザーを自動車で押し潰そうとするが、最期は彼女の」氷魔法で氷漬けにされると砕け散った。

【Stage9】

Stage1の個体と種族は同じだが、別の個体で良い服を着ている。
上記の通りトロルは着ている服の質によって強さが判別でき、このトロルは戦闘において相手を寄せ付けなかった証拠を示し、強い事を意味している。

Stage1同様出現と共に街中で暴れ回るが、これまでの戦いで成長したマジレンジャーに何の抵抗もせず、最期はファイブファンタスティックキックを受け爆散した。

しかし敗北後魔導騎士ウルザードの魔法によって復活。
さらにウルザードがマジレンジャーから奪った「魔神合体の魔法」を与えられたことで大幅にパワーアップを果たし、冥獣ストーントロルとなった。

【余談】

モチーフとなったのはトロル。

ヨーロッパの伝承に登場する妖精、もしくはファンタジー作品に登場する架空の種族を指す。
「大きな体」や「怪力で動きが鈍い」と言った要素で描かれることが多い。
一方、妖精としてのトロールは、北欧神話に登場するもので、巨人であったり小柄な老人だったりと一定したイメージが存在しない。
日の光に当たってしまうと石になってしまうと言われ、強化体の名称にもそれが採用されている。

トロルモチーフの怪人は恐竜戦隊ジュウレンジャーに登場したブックバック以来であり、後に騎士竜戦隊リュウソウジャーにてトロールマイナソーが登場するまでトロルモチーフ怪人はいなかった。
全体的に見てもトロルをモチーフとした怪人は少ない。

スーツは後に『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』の再生ツクモガミの1体にリペイントされた。

最終更新:2024年03月24日 00:53