アントホッパーイマジン(アリ)

「やはり子供だな…ムキになりすぎる」

【名前】 アントホッパーイマジン(アリ)
【読み方】 あんとほっぱーいまじん(あり)
【声】 鳥海浩輔
【登場作品】 仮面ライダー電王
【登場話】 第31話「愛(アイ)・ニード・侑(ユウ)」
第32話「終電カード・ゼロ!」
【分類】 イマジン
【契約者】 藤代裕也
【契約内容→解釈】 野上愛理を連れてきてほしい→自らが藤代に憑依して愛理を攫う
【童話】 アリとキリギリス
【イメージモチーフ】 アリ、キリギリス
【特色/力】 スコップ型の武器、アントホッパーイマジン キリギリスとの連携
名前の由来 蟻(英:Ant)+跳ねる(英:Hopper)+イマジネーション+魔人

【詳細】

良太郎の姉である愛理に横恋慕していた藤代裕也と契約し、童話「アリとキリギリス」からアリとキリギリスのイメージが混ざりあった形で現出したイマジン

契約者の願いを叶えるためではなく、イマジンの活動を阻害する電王を始末する事を目的としているため現代人との契約もあくまで実体化を果たすための手段に過ぎない。

アントホッパーイマジンは同じイメージを共有しながらも複数の個体が同時に出現した珍しいタイプのイマジンであり、こちらは実直な性格のアリの個体。
自由気ままなキリギリスに対して冷静な指示を飛ばす司令塔として動く他、先端が刃になったスコップ型の武器を扱い、高い身体能力と冷静な状況判断能力を使って優位に戦闘を行う。

初戦では電王ガンフォームを遮蔽物の多い工場跡地へとおびき寄せ巧みに挑発しつつ圧倒。トドメを刺す一歩手前まで追い込んだ。
だが、デネブの乱入で逃がしてしまったため、契約者である藤代の身体を乗っ取って(オールバックに眼球全体が漆黒という恐ろしげな風貌に変化)愛理を攫い、電王とゼロノスをおびき寄せることに成功する。
この際、狙ったものか律儀に契約を叶えようとしたのかは不明だが、「自分のもとに野上愛理を連れてくる」という当初の契約を果たす形で行動していた。

姉を助けるためやってきた良太郎とデネブを相手取るも、そこへゼロノスカードが残り1枚を使い果たしたはずの桜井侑斗が駆けつける。
そして最後のカードを使い侑斗が変身した仮面ライダーゼロノスと戦い始める。

高い戦闘力を活かしてゼロノスアルタイルフォームに対し優勢気味に戦っていくが、最期はゼロノスが発動したグランドストライクに押し切られる形で爆散した。

【余談】

イメージソースはイソップ童話の一つである「アリとキリギリス」。
その蟻とキリギリスを混ぜ込んだデザインとなっている。性格面では蟻がモデル。

明確に「電王の始末」という過去に飛ぶ以外で実体化を果たした初めてのイマジン。
そのため過去に移動しておらず現代で倒されたのだが、バットイマジンのように契約者のイメージを使って身体の修復を行うようなことはなく、
倒されたまま退場することとなった。
分裂して別々の個体が出現するという、珍しい実体化を果たした影響なのかは定かではない。
なお、同様に複数の個体が一度に実体化したイマジンはピギーズイマジンがいるが、そちらはこのイマジン達と異なり、本当に兄弟らしい。

この戦いでゼロノスは自分の持っていたカードを全て使い切ってしまうことになり、少しの間戦闘に参加できなくなってしまった。
後にカードは補充されたが。

仮面ライダー図鑑では「アントホッパーイマジン アリ」名義で登録されている。
「分裂するタイプのイマジン」として紹介されており、元々は一つのイマジンだったものがイメージソースの影響で分裂した模様。
「完全超悪」でのデザイン画によると、「二重人格」のイマジンを想定してデザインされたようだ。
ベルトのバックル部分が陰陽図になっているのは回転することで人格の切り替わりを示す予定だった模様。
実際にはスーツが2着用意されたのはデザイン担当も驚いたとか。

最終更新:2023年12月12日 02:18