モモタロス

「俺、参上!」

【名前】 モモタロス
【読み方】 ももたろす
【声】 関俊彦
【スーツアクター】 高岩成二
【登場作品】 仮面ライダー電王シリーズ
仮面ライダーディケイド
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER
【初登場話】 第1話「俺、参上!」
【分類】 イマジン/タロウズ
【契約者】 野上 良太郎
【契約内容】 最後まで一緒に戦って欲しい→言葉通りに受け取り、良太郎と共にカイが率いるイマジン軍団と戦う
【モチーフ】 赤鬼、モモ
【童話】 桃太郎

【詳細】

未来からやってきた未来人の精神体が、野上良太郎の思い描く「桃太郎」から赤鬼をイメージして現出した姿。
仮面ライダー電王の名を冠する全てのシリーズに登場する人気キャラで、電王の顔を務めることが多い。

これは敵イマジンのほとんどに共通して言える事だが、破壊衝動が強く好戦的な性格。
だが頭があまりよく無い為に周囲から弄られる事が多く、ボケ役を務める事が多い。

【憑依】

良太郎に憑依すると「M良太郎」と呼ばれる姿に変化。髪の毛をオールバックにし赤い髪が一房交じる不良のような外見になり、体つきもやや筋肉質になる。
性格、身体能力がモモタロスのそれに変化する為、良太郎とは思えない程の力や乱暴者となるが、本体の体力が貧弱なため、あまり無理すると良太郎は少しの間筋肉痛に悩まされる事に(キンタロスほどではないが)。
基本的に誰に憑依してもオールバックに赤い髪が一房混じるのは変わらず、『クライマックス刑事』では渡に、『ディケイド』では士&ユウスケに憑依したがM良太郎とほとんど変わらない髪型だった。

『レッツゴー仮面ライダー』でアンク(が憑依している泉信吾)に憑依した時のみ、頭頂部の髪が編みこまれた中に赤い髪が所々に混じった複雑なものになっている。既に別に憑依している存在がいたせいだろうか。

【性格】

典型的な乱暴者。
戦う、というより暴れるが好きで、特に派手に暴れまわるのを好む。
戦闘開始の際の上述の名乗り文句にはじまり、「最初から最後までクライマックス」など派手に見えるセリフや立ち振舞を取るため初対面の相手は面食らうこともしばしば。

好物はプリンで、プリンを前にすると子供のようにはしゃぐという無邪気な一面もある。
逆に犬が大の苦手で、それが小さな子犬や犬の形をした置物であろうと目にした途端にビビッて激しく取り乱してしまう。

また、人、イマジンの名前を間違って憶える癖があり、デネブを「オデブ」、テディを「天丼」というようにかなり苦しい聞き間違いから、海東 大樹を「ダイオキシン」というありえないレベルの間違い方をしている。
以降は本人が訂正しても憶え直す気が無いのか間違った名前で呼び続けている(デネブとテディにいたっては、その間違った名前がデンライナーの他のイマジン達の間でも定着してしまっている)。
鬼の姿をしているにも関わらず、本人は自覚が無いのか他の鬼を見ると気味悪がる(ディケイド客演時)。

【仮面ライダー電王】

良太郎とは契約していないものの、一番初めに憑依したイマジンであるため彼との絆は非常に強い。
だが、憑依当初は彼の身体を勝手に使って好き放題に暴れており、それが彼の逆鱗に触れたがカメレオンイマジン戦を経て和解。
その後、他のイマジン達も増えてきた為性格も徐々に軟化していった。

最終決戦前では自らが消える事も厭わず良太郎と共に戦い抜き、カイ一味を全滅させ、TVシリーズ完結後も電王の顔としてしばしば登場している。

【仮面ライダーディケイド】

「電王の世界」と、ディエンドが召喚した電王ソードフォームをファイナルフォームライドさせたデンオウモモタロスとして登場。
別個体ではあるが、その世界の斬鬼、威吹鬼を見て「何だ何だ鬼だらけじゃねえか、あー気色悪っ」と口にしたり、呼び出したディエンドに扱いのひどさに関して文句を言うなど、他の召喚されたライダー達とは違う反応を見せた。

その後、ディエンドに指示されたとおり斬鬼達に立ち向かっていくが、生身の人間には威嚇するだけにとどめ、鬼達と戦うも、突然現れた牛鬼の体当たりに弾き飛ばされ木に頭をぶつけそのまま消えていった。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

体内からイマジン・コアが出現した。
劇中では他にもモモタケンという武器に変身している。

【平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER】

仮面ライダー電王からのレジェンド出演として他のイマジン、デンライナーのオーナーと共に登場。
ティードが行った歴史改変の影響を受けておらず、野上良太郎と共にアナザー電王を撃破している。

その際、良太郎に告げたセリフは電王シリーズのファンであれば感涙モノ。

最終決戦でもおそらくそのまま電王として参戦しており、逃げ惑う人々を物ともせずデンガッシャーを肩に担いで突切り、戦闘員軍団を瞬殺。
アナザーアルティメットクウガを追ってマシンデンバードで移動し、久しぶりの俺の必殺技パート2で行く手を塞ぐ戦闘員達を蹴散らした。

そして他のライダー達と共にデンライダーキックでアナザーアルティメットクウガ撃破に貢献している。
同映画では人々の記憶から仮面ライダー達が蘇ったのに対し、数少ないオリジナルが参戦した仮面ライダーとなっている。
またオリジナルのライダーがアナザーライダーを撃破したのも初。最も撃破したのはロッドフォーム(=ウラタロス)であり、ソードフォームの必殺技ではなかったが。

【余談】

声を演じる関氏は特撮作品での出演は今作が初となる。

スーツはシリーズの枠を越え海賊戦隊ゴーカイジャーに登場した賞金稼ぎキアイドーに改造されている。
その後も度々モモタロスが登場しているため、アクション用スーツのうちの一着が改造に使われたと思われる。

最終更新:2022年04月28日 10:25