水のエル

「アギト、お前は一度死んだ筈だ。この私の手で…!」

【名前】 水のエル
【読み方】 みずのえる
【声】 梁田清之
【登場作品】 仮面ライダーアギト
オーズ電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
【初登場話】 第35話「謎の救世主」
【分類】 アンノウン/エルロード
【特色/力】 怨嗟のドゥ・サンガ、風圧攻撃
【モチーフ】 クジラ

【詳細】

クジラに似た超越生命体。

打ち据えた人間の身動きを封じる「怨嗟のドゥ・サンガ」と呼ばれる武器と、強力な念動力を備えるエルロードと呼ばれる高位のアンノウンの一人。
仮面ライダー図鑑では手のひらから高圧の風を放つとされている。

アギトの物語では初めて現れたエルロード。

光の力を追ってあかつき号に現れ「あかつき号事件」を引き起こした張本人で、その時はアギトの力を覚醒させた翔一の抵抗も物ともせず彼を海に叩き落として記憶喪失にした原因。
その後、乗客の1人だった関谷真澄に憑依して同事件の関係者を次々と殺害し、オーヴァーロードの手で復活、その際に真澄自身も死に追いやった。

翔一にとっては死の象徴的な存在で、断片的に蘇った記憶で苦しんだものの、真魚の励ましで奮起したアギトと交戦。
覚悟を決めた事により得たバーニングフォームにはなす術もなく、バーニングボンバーを受け致命傷を負った。

だが、光球となってその場を逃走し、オーヴァーロードの体内に入った事でさらなるパワーアップを遂げ水のエル強化体として三度復活を果たす。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

改変された世界の2011年でショッカー主催の世界会議へ「アンノウン(ロード怪人)の代表者」として出席した。

ジャーク将軍大神官ダロムが「人類の根絶」を主張した際、否定的な様子を見せた。

仮面ライダーに倒されたり、岩石大首領が起こした地割れに飲まれる描写はない。

オーヴァーロードを差し置き、ロード怪人代表になっている理由は関連書籍などでは触れられておらず明らかにされていない。
(ただし、ショッカーの同盟になった組織の多くが、その組織の幹部クラスの者を代表としている(先のジャーク将軍や大神官ダロムもクライシス皇帝や創世王という組織の頂点を差し置き代表となっている)ため、あくまであの会議での代表者と思われる。

【余談】

この水のエルだけが上位アンノウンの中である意味「仲間外れ」なモチーフになっている。

アンノウンやオーヴァーロードがキリスト教の「天使」や「神」をモチーフにしている傍ら、同宗教にはイエス・キリストに仕えていた12人の使徒、その中でも4人の有名な使徒が存在する。
彼らを象徴する存在がそれぞれ
更に―
ルカ=ウシ
と動物に例えられているが、キリスト教の使徒にはクジラを象徴とする者は存在しない。

小学館の幼年誌『てれびくん』のマンガ版では氷川に押さえ込まれたところをシャイニングライダーキックとエクシードヒールクロウを同時に受け倒されており、それが最終回となった。

最終更新:2023年07月27日 01:56