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それは――近くて遠い未来。
長すぎる戦争の爪跡は大地を汚し、世界は静かな衰退の季節を迎えていました。
人の消えた街、魚の住めなくなった海、遙か昔の兵器。
それでも空には光があふれ、どこからか金属の音色が高らかに響き渡ります。
用語集
- 【参考記事】
ヘルベチア共和国
- 主人公のカナタたちの住む国
- 数百年前の大規模戦争で文明レベルは後退している(文明レベルは18世紀末か19世紀くらい。例えば無線技術などは壊滅。ラッパが実用的な通信手段に。)
- 長い間、隣国と戦争をしていたが半年前から休戦中
- その国名と国境線の形はスイス(ラテン語名:Helvetia)が元ネタ、という推測が出されています
セーズ
- ヘルベチア共和国の、戦闘とは無縁な辺境トロワ州にある国境の田舎町
- ヘルベチア共和国の西側国境沿いに位置し、国境の向こうには崖を挟んでノーマンズランド(不毛の大地)が広がっている、どん詰まりの最果ての地
- 断崖沿いに築かれた町で、坂も多い
- ガラス工芸が盛ん
- 大きなダムがある
- モデルとなったのは、スペインの中央に位置する世界遺産、歴史的城壁都市クエンカ
時告げ砦
- セーズの街の駐留部隊・第1121小隊の駐屯基地
- 名前の由来は、リオたちのラッパが朝夕の時刻を知らせるため
- セーズの街で唯一の有線電話が一台ある(首都につながるホットライン)
- モデルとなったのは、歴史的城壁都市クエンカのサン・パブロ修道院とアラルコン要塞
第1121小隊
- カナタが配属された、セーズの街の駐留部隊
- あまり重要視されていない辺境地域の国境警備部隊
- セーズのお荷物部隊とかお飾りとか言われてるらしい
- 多脚砲台"タケミカヅチ"が配備されており、いちおう戦車小隊
- 隊員は5人:フィリシア少尉(隊長)、リオ曹長(通信士)、ノエル伍長(整備&操縦士)、クレハ二等兵(砲手)、カナタ二等兵(通信士見習)
- 「最小編成だが少数精鋭!」(byクレハ)
- 配備:戦車1、重機関銃1、軽機関銃2、小銃4、拳銃5
- フィリシア隊長のルールで、階級では呼び合わないことにしている
- 主な任務:西側国境の警備と水源確保(セーズの街のダム)
- 女の子だけの部隊であり、セーズの街のアイドル的存在で、「水かけ祭り」の主役も務める
タケミカヅチ
- ヴェクタ零式自立歩行戦車「タケミカズチ」
- 第1121小隊に配備されている多脚砲台
- 零世代の戦車と呼ばれる旧時代の遺産(ヘルベチア国内にも10機と残されていない)
- はるか昔には、伝説的な強さを誇ったらしい
- 現在は動かず、目下ノエルが修理中(脚が付いていない状態)
- 【設定画】タケミカヅチ|ソ・ラ・ノ・ヲ・ト スタッフブログ
炎の乙女
- セーズの街に古くから残る伝説
- 街を襲った悪魔から、命をかけて人々を救った5人の少女たちの物語
水かけ祭り
- 悪魔から街を救った少女たち"炎の乙女"を称えたお祭り
- 祭りの主役「炎の乙女」役は、毎年、第1121小隊のメンバーからくじ引きで選出
フィーエスタ・デュ・ルミエール
- フィーエスタ・デュ・ルミエール(Fiesta du Lumiere:スペイン語、フランス語混成)はヘルベチア南部特有の行事。
- 夏一定期間死者の魂が現世に還ってきているという民間信仰に基づき、その魂を送り返す目印として川に灯籠を流す。
- 地方によっては同様の祭りをお盆とも呼ぶことがある
(七話FAQより引用したものに補足)
+ | 関連やりとり |
ラッパ
- 無線技術が壊滅した世界なので、実用的な通信手段の一つとして返り咲いている
アンティークショップ「ウィンドミル」
- ナオミが店主を務める骨董店
- モデルとなったのは、歴史的城壁都市クエンカの宙吊りの家
イデア文字
- 日本語の文字(ひらがな・漢字)と推測される。かつてはセーズを含む一帯で使用されていたようだが、現在は読めるものはいない模様。日常で使われている文字はフランス語で、おみくじに書かれた漢字「大吉」の文字にもフランス語のルビが振られている。
Paradores
- 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の原作者名
- 「パラドーレス」と読み、Parador(パラドール)の複数形
- スペイン・ロケハンで宿泊に利用したクエンカ旧市街のサン・パブロ修道院を改修した"パラドール"(スペイン独特の国営ホテル)で、たくさんのアイディアが生まれ、そしてこの場所が物語の中心舞台となることにちなむ
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