選定基準
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ukeoi
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選定基準
請負会社選定基準は、切り口により選定項目が変わりますが、ここではクライアント視点で特に重要と思われる項目について記載しています。
1.コンプライアンス
法令違反で顕在化する事例の大半が人に関する問題で、シビアな対応が必要であり、問題が発生すると本業どころではなくなるケースもあります。 コンプライアンスを確保できる請負会社を選定することが重要です。
2.品質重視志向
請負会社が成長を続けていくためには、他社との差別化を図る必要があります。 差別化のためのサービスの高付加価値化の手段として最もクライアントにアピールできるものは業務改善による生産性の向上であります。 業務改善による生産性の改善は、請負会社の業務運営体制や継続的な教育訓練を行うことによる技能水準の向上が大きなポイントであり、請負会社選定の重要な要素です。
3.雇用リスクの分散
請負会社が少数の取引先に依存しすぎると、その取引先の業績が悪化して労働力需要が大きく減少した場合に、取引先と共倒れになってしまうという危険を伴います。 また、特定の産業に特化している場合も、特化している産業が半導体のシリコンサイクルのように繁閑の差が激しい場合には、同様の危険を伴います。
4.コスト
請負会社におけるコストは、請負単価に反映されます。 従って低コスト体質の請負会社を選定することは重要な要素となります。 コストに影響する主な項目を下記に示します。
- 本社等請負現場支援組織の割掛け費
- 人材調達費
- 常駐管理者の業務遂行能力
- 従業員の定着率
- 従業員の多能工化
5.請負業務の拡大
請負業務の拡大とは、現在請負中の業務をベースに縦の拡大または横の拡大に対しての技術的・技能的ポテンシャルの大小を評価するもので、その優劣はクライアントにおける請負業務比率の拡大に影響を与えるものとして請負会社選定の重要な要素となります。
①縦の展開
縦の展開とは、請負う製造業務を現在主となっている単純作業から、より高度な技能を要するものとして拡大していくことであります。
②横の展開
横の展開とは、請負業務の幅を製造業務以外にまで拡げていくことであります。
■請負wikiの作成者プロフィール
池田雅之
NECで設備設計・製品開発・管理・製造部長等経験、その間ISO監査員・PEC山田先生指導のトヨタ生産方式インストラクタ等の資格を取得。
50代半ばで退職後人材派遣業界のコンサルタントとして請負化・業務改善・教育等の業務に従事し現在に至る。
50代半ばで退職後人材派遣業界のコンサルタントとして請負化・業務改善・教育等の業務に従事し現在に至る。
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