PhotoImpactとは、かつてCorel社が販売していた写真加工ソフトウェアである。最終バージョンは 13
概要
PhotoImpact は、レイヤー機能やフィルタなどをはじめとして、コンピュータグラフィックスに要求される様々な機能を搭載した多機能なWindows用グラフィックソフトである。
高度な画像編集機能を有しており、フォトレタッチ、画像処理、イラストレーションなど、様々な用途に使われる。フィルタ(2500種以上)やオブジェクト(700種以上)、フォトフレーム(300種以上)などが大量に同梱されているのが特徴で、VideoStudioやDVD MovieWriterといった同社の他のソフトと連携ができるように設計されている。
歴史
PhotoImpact イメージ編集とWebページ作成の両方に対応した最初のグラフィックソフトウェアであり、ベクタ2Dと3Dグラフィックにペインティングが可能である。
当初、ユーリードは PhotoStyler を開発、販売をしていたが、1994年、同ソフトがアドビシステムズに吸収されてしまい、販売が不可能に。そこで新たに開発、発売したのが PhotoImpact(Ver.3)で、以後開発、販売が継続され、今では Adobe Photoshop の競争相手として名が知られている。
2005年にインタービデオに買収され、更に2007年にコーレルに買収されていた。 そのためか、名称が「PhotoImpact」から元ブランド名が足された「Ulead PhotoImpact」に変更されている
2010年4月に発売されたPaintshopPhotoPro X3に、同ソフトの「オブジェクトの抽出」機能が移植された。
2012年1月現在、店頭から姿を消し、公式サイトでのダウンロード販売のみに
2019年 サイトからも消えてしまいました。
特徴
有名なフォトレタッチソフトであるPhotoshopや、同社発売のCorel Paint Shop Pro などよりも容量、動作ともに軽く、なおかつRAWデータの対応数が多いが、オブジェクト(競合ソフトにおけるレイヤーに相当)が若干特殊なため、Photoshop などの操作に慣れていると、若干戸惑うかもしれない。
JPEG 、PNG 、GIF などの一般的な画像ファイルフォーマットに対応しているほか、オブジェクトの関係を維持したままで可逆圧縮が可能な独自のファイル形式(拡張子UFO) での保存が可能である。
同梱ソフト
バージョンによっては Cool360(パノラマ写真作成ソフト)、Ulead GIF Animator (GIF 動画作成ソフト) などが付属しており、ホームページの動画バナーなども作れるようになっている。また最新バージョンである X3(13)ではMediaOne(写真管理ソフト)、Painter Essentilas 3 (ペイントソフト)が同梱されている。
どこで入手できるの?
かつてはコーレルの公式ホームページにてダウンロード販売されていましたが、現在はオークションなどで購入するしかありません。
OS対応などを考えるとPaintshop Proを検討したほうがよいかもしれません。
OS対応などを考えるとPaintshop Proを検討したほうがよいかもしれません。